378.初めて見たのは30年くらい前のリバイバル館。当時、すでに伝説的な作品としてまつりあげられていた映画で、SFや映画の雑誌でかなりな情報を持っていたので、多少の気合を入れて見た訳だが、正直眠くなった。ディスカバリー号は1枚の絵として見ればそれぞれのシーンは見事。HALのくだりはスリリング(バカでかい図体でファミコン程度の能力しかないコンピューターしかなかった時代だからね)。BGMは印象的。歴史的には価値の高い作品なのだろうけれど、あまり高得点はつけたくない。でも、高校生になる息子に「この作品だけは見ておかなければ・・・」とすすめ、あとで感想を聞くと「猿のところと、船長が光の中にいるところは早送りした」と聞いて、ひどくガッカリした。映画館で見るのとは違うからね。時代かな? 【フラミンゴ】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-07-11 04:18:31) (良:1票) |
377.《ネタバレ》 発達した脳によって物を創造する力を得た人類。その人類が作り出した物が、人を越えようとした時、人は新たな進化、次なるステージへ上がる事を強いられるのですね。HALは、人の限界とその次の段階の橋渡し役。人間的な個性を見せるHALと、機械的にも思える、人間的な魅力をまるで見せない登場人物達とは限りなく近い存在になっているのだと思います。そして、もちろん重要なポイント、圧倒的な特殊効果は今でも全く色褪せません。でも、私、この映画を家で見ると、いっつも人類の夜明けの終りあたりで寝ちゃうんですよね~。起きるとスターゲイト。昔、70ミリ版を見られただけで十分満足、と。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-06-17 01:18:03) |
《改行表示》376.別に無理して理解する必要はないと思う。少なくとも、この時代にほぼ映像と音楽だけで人の力の及ばないもの:宇宙への畏怖を強烈に描き出し、それが今なお多くの人々を震撼させる力を持っていることは実感できた。理解できないからつまらないのではなく、理解できないからこそ無性に惹かれる、そういう映画だと思う。自分でもこれを面白いと思える自分の感受性がむしろ意外だった。ちなみに本作鑑賞後、この映画を観る前から大好きだったD.Bowieの名曲"Space Oddity"と、安野光雅氏の名作絵本「あけるな」の2作が、今まで以上に味わい深く楽しめるようになり、自分にとっては一粒で三度おいしい有り難い映画である。 【lady wolf】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-05-29 13:00:34) (良:1票) |
375.内容ははっきし言ってつまらんし、1回目は絶対に寝るし、意味がわかったところで大して評価は変わらんし、美術的価値も俺は好きですが興味ない人にはとことん興味ないだろうしでなんともいえない映画なのですが・・・・こういう変わった、ある意味面白い映画を取れるキューブリックがちょっと凄いなと思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-14 02:59:16) |
《改行表示》374.ストーリー、映像、音楽、どれにおいても私の中で圧倒的に印象に残る作品です。私はインテリではないので細かい見解を述べることはできませんが、モノリスの圧倒的な存在感には40年以上たった今でも十分ゾクゾクさせられました。ただ多くの方が述べられていますが、わけがわからなくて観ている途中に眠たくなるところがあります。けどわけわからん映像と壮大なクラッシックによるこの眠気が不思議とたまらん感覚のもので、この感覚私はちょっと気に入っていたりします。 う~ん、やっぱりこんな映画を撮った監督の遺作が「アイズ・ワイド・シャット」とはどうも納得できない。 【ぺろぽねそす】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-12 02:06:09) |
373.初見は映画館でのリバイバル。その後もDVDで何度か見ましたが、大画面TVを購入したので再見。この映画ほど宇宙への「畏怖」を感じさせる映像は、これ以前も以後も存在しないと思う。エイリアンやら巨大宇宙船やらモンスターやらなくても、未知なるもの、未知なる場所、未知なる出来事への恐怖で満たされている。そして、未知なるものを飼い慣らすための科学までもが、人間を裏切っていくことの恐怖。とくかく恐ろしい映画でした。すでにハリウッド的エンタメ映画の手法にズブズブに浸かってしまった私は、ゆったりとしたテンポには苦戦しましたが、この凄い映画をリアルタイムで「体験」できなかったのは残念です。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-04-02 11:29:13) |
《改行表示》372.どうやって撮ってるのか謎な映像の数々はすごい。 いろんなメカの外観や内装が出てきてかっこいいです。 宇宙オブジェみたいなのが目の前をユルーッと漂っていくアングルに引き込まれる。 しかし、ストーリーに関しては、通して観ても意味がわからない。 というよりこれは、深い意味はないのではないか。 様々なSF設定とか映像作品を、適当につなぎ合わせたという感じ。 それか何かの事情で予定通りに作れなかったのか。 こういう現代美術のようなシュールな内容もありだとは思うけど、内容のわりには長いと思う。 もうちょっと短めにまとめてあったら、万人向け?と言えたかも。 どうせ伸ばすなら、凝ったセットの隅々まで余すところなく映してほしかった。 【且】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-29 06:01:15) |
371.特撮技術は本当に凄い!と思ったけど、他に何をどう観れば5点以上を点けられるのかが分からない。そんな私を小一時間ほど説教してくれ。 【Kの紅茶】さん [地上波(字幕)] 2点(2009-03-26 13:12:53) (笑:1票) |
《改行表示》370.初めて観たとき(小学生のとき)は、意味不明でなんでこんな映画が名作と言われているのだろう、と思いましたが、今観るとすごく楽しめました。 これはストーリーを追う映画ではなく、体験する映画です。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-01 00:12:37) |
369.初めてこの映画を見たときは『何だか凄いものを見てしまった』と思ったものだけど、見返してみてもその感想は変わらない。途轍もないスケールと映像美に、ただ、ただ、圧倒されるばかり。この映画自体がモノリス的で、画面に赤ん坊が映し出されるころには自分の中にも新しい命が生まれたような、観る前と観た後では別の人間になってしまったような、そんな感覚を受ける。 【回転】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-02-22 18:39:01) (良:2票) |
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368.《ネタバレ》 なぜか何度も見返したくなってしまう映画です。そして見る度に感想が変わる映画です。数年前にDVDを購入しました。1回目に鑑賞した時は意味がさっぱり分からず、なんだこりゃっていう感想でした。2回目は自分の中で勝手に意味付けを行い、何となく納得させました。今回、3回目の鑑賞になるのですが、こんな映画だったっけと思うくらい新鮮に見れました。1、2回目に比べ、不気味さを強く感じました。この映画は本当にコメントを書くのが難しいです。この映画は、理解できたかどうかではなく、受け入れることができるかどうかなんだと思います。40年も前に制作されたなんて到底思えない程の映像美です。でも不思議すぎる映画なので、高得点は付けられません。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-20 15:54:19) |
《改行表示》367.映画好きを自称する人間なら一度は観ておかなければならない名作の一編。ですよね? 子供の頃から何回か観て自分なりに理解しようと努力しましたが・・・ダメです。テンポ悪すぎ。 本日もチャレンジしましたが(トシくって、せっかちになったせい?)かったるくて最後まで鑑賞出来ませんでした。 残念ではありますが以後封印させていただきます。 【ボロミ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-11 16:01:15) |
366.メッセージ的なモノはほとんど理解できなかったが、私はただ何となく、40年前にこの作品を観た父親にとっては衝撃的だったんだろうな、ということに思いを馳せていた。色々な意味で時間と物質を超越している作品だと思いました。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-02 02:35:00) |
《改行表示》365.原作、映画ともに観ました。最近のCG無駄使い映画より、とんでもなく凄まじい映像、音楽。どの場面を切っても、一枚絵としての凄みがある。まさに「感じる」映画。見る側の感受性が試される映画なので、賛否あるのも無理はない。 しかし68年製作って・・。 後半のあまりに凄まじい展開に、底知れない恐怖と感動が押し寄せてくる。キューブリックのマスターピースであるこの映画はこれからもずっと語り継がれていくことでしょう。本作以上のSF映画、今後表れるのだろうか・・。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-24 14:13:51) |
《改行表示》364.《ネタバレ》 宇宙空間でのルールを徹底的に遵守したHAL9000との殺し合いは今観ても驚きました。ロボットが反乱を起こすなんて使い古されたネタ(当時は新鮮だったのかな?)なのにHAL9000が停止するまで画面に釘付けになってしまいました。 これだけでも一本の映画が出来そうなのに、それで終わらないのが流石のキューブリック。見終わって頭を整理する内に、最後の赤ん坊と地球のワンカットの意味が分かった時は鳥肌が立ちました。ホントに。 でもやや難解すぎる気がせんでも無いので、この点数にさせて頂きます。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-31 14:47:37) |
《改行表示》363.《ネタバレ》 この映画を観たのは、リバイバルされた高校の頃。上映前もずっと音が鳴り続け、 月地球太陽のあの場面が始まった。 クラークの小説版は、宇宙に対して愛情深いものを感じるけど、キューブリックの 映画は違う。大画面で見る宇宙はそれはそれはおっかないところだった。 TVじゃわからないところ、それはけし粒のように見えるまで遠ざかる宇宙服が、 ものすごく遠くにあることがわかること。くるりとくびすを返して襲いかかるスペースポッドも衝撃。木星軌道上に流れるリゲティ。「人間こんなとこ来ちゃいけないよ」生きて彼岸を覗くタブーを犯したようだった。 ほかにも色々書きたいがくどいのでやめるけど、40年も前に液晶TVを描いてるのは立派だった。 【みみ】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-12-23 08:32:53) |
362.何度も見ています。でも、いまだにどう評価していいのか全く解らない作品。マイナス評価をつけるポイントさえ見つからない。つまり自分は、本作品が好きなのだろう。あ~だこ~だと論ざれることさえ拒否するかのような演出は、ただ「好きか嫌いか」だけで意見が真っ二つに分かれる作品でしょう。 【いさいさ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-20 16:44:40) |
《改行表示》361.《ネタバレ》 これはストーリーのあるSF映画ではなく、「人はどこから生まれ、どこへ行くのか」という人間にとっての永遠のテーマを描きだした哲学的映画なのだと思う。生命の源だから宇宙が舞台になっているのでしょう。通常のSF映画とは切り離して方が理解しやすいのではないでしょうか。 子供の頃に初観賞した時はとにかくHALが怖かったです。そしてラストの難解さが強烈に印象に残っておりました。赤ん坊が出てくるのに、ちっとも「希望」的じゃないのも; それもその筈で、監督の解釈だと最後の赤ん坊は、ボウマン船長がゲートを通って進化した「グレートサタン」だという事をちらりと聞きました。 猿が道具を持って殺しを(破壊)行う。人はどう進化しても破壊するしか出来ない生き物なのか?だが、破壊は「悪」なのか?破壊があるから創造があるのではないか?では、創造があるなら破壊は許されるのか? そもそも「生命」に「悪」と「善」の定義などないのではないか? そういった生命の謎を哲学的に問題定義して魅せてくれている映画なのだと私は解釈しています。観賞年齢によって、これほど印象の変わる映画もそうないと思います。 【果月】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-12-20 15:20:00) |
360.《ネタバレ》 文句無く10点!誰がなんと言おうと10点です!この映画にレビューできて光栄す。始めて見た時、雷に打たれたくらいに感動してそれから20年以上がたった今もこの映画を超える映画に出会っていません。多くの映画は、主人公が何らかの目的にむかって進むうちに障害にぶつかり、それを乗り越えていくところに感情移入し、最後に目的が果たされた時に主人公と一緒に感動するものですが、この映画もよく難解と言われているのですが構造はほぼ同じで、観客が、ボーマン船長が宇宙にたった一人取り残されたその絶望感、恐怖感に感情移入できればラストは感動と言うより、心の底から救われたという、ある種宗教的な感動まで高めてくれます。映画の持っている力の限界を超えている映画と言っていいでしょう。 【ROHIESU】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-12-10 16:44:28) (良:1票) |
【njld】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-08 19:53:54) |