1.お伽話然とした物語『三国志演義』よりも、実際の三国志の方が好きな私にとっては、曹操がちゃんと名将として描かれたこの作品は好感が持てます。常識的に考えて、義ほどの国を一代で築き上げ、発展させた曹操が、無能な悪人なわけはあるはずがなく、演義では判官びいきと言うか、諸葛孔明というヒーローを際立たせるため、蜀からの視点が強すぎる。
ま、それはともかく。
“2”の方も言われているように、曹操を名将として描き過ぎたためにお話としては破綻しています。あんだけ出来た大将なら、その配下になったって良いじゃん?!
アクションは、ドニー・イェンの古装片としてはこんなモンじゃないでしょうか。良くも悪くもいつも通りです。