1.《ネタバレ》 おっ!オープニングからいきなり軽快な音楽、これはひょっとして?とかなりの期待!何とも快調なスタートに出演者の顔ぶれ、演技、中でも東野英治郎と津島恵子が素晴らしく良い。旅芸人の一座の物語として良い感じで進んでいたのに、途中から急にお金の問題がどうだの、組合がどうだの、ストライキがどうだのと、この監督らしい社会派の顔が覗いてしまい、折角の人情話も何だか説教臭さく感じて残念でならない。人情ものなら下手に社会派のようなものなど入れないで描いてくれる方が私は好きです。5点にしようか6点にしようかで迷うけど、津島恵子をはじめとする役者達の演技には好感が持てたのと、それなりに楽しむことも出来たので6点にしたいと思う。