101.《ネタバレ》 マイケル・ベイ 監督作ってニガテなんですよね。
根拠のない派手な展開やベタさがどうも内容がないようで・・
ところがこの作品、内容はないのに面白いじゃあないですか。
この「バッドボーイズ」がこの監督のよさが出ているなぁと感じられるのは、
配役の自然さもあるのですがとにかくストレートで簡潔な内容を、
飽きることなく見せ続けられたということ。
( ̄▽ ̄)=3
まあ配役が大きいですね(爆)
タランティーノ映画風のお下品なセリフ回しのテンポのよさも、
リズミカルだからくどくはないし。
爆破爆破とひつこいほどの壊し演出も内容がコメディだから飽きない。
もちろんこの作品がベタな恋愛アクションであれば、
やはり私にとっては面白くない作品になっていたでしょう。
Σ(~∀~||;)
最初からすでにわかる犯人グループはもうサスペンス的な面白さはないし、
突っ込みどころも多いしアクションもとにかく過多なんですが、
犯人なんてどうでもいいという内容のなさが成功。
マヌケな上司のせいでマーカス&マイクの役が入れ替わるというアイデア。
入れ替わりアイデアというのも実は普遍的なコメディなんですが、
ストレートなアクションのひつこさと間違えられ大騒ぎになるふたりが黒人、
両主役が黒人というのは珍しくも新鮮なのではないでしょうか。
探せばあるのかもしれないけれど・・
ひとりは金持ちの黒人でひとりが妻子もちのマヌケな黒人。
実はマヌケなほうのマーティン・ローレンスが主役なんだと思います。
犯人に顔を見られ追われる女性をかくまうのに、
女性の誤解と上司の命令で金持ち独身のウィル・スミスの空き部屋(ホテル)に連れ込む。
さらにお互いのつじつまを合わせるためにスミスは恐妻家のローレンス宅に・・
コレだけでも面白いのに犯人グループはそんなことは知らない。
コメディなのに真面目に力入ったアクションと違和感が楽しい。
観終わった後はっきりいってな~んにも残らない。
けれど破壊の裏に大義名分とか愛とか大袈裟なものがないから楽しい。
ヽ(゚◇゚ )ノ
マイケル・ベイはこういったアクション・コメディや冒険もののほうが合うのでは?
意外と007シリーズの監督をやらせると面白いものを作るかも・・