兵隊やくざ 大脱走のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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兵隊やくざ 大脱走

[ヘイタイヤクザダイダッソウ]
1966年上映時間:88分
平均点:6.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
アクションドラマコメディ戦争ものシリーズものモノクロ映画ヤクザ・マフィア小説の映画化
新規登録(2003-12-14)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2021-07-09)【イニシャルK】さん
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監督田中徳三
キャスト勝新太郎(男優)大宮貴三郎
田村高廣(男優)有田上等兵
安田道代(女優)弥生
成田三樹夫(男優)青柳
千波丈太郎(男優)野辺地軍曹
五味龍太郎(男優)黒沼軍曹
北城寿太郎(男優)木部准尉
芦屋雁之助(男優)当番兵
芦屋小雁(男優)当番兵
内田朝雄(男優)柳田大尉
藤山浩二(男優)長谷上等兵
南都雄二(男優)笹原
仲村隆(男優)朝倉中尉
伊達三郎(男優)川部上等兵
寺島雄作(男優)開拓団の男
橋本力(俳優)(男優)村上一等兵
堀北幸夫(男優)高木伍長
木村玄(男優)佐伯伍長
勝村淳(男優)佐藤兵長
平泉征(男優)清島見習士官
小柳圭子(女優)母親
浜田雄史(男優)下士官
大林一夫(男優)
山岡鋭二郎(男優)
薮内武司(男優)石坂一等兵
志賀明(男優)後藤一等兵
上原寛二(男優)片岡上等兵
黒木英男(男優)
松田剛武(男優)歩哨
伴勇太郎(男優)早川上等兵
戸村昌子(女優)避難民の女
原作有馬頼義「貴三郎一代」
脚本舟橋和郎
音楽鏑木創
撮影武田千吉郎
企画久保寺生郎
配給大映
美術内藤昭
編集山田弘
録音大角正夫
照明古谷賢次
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3.《ネタバレ》 本作まで常に部隊からの脱走を繰り返してきた有田と大宮なんですが、ソ連軍が満洲に侵攻してきたご時世となり身の安全を図るために自ら部隊に紛れ込むようになったのが面白い。まあその部隊はソ連軍に急襲されて全滅、生き残った彼らが今度は将校コスプレして通りすがりの部隊に潜り込むという展開。つまりサブタイトルに『大脱走』と銘打っているけど、本作では彼らはお得意の部隊脱走はやらかさないという新パターンで、『大脱走』とはクライマックスの保護した避難民を連れての脱出劇のことなのかと思います。 ソ連侵攻が始まっているとはいえ平常時と変わらない兵営生活を送っているところは「そんなのあり?」と違和感がありましたが、玉砕前提の捨て駒兵力として残置されているのでみな達観していると受け取ることもできるでしょう。本作では有田=田村高廣の存在感が高くなっているストーリーテリングのような気がして、偽中尉・有田の堂々たる指揮ぶりは惚れ惚れさせられました。でも “有田と大宮=勝新太郎の同性愛的な関係”というこのシリーズの裏テーマは健在で、慰問団の娘=安田道代と一夜を共にして帰ってきた大宮に嫉妬ともとれる視線を注ぐ有田の姿に象徴されていました。 そしてシリーズ前半の最大の悪役である青柳=成田三樹夫が再登場するわけですが、なんと脱走目的で憲兵から歩兵の上等兵に化けているというサプライズ。「お前らはバカか、脱走するには兵士が最適なのにわざわざ士官に化けるなんて」と嘲笑する青柳の言葉は、なるほど真理を突いていますね(笑)。この偽兵士・将校の三人組が今度はどんなバトルを見せてくれるのかと思えば意外にも最後にはすっかり善人と化してしまった青柳、拍子抜けさせられました。 本作は前半と後半ではストーリーの繋がりが悪い感じがするのが難点。どうせ成田三樹夫を再登場させるなら、もっと絡ませる脚本にしたら良かったのにねえ。
S&Sさん [試写会(邦画)] 5点(2023-05-04 17:31:09)
2.《ネタバレ》 シリーズ第5作。冒頭で大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が所属した部隊が既に玉砕を覚悟しているのから見て背景的にはやはり前回の終盤で感じた通り敗戦(終戦)間近という感じがするのだが、それでも暗い重い雰囲気がないのがこのシリーズらしいし、玉砕を前に手紙を書くよう言われた大宮が代筆する有田にこれまでのヒロインの名を挙げるところなどはつい笑ってしまうのだが、前にも書いたようにシリーズのつながりをちゃんと感じられる部分になっているのが嬉しい。そんな今回は慰問団をめぐる前半と、全滅した部隊で二人だけ生き残った大宮と有田が階級を偽って次の部隊に編入する後半とでキレイに分かれていて、二本分のストーリーを一本でやっている感じだが、ヒロインの登場が後半からだった前作に対して、今回のヒロインである慰問団の娘である弥生(安田道代)は前半にしか登場しないという対比的な構成が面白い。ただ、こうしたことによって少し話が駆け足気味になってしまった印象もあり、とくに後半登場する因縁の相手でもある青柳(成田三樹夫)との和解と別れはもっとじっくり見たかった気がしないでもない。以前の回で軍曹を演じていた芦屋雁之助と芦屋小雁が当番兵役として再登場しているが、階級を偽っている大宮と風呂に入っているシーンの会話で、飯岡助五郎や八尾の朝吉など、勝新のほかのシリーズである「座頭市」や「悪名」に関する人物の名前が出ていて、楽屋落ち的で楽しい。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2021-06-13 18:07:13)
1.シリーズ第5弾。日本も敗戦が濃厚になり、北満州が舞台。慰問団の少女を巡り勝新演じる大宮が悪玉上官をブッ飛ばす前半と、階級を偽り将校になりすます二人(勝新と田村)が繰り広げる後半という2部構成がうれしい。悪党青柳(成田三樹夫)もこのシリーズ、3度目の登場。「と、東京帝国大学であります! !」はウケた。
光りやまねこさん 7点(2003-12-15 12:26:23)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
600.00%
7266.67%
800.00%
900.00%
1000.00%

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