稲妻(1952)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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稲妻(1952)

[イナズマ]
1952年上映時間:87分
平均点:8.00 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-10-09)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2017-05-08)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
キャスト高峰秀子(女優)バスガイド 小森清子
三浦光子(女優)清子の次姉 屋代光子
香川京子(女優)清子の下宿の隣の娘 国宗つぼみ
村田知栄子(女優)清子の長姉 縫子
根上淳(男優)つぼみの兄 周三
小沢栄(男優)パン屋 綱吉
浦辺粂子(女優)清子の母 おせい
中北千枝子(女優)光子の夫の愛人 田上りつ
瀧花久子(女優)清子の下宿の大家 杉山とめ
植村謙二郎(男優)縫子の夫 龍三
丸山修(男優)清子の兄 嘉助
高品格(男優)はとバスの運転手
伊達正(男優)
宮島健一(男優)バスの老人客
須藤恒子(女優)
新宮信子(女優)
原作林芙美子「稲妻」
脚本田中澄江
音楽斎藤一郎
撮影峰重義
製作大映
配給大映
美術仲美喜雄
編集鈴木東陽
録音西井憲一
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4.私的に1・2を争う傑作。
もう皆様が書かれているのですが、成瀬真骨頂といえる題材、動いてなさそうでアクション映画より動いているかのようなカットの素晴らしさ(本当に素晴らしい編集ばかり!!!)。

監督の遊び心かのようなシーンが好きで、川島雄三に小沢昭一が居るように、成瀬巳喜男には中北千枝子が居る。三浦光子と高峰秀子が談笑している軒の外に、赤ん坊をおんぶし、軒を行ったり来たりしている中北千枝子が小さく写っています。寅さんの登場シーンのようで笑ってしまいましたし、中北千枝子の家から帰る高峰・三浦の二人が橋の上で会話するのだが、その後方にある家の二階の窓からしっかり中北千枝子が覗き見していた。

その他にも、今では貴重である銀座の「柳」も観れますし、コミカルなカットから深刻なシーンにおいても様々な技を堪能できる作品でもあります。
サーファローザさん [映画館(邦画)] 9点(2008-09-23 23:56:02)(良:1票)
3.もう、構図が素晴らしいの、とにかく。タイトルの稲妻にあるように、最後、高峰秀子演ずる娘の部屋に、母がやってきて口論になる。その場面で窓の向こう側に一筋の稲妻がピカリと走る。それだけ、たったそれだけの演出でこの映画の凄さが身にしみる。家族という囲いの中で巻き起こる様々な事件、出来事。そられの積み重ねが人を変え、人生を狂わせて行く。滑らかな台詞回しから漂う穏やかさ、静けさ、美しさ。この成瀬巳喜男という監督は、日本人女性を華麗に写す天才だったのかも知れない。いや、天才だったのだろう。
ボビーさん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-19 00:31:05)(良:1票)
2.書きたい事はたくさんあるけどとりあえず2つほど。1つ、「浮雲」では「泥沼の倦怠感」を感じたがこの作品から感じられるのは「気が重くなるほどのイライラ感」です。それは主人公の置かれている環境状況だけではなく、ちょっとした所作(妾の所へ行く際の姉妹の歩き方)とかショット(下の方も書かれていましたが窓から妾が覗いているロングショット)等といった演出力の高さがもたらしているという点。あとは役者さんが素晴しい。高峰秀子、小沢栄もしくは浦辺粂子も良いけど、生活感のないだらしない男を演じさせて植村謙二郎は絶品だ。10点に近い、9点ということで。
Nbu2さん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-15 03:50:34)(良:1票)
1.《ネタバレ》 成瀬巳喜男のやるせないドロドロ全快な傑作「稲妻」。

登場する兄妹は全員父親がバラバラ。
この時点で「(゜д゜)」である。流石成瀬初っ端から残虐だ(褒めてる)。

更には突然落雷が起こるように次々と家族に不幸が訪れる。
拍車をかけるフラストレーション・・・爆発した怒りの「叫び」は雷雨の如く家族を嬲り合う。

ただ稲妻は同時に恵みの雨をもたらす。
暗闇を一瞬でも照らす稲妻は希望の光でもある。
そして嵐で生き残った者には肥沃な大地が待っている。
嵐で荒れた大地を人の手で豊かにしていくように、彼らもまたそれぞれの希望を胸に新しい人生を初めていくのだろう。
清々しい作品だ。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-11 04:37:06)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
528.70%
6313.04%
7417.39%
8417.39%
9417.39%
10626.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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