1.《ネタバレ》 カウフマンらしくかなり独特な映画。主人公のおじさんがまぁかなり自己中なやつなので感情移入はしにくいが、こういうエゴイスティックなところは男であれば多少引っ掛かるところがあるのではないだろうか。人間の愛や恋の残酷な本質を突いているように思った。人形アニメなので撮影するのにもかなり手間暇かけないといけないだろうに、これいる!?と言いたくなるようなシーンを長々とやる上、この人形の動きがかなりリアルで、演技している人間よりもリアルな人間の動きをしているのでおっさんのプライベートを覗き見をしているみたいで気持ち悪い笑。人形アニメであるのも主人公の境遇と最後のオチにうまくかかっていて効果的。しかしラストで日本文化が少々絡んでくるが調べ方が甘かったのか日本人にとっては?な終わり方になってしまったのが残念。