1.《ネタバレ》 いや〜、狩猟隊の面々がとっ捕まえられ、次々と皆殺しにされていく序盤のシーンはなかなかエグかったですね。
目には目を。野蛮には野蛮をという感じなのでしょうか。子供の時に見たらトラウマになってたかも、、、。
原住民の人たちが、めっちゃ楽しそうにワイワイとやってるもんだからなおさら怖い。
あれを見せられてからの主人公の逃亡シーンですから、そりゃもうハラハラドキドキ。
捕まったら一巻の終わりだから、なんとしてでも逃げてくれ〜!って思いで見入っちゃう。
自然の厳しさ、弱肉強食の野生生物たちのシーンが度々挿入されながら、人間たちも必死に狩りをする、
人と自然の並列さが表現されておりますね。
こんな世界にいたら、気がおかしくなりそう、、、、蛇もいっぱい出てくるし、
同じ人間同士殺しあってる、、、そんな中であの少年との出会いは一時の清涼剤でした。
あぁ、これこそが人と人の関係よね、どんなに厳しくとも世に中捨てたもんじゃないのよね、と、少年のとびきりの笑顔を見ると感じます。
ただひたすらの逃避行、そのシンプルな展開で、見る人をグイグイと引き込む。
最後の最後までハラハラドキドキ。勝負がついた時の、追う者と追われる者のあの挨拶のようなやり取りは、
不思議な魅力がありました。互いに精一杯やった二人にしかわからない、敬意めいたものを感じました。