29.本当にこの時代を舞台にした物語で伝えたいテーマやメッセージがこの監督にはあったんでしょうか、アンドレイ・タルコフスキーごっこをやりたい以上に創作の動機があったとは思えません。これを見ても当時のアメリカの先住民と入植者の関係や毛皮貿易についての理解が深まるわけでもありません。白人とインディアンに対する見方もダンス・ウィズ・ウルブズの頃からそう進歩したものでなく、既存の西部劇のイメージから逸脱するものでもありません。斬新と言えるのはあのクマのシーンぐらいでしょうか。アート系監督を気取るにはビジョンが陳腐で貧弱すぎると思いますよ。大自然の美しい映像も生々しくグロテスクな描写もそれらを撮るのにスタッフがいくら苦労したところで何らかのテーマに沿って構成しなければ空虚なだけですよ。 |
28.見応えのある復讐劇だった。レオ様おめでとう。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2023-10-10 18:01:48) |
《改行表示》27.ディカプリオの主演男優賞、おめでとうございます。 マルチで器用な役者を証明しました。 大自然の過酷さと映像美に圧倒されるが、復讐に燃えるディカプリオの迫真の演技が負けていない。 極限のサバイバルで生き様を見る。こういう映画は好き。 |
《改行表示》26.ディカプリオの演技が見たくて視聴。 あらためて、オスカーを受賞したディカプリオは「天才」なのだと痛感できる作品になっています。 彼の演技はもちろん、映像美がとても素晴らしく、映画の中で「神」がどのような形で表現されているのかというところにも目が離せません。 ただ、ストーリーそのものがあまり好みではありませんでした。評価を下げてごめんなさい。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-11 19:20:26) |
《改行表示》25.ディカプリオも本当にガンバってるのはよくわかるんですけどねー。しかし何と言ってもあの、クマですよ、クマ。あのクマに何か賞をあげて欲しいですねえ。CGであったとしても。。。思えばあの、クマが人間を襲う映画のはずなのに全く襲ってる感の無かった『グリズリー』(76年米)。せっかく一部のシーンで本物のクマを登場させても着ぐるみクマさんが映画の印象を一変させてしまう『リメインズ 美しき勇者たち』(90年日)。死屍累々たるクマ映画の世界に、ついに驚くべき作品が誕生し(クマ映画じゃないけど)、これまでの数々の無念を晴らしてくれました。 このクマシーンに加え、驚かされるのが長回し撮影。そんでもって、被写体に接近して舐めるように撮影するカメラの肌感覚に、ゾクッとさせられます。 でまあ、そこまでの映画、というか、復讐のためのサバイバル、舞台は壮大ながらオナハシは小さいもんで、ちょっと収まりが悪いのですが、それでも観る者を圧倒するには、充分な作品と言えるでしょう。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-12 16:46:15) |
《改行表示》24.映像は素晴らしい。自然の美しさと厳しさが全編大迫力で味わえる。 痛み、寒さ、飢えといった感覚がひしひしと感じられて、極限状態でのサバイバルを疑似体験してる感覚になれる。 それも、相当にこだわったという撮影や、役者の身体を張った演技によるものだろう。見事。 まあ、少々リアリティにはかけていた。あれだけ満身創痍の状態で、一人で極寒の世界を生き延びたのはさすがに現実離れしすぎている。傷だらけの体に折れた足、極寒の世界で川に流される、食い物はほとんどなし、いや、死ぬでしょ…。 復讐に向かう時も、どうして隊長と二人だけで行くのかも謎。主人公を探しに行くときはあれだけ大勢で出かけていったのに。 いやあ、しかしまれに見る暗い映画だった。音楽も映像も陰鬱。展開としても、主人公はのっけから瀕死だし、息子は早々に死ぬし、孤独だし、広がるのは極寒の荒涼とした大地ばかりで希望が見えないし。2時間半、どんよりとした気持ちで過ごせる(笑) ストーリーはというと、特にひねりのない、サバイバルと復讐劇。 映像美だけで押し切ってアカデミー賞を獲ったな、という感じはぬぐえないが、その映像が素晴らしいんだからまあよし。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-04-14 18:35:26) |
《改行表示》23.とにかく寒そう。そして過酷と悲惨とグロのてんこ盛り。ひたすらそれだけを追求したような作品。生きるか死ぬかだけが焦点なので、心の襞とか、人情の機微とか、そんな面倒くさいものはどうでもいい感じ。根源的な欲求に訴えかけられるという意味では、堪能させてもらいました。 それにしてもディカプリオは、〝極端な人〟を演じるのが好きですね。まさに心の襞とか、人情の機微とか、そんな面倒くさいものを演じ分ける必要がないので、かえって楽なのかも。よく知りませんが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-01-11 01:13:10) |
《改行表示》22.アメリカの美しい原野の景色が印象的な作品だった(ロケそのものはカナダや南米の高地でやったそうだが)。イエローストーン川流域が舞台ということは、ワイオミング州やモンタナ州、サウスダコタ州、つまりアメリカ北西部が舞台ということでもある。これらの土地で植民者とネイティブアメリカンが収奪と虐殺の応酬を繰り広げていた血みどろの時代が、この映画の背景にある。植民者である白人がネイティブアメリカンたちを虐殺し、犯す一方で、ネイティブアメリカンたちも報復として白人を殺し、その頭皮を剥ぐ。人間を突き放すかのように美しく過酷な世界の中で、人間たちは旅をし、殺しあう。アメリカの原風景の一つでもある壮大で残酷な世界を圧倒的な映像で提示したところに、この映画の価値はある。156分という長大な作品の中に、山岳や森林の神々しい景色が何度も登場する。 修正西部劇小説の大家、コーマック・マッカーシー(ノーカントリーやザ・ロードの原作者)の作品世界をヴィジュアル化したような、壮大な作品だった。風景描写と並び、冒頭における銃弾と矢が飛び交い、異人種同士が血みどろになって殺しあう戦闘シーンは特に秀逸だ。ただ映画作品としては、上映時間は長いものの、話の筋がシンプル過ぎること、復讐や報復のテーマ性を掘り下げが不十分であることといった欠点もあり、それで7点評価とした。本作は史実をベースにした作品ではあるが、ヒューグラスの妻や家族についての設定は完全にフィクションである。グラスたちを追跡するネイティブアメリカンについても、おそらく史実とは異なる。話の筋をもう少しエンタメ寄りにすることはできたはずだが、あえてそうしなかったために、物語としての面白さが薄くなっているのは否めないだろう。 役者の演技についても最後に一言述べておこう。レオ様よりトム・ハーディの演技の方が素晴らしかったと私は思う。粗暴だが、神について一言述べるなど達観した男でもあるフィッツジェラルドを演ずるにあたり、その野性味と知的深淵さを目の演技で的確に表現しているのには唸らざるを得なかった。ぶっちゃけ、レオ様と役を入れ替えた方が、もっと面白くなったのではないかと個人的には思っている。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-05 00:58:52) |
21.映像はとてもきれいで詩的。ただ展開がなくダラダラ続く感じ。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-12 22:09:16) |
20.確かに単調ともいえるシーンが長かったけど、結構面白く観ることができた。でもグラスは痛くて寒くて、よくまあこれだけの困難が降りかかるもんだとあきれるくらい。あと、足の骨折から回復するのが早すぎる。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-30 23:22:59) |
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《改行表示》19.監督がイニャリトゥという時点で予想はしていましたが冒頭10分がピークで、後はひたすら地味で退屈な映画でした。いや、悪くはないのですが重たくて見ていてちっとも楽しくなりません。もちろん、雄大な自然と重厚でリアルなサバイバルを堪能する映画なのでしょうが、それにしても主人公が無敵過ぎてシラケるレベルだったこと、仮に敵のフィッツジェラルド(トム・ハーディ)と主人公プリオ氏が50/50の出演時間だったら、敵役のトム・ハーディのほうが魅力的に写っていたことなど、いろいろと残念?な感じでした。言っちゃ悪いですがフィッツジェラルドの逃走劇のほうが娯楽映画としてはもっと楽しめたような気がします。。 プリオ氏念願のオスカーはファンとしては嬉しいことですが、どう考えてもこの映画のプリオ氏は普段の彼ではありません。「よく頑張りました賞」にしか見えないのできっとご本人も微妙な心境なんじゃないかと心配してしまいます(笑) 個人的にはギャツビーで取って欲しかったです。あと、何気にアンドリュー・ヘンリー役(ドーナル・グリーソン)に注目したいですね。彼はSWシリーズやエクス・マキナ、今作でも非常に印象的な役柄で出演し、それぞれに独特のカラーをもって人物を演じています。目立たないながらとても芸達者な役者さんで今後が楽しみです。 とにかく、グロいし寒いし長いしと三重苦のようなプリオPV映画でした。時計が気になった時点でダメですが、、プリオ氏の鬼気迫る演技に免じてこの点数です。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 4点(2018-08-28 11:43:44) |
《改行表示》18.すごく期待したのにストーリーがいまいち。 映像も役者もすごくいいのに脚本が。。 |
《改行表示》17.アレハンド・ロゴンサレス・イニャリトゥ監督作品という事で期待に違わぬ出来。領地深く侵入し、自然を荒らし、恵みを収奪する毛皮猟の白人たち、それに対してインディアン戦士達の果敢な攻撃。マスケットは先込めの単発で、一旦発砲すると、後は接近戦のこん棒として使うしかない描写が何とも興味深い。 森での戦闘シーンの臨場感と迫力に驚愕。弓から放たれた矢の飛翔が鮮明に撮られおり、それが人体を貫く恐怖と迫真。この監督の他作品を観ても、特に超広角レンズカメラの有効性を熟知し、使用法が巧みである。たぶん部分的にはCG映像も少し使われたような印象だが、その殆どが現実を反映した作品作りが成されているのが判る。 主演俳優をはじめ、撮影に係る全員が超低温の厳しい実際の自然界で、危険の伴うシナリオを実践するわけだが、凍てつく水に浸り極限状態に晒された時の生体反応としの震えが窺え、演技の技巧を超えている感じ。多分そうした事も手伝い、ディカプリオ悲願の受賞に繋がったのかも。 【DADA】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-01-01 21:36:06) |
《改行表示》16.デカプリオ渾身の一作。 まあ、頑張ってます。 グリズリーとの対決は必見! ストーリーはまあ、だいたい想像がつく通りだが、 とにかくデカプリオのこの作品でアカデミーを絶対にとってやるという感じの 渾身の演技がびしびしと伝わってくる映画でした。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-07 12:11:06) |
《改行表示》15.まずは冒頭、先住民との戦いを見せるアクションシーンから圧倒されまくりの作品でした。 その後も熊の襲撃や、死んだ馬の内臓を取り出しその体内に入って暖をとる等のサバイバル描写は壮絶の一言。 撮影のルベツキは本作で実に3年連続のアカデミー賞受賞となりました。 自然光を巧みに利用し、過酷な大自然の中で苦闘する人間を執拗にとらえ続ける。まるで彼らの苦闘を間近で見ているような臨場感。 太古の昔から変わらぬ営みを続けてきた、厳しくも美しい大自然の偉大さと、憎みあい殺しあう人間。 そんな人間を壮絶に演じ、ディカプリオは欲しくてたまらなかったオスカーを遂に手にしました。 ストーリー性よりも、作品全体のスケールの大きさに圧倒される。映画館で見ておきたかったと思う作品です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-07 23:13:30) |
14.ディカプリオ、アカデミー主演男優賞、受賞作..“はずれ” はないと思い鑑賞..確かに、俳優として、ある意味、かなり頑張っている..撮影、制作スタッフの、想像を絶する大変さも、ひしひしと伝わってくる..だがしかし、物語として、映画として、微妙..かな..全編、ただ、ただ、ひたすら、壮絶 & 壮絶..観ている者を圧倒するサバイバルが繰り広げられ..アメリカ北西部、極寒の荒野を、生き残りをかけて、さまよう 主人公..そして復讐を誓う.. 冷静に振り返ってみると、強烈でインパクトのある映像に反して、ストーリーの中身は、これといって深みがある訳でもなく、むしろストレートでシンプルそのもの..映像で訴えかけるタイプの 映画..私的に、これを “秀作”、と評せるほど、映像バカではない... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-10-03 22:19:57) |
13.人間同士の戦いもそれなりに見ごたえがありましたがとにかく自然における寒さが怖い。にもかかわらず登場人物が極寒の川に自ら入るシーンが結構あってどういう心境だ?って思いました。動物の皮でできた服をまとっているが川から出たらあの環境では凍死するのではないかと思いました。そのあたりのシーンが全く描かれていませんでしたね。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-01 11:07:20) |
12.復讐心から生への執着を見せるディカプリオは頑張りました。オスカー受賞もまぁ納得。しかし、それだけを150分見せられてウンザリしました。思わせぶりな過去の映像にも辟易させられました。期待外れの作品。 |
《改行表示》11.予備知識がなかったので、てっきりホラー映画なのかと思った。まぁ、スプラッタシーンが多いのである意味ホラー映画か。 あまりスプラッタシーンが得意でない私としては、低評価にならざるを得ない・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-09-26 00:37:50) |
10.始まってすぐクマに殺されて終わるかとおもた。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-08-27 10:44:58) (笑:1票) |