スイミング・プールのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スイミング・プール

[スイミングプール]
Swimming Pool
2003年上映時間:102分
平均点:5.79 / 10(Review 80人) (点数分布表示)
ドラマミステリー
新規登録(2004-03-07)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2009-02-02)【8bit】さん
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監督フランソワ・オゾン
キャストチャールズ・ダンス(男優)ジョン
シャーロット・ランプリング(女優)サラ・モートン
リュディヴィーヌ・サニエ(女優)ジュリー
脚本フランソワ・オゾン
エマニュエル・ベルンエイム
音楽フィリップ・ロンビ
撮影ヨリック・ルソー
製作オリヴィエ・デルボスク
マルク・ミソニエ
あらすじ
ミステリー作家のサラ(シャーロット・ランプリング)は、出版社のジョン(チャールズ・ダンス)の紹介により、フランスの別荘で過ごす。そこにジョンの娘・ジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れる。サラは若く奔放なジュリーと過ごすうちに、小説の着想を得ていく…。
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80.《ネタバレ》 前半、いかにもフランス映画っぽくたるいシーンが続いていく上になんか不自然なシーンや腑に落ちないシーンが結構あってかなり観ててつらいです。まぁ結局それは映画の伏線なわけですが、そういうシーンを観て「ん?このシーンはどういう意味だ?」と映画に入り込んで観ていたか、「なんか変だけどまぁそういう映画なんだろうなぁ」とだらっと観ていたか…それでこの映画の評価は結構変わると思います。
まぁ真剣に観てても「結局、正解はどういう事なのか?」という正解は与えられないので、あれこれ想像して自分で解釈するしかないわけですが。ましてやぼんやりと観ていた人は「ん?娘??あれれ??」となってわけわかんないまま終わります。僕は後者でした。
この雰囲気に入り込めない人の場合、ほとんどそうなってしまうんじゃないかなぁ…そしてそれは多数派側だと思います。そういう意味では観る人をかなり選ぶ映画ですね。

ところで、サラがパイオツをさらすシーン。「見てくれ、俺のパイオツを!」とばかりに天を仰ぐのが笑えます。
あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-11-21 01:34:29)(笑:1票)
79.《ネタバレ》 頭の中が「???」になったが、いろいろな方のレビューに助けられ、半分くらいは「なるほど」となった。しかし、なおさら「だからなんなんだ?」感が残った。オゾンの不可解さをなんとかしようと、「8人」を見てみたが、とんでもなく合わなかったので、もうオゾンとは手を切ろうと思った。ランプリングは孤独の似合う女優さんだな。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-21 23:23:09)(笑:1票)
78.《ネタバレ》 ランプリングの存在感。神経質で底意地の悪い感じ、単なる狂人ではなく、どこかが壊れた普通の人、といった人物造形が絶妙だ。こういうオチはありがちだが、それを多重人格のようなセンセーショナルなネタを使わずに作家の創造性で説明しているのがいい。日の光にゆらめくプールの水面、裸で泳ぐ若い女、唐突に行われる殺人……これはいわばプールにぷかぷか浮んでまどろんでいるうちに見た白昼夢のようなものだったのだろう。心地よく、美しく、幸福感に満ちた、しかし背筋が冷たくなるような狂気もかいま見える夢。楽しいけれど、油断すると何かに足首を掴まれて水中に引き込まれそうな、得体の知れない不安がある。プールからあがった後、楽しく泳いでいたはずのプールが、実はある女の心の中だった、というぞっとする真実に気付かされる。
no oneさん [映画館(字幕)] 8点(2005-01-16 02:54:14)(良:1票)
77.作家性の強い監督って、どうしてこうも同じ女優さんを使いたがるのかな。確かに2人とも魅力的だけど、ちょっときな臭いものを感じる。シャーロット・ランプリングは自分の魅力を再発見してくれたオゾンを信頼しているだろうし、サニエ嬢にしても演技開眼させてくれた恩師なわけだから、これはもう、最初から人間関係のトライアングルが完全なる二等辺三角形。全面的に身を預けてくれるから、監督としてもやりやすい、という感じが見え見え。役者が監督に真っ向から向き合っていない映画は見ていてつらい。(こういうタイプの映画は特に)「監督のいう通りにさえすれば、あとは綺麗に撮ってくれる」なんて感じでやられては、お金のかかったただの自主制作作品になってしまう。オゾン監督に「それってどういうこと?」と恥ずかし気もなく問える役者がいれば、こんなにも評価の低い映画にはならなかったと思う。ウォン・カーウァイ、リュック・ベッソンなど、時代の寵児と賛美された監督は、大体、似たようなドツボにはまったような気がするし....。役者はもうちょっと監督を疑った方がいいかも、ね。
showrioさん 6点(2004-12-22 15:11:00)(良:1票)
76.この映画、いろいろ解釈がありそうなラストはあまり重要ではないです。重要なのはリュディヴィーヌ・サニエの乳でしょう(断言)。しかしまぁ、なんというか彼女が脱がなかったらこの映画の魅力は半減以下ではないでしょうか(あ、別に僕が乳狂いなわけではないですよ)。僕の中ではフランスの女優は当たり前のように脱ぐ・・・って感じなんですけど、それが良い面と悪い面があると思うのです。じゃ、ここで女優が脱ぐ必要あるのか?と。多くの映画の中にはテレビの2時間ミステリーの濡れ場のようなものも、残念ながらあります。でも今年の映画では、このサニエの乳と先日観たナオミ・ワッツ(『21g』)の乳は作品を語る上で重要なものだと思うのです(『ジョゼと…』の池脇千鶴の乳は微妙ですが・・・)。女優さんは無駄な脱ぎ方はしては自分の価値を下げるだけだなーと感じます。なんかね「脱げば評価される」みたいな映画界の風潮もどうかと思うんですけどね。人間の生活の中ではセックスって当たり前のものであり、日常的なものであるわけじゃないですか。別に人間には繁殖期があるわけでもないし。でもそんな当たり前の生活の中に宗教(道徳観)が入り込んでセックスを隠してしまった。
それが良いか悪いかそういう話ではなくて、もちろん。またはエロか芸術か、なんてもう100年ぐらい論争してると思いますが、全く不毛なものであると思いますよ。悪影響を及ぼすようなところでは公開しない(この映画はR-15で良かったと思います)、それで万事オッケーじゃないのかな。自分の親と観たら確かに恥ずかしい映画でしょうけど。恋人同士で観れば映画館を出て、最後のラストをあーでもないと語る光景は目に浮かぶようですが、お互い結局残るのはサニエの乳なわけで(あれ?違う?)。恋人未満の関係だったら(僕は恋人未満の人とエロティックなシーンを観たことはないけれど)、とっても良い関係になれるのではないかと(含妄想)。わかりませんが。なんか、この映画と全然関係ない話になっちゃってますね。まあいいか。この作品は「エロい作品」と中学生のように感じることもできれば、大人ぶって「綺麗だ。芸術的だ」と言える作品でもあります。楽しみ方は人それぞれあっても良いのではないでしょうか(15歳以上であれば)。ちなみに僕はこれ、レイトショーをひとりで観に行きました。まわりは全員カップル。
ひろすけさん 5点(2004-10-29 23:07:55)(良:1票)
75.《ネタバレ》 終始、南仏の美しさ、プールの美しさ、に見とれてしまいました。
あのミステリアスな音楽も大好きです。サラとジュリーの肢体を足先から舐めるように撮って2人を比較したような絵はお世辞にもセンスがいいとは言えませんけど・・・。私がこの映画で好きなところは、初めはプールも葉っぱだらけであまり綺麗ではなかったのが、だんだんと綺麗になって水が澄んでいくところでしょうか。以前から当たり前のようにわかっていたことですが、男女間で相手に好意を持つのはやっぱり自分に年齢が近い人に対してなんだな~、と改めて感じました(笑)。オゾン監督は、歳とってもまだまだイケるぞってことをこの映画を見た人に言いたかったのかもしれませんね。
そして、普通は映画というのは終盤にかけて盛り上がりを増していくものですが、この映画ももちろんその例に外れずにエンディングに向かっていくわけです。この映画のすごいところは、なんと言っても、その盛り上げどころにシャーロット・ランプリングのヌードをもってくるところなんです。それまでにちらほら出てきたサニエのヌードは、まさにラストを引き立てるお膳立てに過ぎないのです。この緩やかな終盤を考えた監督も凄いですが、体一つでクライマックスを作ることのできる彼女のボディはもっと凄いですよ。やっぱり、ランプリングが脱ぐのとサニエの世代の女優が脱ぐのとでは重みが全然違います。彼女が大女優だからというわけではなく、あの裸体には何か言葉にできないような物凄い説得力があります。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2004-06-29 17:03:50)(良:1票)
74.《ネタバレ》 この映画は、全てランプリングの頭の中のネタであり実際の娘は最後に出てきた歯の矯正をしたブサイクな女の子というオチなんだが、ちょっとこのオチはさすがにない方がいいと思う。
「マルホランドドライブ」なんかは妄想である必要があったんだが、どうも本作には妄想という必要がないと思われる。
ランプリングのサニエを見つめる複雑な感情が入り混じったなんともいえない視線や、「何も行動できないイギリスのおばさん」と言われたランプリングがジジイに執ったあの大胆な行動、社長とのやり取り、幻の作品等、全てが妄想と知ったら残念な気がします。
自分の中では、ラストを頭から消去して全て現実にあった物語とすることに決めました。
六本木ソルジャーさん 5点(2004-06-25 15:18:16)(良:1票)
73.《ネタバレ》 オチが分からんようで分かるような。私的にはどちらでもいいいです。
御年57歳シャーロット・ランプリングのオッパイが拝めるとは。ビックリして思わずリプレイマジマジと眺めてしまいました・・・綺麗・・・孤高の女優らしい凛としたお姿でした。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-28 16:40:55)
72.《ネタバレ》 この映画の解釈には「現実と妄想の混在」説と「別荘からはすべてサラの創作」説に分かれるようですが、自分的には後者に一票かな。どちらにしても矛盾点はあるのですが、細かいことは別にして、仮に前者だとしたら、普通過ぎてストーリーとしての面白さが無いと思ったので・・・。

いつもなら、難解な映画を観たあとは、解説サイト等を参考に「あーなるほど!」と思えるまで再鑑賞するところですが、この映画はそこまでするほどの興味が湧きませんでした。前述の通り、一応サラの創作説を採りましたが、違ってたら違ってたで、まぁどっちでもいいです。
ramoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-10-18 18:15:36)
71.《ネタバレ》 最近少しスランプ気味の人気ミステリー作家、サラ。編集者の勧めで彼女はフランスの片田舎にある小さな村の別荘へと趣き、気分転換を図ることに――。訪れた村の閑静な雰囲気と素朴な村人たちに、サラはどんどんと心が癒されていくのだった。心機一転したサラは、新たなアイデアとプロットが次々と浮かび、再開した執筆は順調に進んでゆく。だがしばらくすると、別荘の持ち主である編集者の手違いから、彼の子供であるジュリーという若い娘が転がり込んでくる。礼儀知らずで自由奔放、さらには毎晩違う男を連れ込んでは情事にふける彼女にサラの平穏だった心は掻き乱されるばかり。ところが、そんな彼女にも誰にも言えない心の闇があることを知ったサラは、それをモデルにして新たな小説執筆を図るのだった。そんな折、二人の関係性を決定的に変えてしまうようなある事件が起こる。流された血は、別荘の敷地内にある大きなスイミングプールへと滲んでゆく…。頑固で保守的なイギリスの中年女性と男好きで自由奔放なフランスの若い女、そんな対照的な二人の女性が起こしたある〝事件〟をミステリアスな空気の中に描き出す心理サスペンス。幾つもの知的仕掛けに満ちたそんな本作、ずっと気になっていたので今回鑑賞してみました。なんですけど、うーん、ちょっと僕の期待していたものとは違った印象でしたね、これ。妄想と現実、小説を書く作者の現実と小説内のフィクションの世界、それらが混然一体となり観るものをいつしか深い迷宮へと迷い込ませたところで、ラストに明らかにされる予想外の事実。観客を更なる迷宮へと誘うようなこの世界観は、好きな人には堪らないと思います。でも、僕はこういう思わせぶりで観客に真相を丸投げするような映画は少々苦手なので、本作も見事に嵌まらなかったです。でも、映像や作品の世界観などは雰囲気もあって良かったとは思うんですけどね。要は好みの問題。僕は本作のいい観客とはなれなかったようです。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2019-09-10 00:49:58)
70.うーん、綺麗な水着姿以外あんまり印象には残らない映画だな。中盤までの雰囲気が好きだけどラストはイマイチでした。
nojiさん [映画館(字幕)] 5点(2014-11-02 02:12:00)
69.《ネタバレ》 フランス映画ってなんか雰囲気が重い。変わり者の小説家がフランスで新たな作品の道を開く作品かと思いきやラストで、ん?どういうこと?になってしまい自分には理解できなかった。でもフランスの田舎は綺麗で好きです。
ぷるとっぷさん [DVD(字幕)] 4点(2014-06-05 02:24:34)
68.《ネタバレ》 現実と妄想の境目がわかりにくい。
サニエの裸体はエロティックで、ストーリーもミステリアスで最後まで引きつけられたけど、ラストの娘が別人でポカンとなってしまった。
謎解きをちゃんとやらずに放置したままなので、消化不良でモヤモヤが残る。
観る者の解釈に委ねすぎる作品は、不親切で曖昧なので好きじゃない。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 3点(2014-06-01 09:12:08)
67.何やら非現実的な描写やサラの嫉妬心が感じ取れるシーンが多かったため、オチについてはそれほど驚きはありませんでした。
と言うよりも、オチ自体の曖昧さが驚きを小さくしてしまったのかもしれません。
そもそもどんでん返しがメインの作品だと思われますので、ラストにそれほど驚けなかったのはマイナス要素。
後から色々辻褄を考えさせられましたが、答えを見つけたところでそれほど深いものはないと思います。
午の若丸さん [DVD(字幕)] 4点(2013-12-23 18:01:22)
66.ミステリアスで艶っぽくて雰囲気一流。シャーロット・ランブリングが年齢を重ねても謎めいたクール・ビューティなのはさすが。フォアグラの缶詰をこっそりくすねちゃう場面は可愛いし、買い出ししてもヨーグルトをボウルに空けてそのままスプーンで食す、ってどんだけイギリス人の調理下手を馬鹿にしてるやら。どうやら妄想に付き合わされてるのでは、と途中でおぼろげに分かってはくるのだけど、それにしても腑に落ちない描写が多かったなあ。考えすぎなのかなあ。まあ雰囲気を楽しむ映画なんだろうな。サニエさん乳出し全開ですし。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-02 00:40:38)
65.難しかったー!
こんなことレビューに書くなって言われそうですけど、
なんかな・・・よく分からないまま終わってしまった・・・。

ストーリーは理解できませんでしたが、
少女が可愛くてナイスボディだったので5点という評価です。
らんまるさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-03-16 00:29:46)
64.ミステリー作家が主人公ということで、当然何か事件が起こるんだろうと期待してたのに何も起こらない。
ただおっぱいを眺めるだけのエロ映画なのかと思い始めたところで、突然の豹変。
一気に物語が加速して面白くなったのにラストで急ブレーキ。
もう何が何だかよくわからない混乱した状態で終わってしまったわけだけど、そこにおっぱいがあったことだけは確かなので、僕としては損してないような気がする。
もとやさん [地上波(吹替)] 6点(2012-05-13 18:16:45)
63.《ネタバレ》 何かが起こりそうで何も起こらない展開が続いて何かが起こったと思ったら、よくわからない終わり方で終わった。登場人物はほぼ二人だけなのだが、独特な雰囲気と二人の対照的な女性のキャラによって、物語に引き込まれていった。最後まで見て、どこまでが現実で、どこまでが妄想なのか?これが小説の中身の話なのか?と疑問点は残った。が、しかし、この手の作品はあんまり深く考えない方がいいのかもしれない。考えるとしたらもう一度見たらにしようと思う。それで解るとも思えないけれど。サラの雰囲気も素晴らしかったが、ジュリーが魅力的で良かったし、特にプールとジュリーの構図は美しかった。
スワローマンさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-18 23:01:54)
62.自分には夢見心地で小気味いい進み方です。「母があなたのシリーズ本の大ファンです」なんてむかつく一言からエスカレートしていったのでしょうかね!!ところで、寒い夜なのにすっかり夏のつもりで鑑賞していたら思い切り風邪引きました、どうしてくれるんですか!!サニエ嬢!
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-16 14:22:56)
61.現実と空想(小説)の区別がわかりにくいが、そこは見る人によっていろいろな判断があるようだ。それに何となく伏線みたいなものもあるし・・・。
裸体の美しさもさながら、映画全体が美しく謎めいていて雰囲気がある。ランプリングにぴったり。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-12 12:53:45)
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【点数情報】

Review人数 80人
平均点数 5.79点
011.25%
100.00%
211.25%
345.00%
41012.50%
51721.25%
61822.50%
71620.00%
81316.25%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.40点 Review5人
2 ストーリー評価 6.00点 Review10人
3 鑑賞後の後味 5.16点 Review12人
4 音楽評価 6.20点 Review10人
5 感泣評価 2.50点 Review4人
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