6.《ネタバレ》 お!世の中ではこのゲームが流行ってるのか!よしイッチョ映画にして一儲けしたろ!設定?知らん知らん!見た目をそれっぽくすりゃいいんだよ!それっぽく!
…という悪い大人の都合がたっぷり入ってるような気がする。そんなこんなで出来たのはおもちゃ箱をひっくり返したような変な映画。
とりあえずキャラクターは出さなきゃいけないという宿題があるからか博士にされたダルシムや小物のDJ、いてもいなくても変わらないホークなどがたまりません。ただなぜかフェイロンだけは出てこないんですけどね。
そしてバイソン(ベガ)の基地はアホなセットで出来たお祭り状態。大仰な司令室に、イカれた執務室、それに空飛ぶ司令塔(しかもゲームのコントローラーついてるぞ)とやりたい放題。
それに次々とキャラクター達がいつもの格好になっていくのですが、もうホントコスプレ軍団にしか見えません。ザンギエフはめちゃくちゃ似ていますが、それ以外は似せるつもりもありません、ヴァンダムはヴァンダムです。
最後の戦争のシーンは一方的な展開で敵側兵士はただのやられ役ですし、ベガに至っても終始強くないのがなんともかんとも。
それに微妙に必殺技も所々使っていますが地味ですねえ。
ストーリーに関しても軍隊が上層部の無視して全員で基地に突っ込むという信じられないものですし真面目に見ちゃいけませんね。
ちなみに好きなシーンはリュウとベガ(バルログ)が戦うシーン。ゲームっぽい掲示板もあって良かったのですが、出ばなからくじかれましたね。
まぁそんなこの子供騙し感が非常にたまらない一本。最後は決めポーズで終わるバカバカしさ。もうホントにたまりませんね。