1.昔の怪獣映画へのオマージュと言った風情の作品。 実際そうなんだろうけど。 ポスターなんかまんま昔の怪獣映画だし。 でもそれだけ。 強いて言えば全部CGで作ったというのは確かに感心する。 よくやるよここまで。 でもそれだけ。 怪獣を町の通りから見上げる映像やミサイルの弾道、街中を行く戦車シーンなどに1990年代に作られたガメラ三部作からの影響を感じた。 さらに出てくる怪獣の攻撃がレギオンを思わせる。 これもオマージュって事なのだろうか。 実写でこれをやろうとしたら莫大な予算が必要になるからCGを使ったというのは必然と言える。 しかしそれ以外に特に観るところがないのだ。 確かにCGは良く出来ている。 人の表情なんかにもこだわっているし。 だけどそれだけじゃ映画としてはつらい。 もともと自主制作作品だというので商業映画として評価するのは酷過ぎるだろう。