ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM>のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM>

[ケイントアベルケンリョクトフクシュウニカケタオトコノジョウネツ]
(ケインとアベル/愛と欲望に燃える日)
Kane And Abel
1985年上映時間:312分
平均点:8.00 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
ドラマTV映画小説の映画化
新規登録(2003-08-17)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2009-07-28)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督バズ・キューリック
キャストサム・ニール(男優)
ピーター・ストラウス(男優)
ロン・シルヴァー(男優)
アルバータ・ワトソン(女優)
リチャード・アンダーソン(男優)
フレッド・グウィン(男優)
パトリック・ボーショー(男優)
脚本ロバート・W・レンスキー
音楽ビリー・ゴールデンバーグ
撮影マイク・ファッシュ
製作バズ・キューリック(製作スーパーバイザー)
美術フィル・ノーマン(タイトル・デザイン)
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4.アダムの2人の息子たちの悲劇になぞらえて、生まれも育ちも異なる2人の男たちの人生が運命の力で引き寄せられ、火花を散らす。苦境から這い上がり、ひたすら復讐に賭けるピーター・ストラウスのアベルの執念に主眼が置かれるが、受けにまわるサム・ニールのケインも素晴らしく、彼の演技力を知る好機となる。彼らの次代にまで愛憎が及ぶ様は「嵐が丘」を思わせ、ある真実が明るみに出る終盤は憎悪を一瞬にして打ち砕き、哀惜の念にたえない。
レインさん [地上波(吹替)] 8点(2009-07-10 15:49:01)
3.《ネタバレ》 自分の中では原作を超えた珍しい作品です。原作では余計なエピソードと感じた部分が所々にあり、少し単調に感じる部分もあったのですが、この映画は原作を上手に刈り込んだ結果、単調な部分が少なく最後まで緊張感を持って見ることが出来るように仕上がっています。何より最後の最後でアベルの漏らしたセリフ、原作ではさらりと流していたこの部分が個人的にはとても気に入ったのでその点だけでも原作を超えたと感じました。良い映画です。
kirieさん [ビデオ(吹替)] 8点(2008-07-13 14:29:16)
2.先日「午後のロードショー」でやってたのを見たのですが、「なぜこんなすごい作品を今まで知らなかったんだ」と思うほど面白かったです。本作はアメリカのテレビ映画ですが、劇場用の大作にまったく引けをとらない完成度。上映時間の使い方が抜群にうまく、長い長い上映時間にも関わらずまったく飽きさせない作りとなっています。3時間を超える伝記映画がどれもこれも冗長で退屈な映画になっていることを思うと、2時間枠で3日連続放送という超長尺でありながら話のテンションを徹頭徹尾維持できていた本作は驚異的とも言えます。また「24」や「LOST」のように飽きそうになったらとりあえずイベントを放り込むという適当な盛り上げ方ではなく、ふたりの男の確執というテーマから片時も離れず、すべてのイベントが主題に沿って展開され、ムダなエピソードが何ひとつないという見事な構成。ロミオとジュリエット風になってきた後半では「いよいよ息切れしてきたか」と思ったのですが、これもまたケインとアベルの物語を構成する重要なピースのひとつであったと後でわかり、この話はとんでもなくよく出来てるなとあらためて感心しました。「テレビ界のゴッドファーザー」とは言いすぎかもしれませんが、テレビにありがちな軽さがなく、重厚で見ごたえのある作品となっています。俳優の演技も見事。当時ともに30代後半だったサム・ニールとピーター・ストラウスが10代後半から60代までの主人公を演じるのですが、さすがにムリを隠しきれない10代後半はともかくとして(ここは若い役者を別に立てた方がよかったと思います)、野心に燃える20代、各自が帝国を築きあげる40代50代を経て、哀愁溢れる60代までを違和感なく演じてみせた芸の広さはなかなかのものです。NHKの大河ドラマのようなウソ臭さがないのは、メイク技術の違いだけではなく役者の力量の差も大きいでしょう。激動の60年を生き抜いてきた男の顔にちゃんとなっているのです。こういう知られざる傑作を突如放送するので、テレ東はあなどれません。レンタル屋に行けば簡単に見られる最近の大作ばかりを放送する他局のロードショーはもう10年近くも見ていませんが、テレ東だけはチェックしてしまうのはこういう出会いがあるからです。
ザ・チャンバラさん [地上波(吹替)] 8点(2008-07-13 04:17:50)
1.ひたすら追い詰められていくケインがとにかく悲惨で最後の最後まで彼に同情してしまいした。ほんの些細な出来事からアベルに憎まれ姉妹には彼のことを憎むようになっていく、ここら辺の描写が自然なのでラストで彼がアベルに卑怯な手を使っても素直な気持ちで見ていられ、頭取の席を立つときの後姿にも哀愁を感じました。逆にアベルの方は完全に悪役として見てしまいます。後半になってからの異常な執着ぶりは破局に対する彼への八つ当たりのような気がして全く同情できませんでした。しかしその分、ラストの彼のセリフには本当に泣きそうになりました。支援者の正体は古典的な小説から見るとややありきたりで前半で既にわかってしまったのですが、忘れかけた頃にきたので素直に彼に同情できました。「良き友人になれたはずなのに・・・」という彼の最後のセリフに全てが詰まっています。
マイカルシネマさん [地上波(吹替)] 8点(2005-03-31 17:49:49)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
619.09%
7327.27%
8436.36%
919.09%
10218.18%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 9.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review3人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 9.00点 Review3人
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