生きるべきか死ぬべきかのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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生きるべきか死ぬべきか

[イキルベキカシヌベキカ]
(お芝居とスパイ騒動)
To Be or Not to Be
1942年上映時間:99分
平均点:7.89 / 10(Review 65人) (点数分布表示)
公開開始日(1989-06-03)
ドラマコメディ戦争ものモノクロ映画スパイもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-10-28)【+】さん
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監督エルンスト・ルビッチ
キャストキャロル・ロンバード(女優)マリア・トゥラ
ジャック・ベニー(男優)ヨゼフ・トゥラ
ロバート・スタック(男優)ソビンスキー中尉
シグ・ルーマン(男優)エアハルト大佐
ハリウェル・ホッブス(男優)アームストロング
原作エルンスト・ルビッチ(原案〔ノンクレジット〕)
脚本エドウィン・ジャスタス・メイヤー
音楽ウェルナー・リヒャルト・ハイマン
ミクロス・ローザ(追加音楽の作曲)(ノンクレジット)
撮影ルドルフ・マテ
製作エルンスト・ルビッチ
美術ヴィンセント・コルダ(プロダクション・デザイン)
衣装アイリーン〔衣装〕(キャロル・ロンバードの衣装)
編集ドロシー・スペンサー
その他アレクサンダー・コルダ(プレゼンター)
あらすじ
時は1939年8月。場所はワルシャワ。「ハムレット」が数日間上演される。上演中、ある女役者の楽屋の個室のもとに、花が届けられ、彼女はその贈り主と逢瀬を楽しみはじめる。彼はポーランドの空軍中尉だった。さて問題は、彼女は既に人妻で、夫がある身であったこと。ちょっとした遊びのはずが、「僕は本気だ」「それは困る」と楽屋で修羅場になりかかる二人。と、その瞬間、国を揺るがす大ニュースがもたらされ、ここから話は大波乱も大波乱、抱腹絶倒、国士無双の展開をみせることに。喜劇ファンなら必見の一本。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12.「メル・ブルックスの大脱走」既見。筋立ては解っているので双方比べてみると、メル・ブルックス>ジャック・ベニー、チャールズ・ダーニング>シグ・ルーマン、キャロル・ロンバード>アン・バンクロフトといったところ。お笑い度・しんみりさせられ度はリメイク>オリジナル。ナチスドイツによってドイツ市民権を剥奪されたユダヤ系のルビッチ監督が1942年に作り上げた事を思うと、
生きるべきか死ぬべきか>メル・ブルックスの大脱走 の結論になりました。
ご贔屓アン・バンクロフトが見劣りしてしまったキャロル・ロンバードの魅力に驚いています。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2018-08-07 03:01:30)
11.《ネタバレ》 エルンスト・ルビッチの最高傑作にして、「我輩はカモである」や「独裁者」に並ぶ反ナチス・スクリュー・ボール・コメディの大傑作。
とにかく展開が速いし、キャロル・ロンバートが最高にハジケていて楽しい。
物語は街中においていきなりヒトラーが現れるシーンから始まる。果たしてこのヒトラーは何者なのか。
第二次大戦真っ只中、ナチスの脅威が迫るポーランドの首都ワルシャワの劇場では偽のヒトラーをたてるべく“アジ”の研究やら日夜厳しくも馬鹿馬鹿しい調子で稽古を積んでいた。欠伸をしながら「はいるひとりゃ~」と言った後にキリッと言い直すシーンからまず笑わせてくれる。

そんな彼らの努力を尻目に、女優アンナはソビンスキー中尉とイチャイチャ。
「ハムレット」のセリフをイチイチ邪魔される劇団員はブチギレまくり。ちょっとはタイミングを考えろww
そんなアンナたちも、ポーランドに宣戦布告してきたナチスに劇場を木っ端微塵に吹き飛ばされてしまう。様々な怒りが彼らをレジスタンスとして立ち上がらせる。彼らがところ構わず爆弾で吹き飛ばしていくのは、ナチスだけでなく我々の腹筋も破壊していく。
セリフによる笑いと緊張感みなぎる場面の数々、ベッドでのやり取りやヒゲ、名前、手紙と次から次へと笑いの連鎖が重ねられる。階段のシーンはドキドキした。
キャロル・ロンバートが眠る筈のベッドでゴツいオッサンが寝ててワロタ。
劇場における“幕引き”場面も凄い。薄暗い中をサーチライトで照らされ、垂れ幕の向こうで見事に“退場”していくシーン。笑いを通り越して一瞬ゾッとさせる。
ルビッチはポーランドのユダヤ人たちの悲劇を下にこの映画を撮ったという。その憎悪がこの映画の「爆発」へと繋がったのだろう。
ヒゲで正体がバレるシーン、欲情する兵士、劇場が吹っ飛んで隣の男に抱きつくヒトラー、最後の最後までハムレットを邪魔されるなど笑いっぱなしでとにかく楽しい映画だった。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-14 16:58:43)(良:1票)
10.《ネタバレ》 ドタバタコメディの傑作。とにかくコメディとしてのテンポが良く観客を飽きさせない。またコメディでありつつも完全にカリカチュアされた話でもありより深い映画となっている。やや不謹慎なギャグが多い気もするが、この位強烈な方が観客の記憶に残り易いだろう。またそんな強烈な風刺を42年当時にしたということがまた凄い。ナチズムを痛烈に皮肉った映画としてはチャップリンの『独裁者』が金字塔であることに異論は無い。また本作では『独裁者』の様にナチスを糾弾する演説や声を大にした主張はしない。しかしナチスのバカさ加減を笑い飛ばしている度合いは本作の方が上だろう。何せ主人公はナチスから祖国を救うよりも嫁さんとイケメンパイロットの浮気の真相の方が終始気になっているのだ!ナチスからしたら逆説的にこれ程バカにされた話は無いだろう。今考えるとタランティーノの『イングロリアス・バスターズ』は本作に非常に影響を受けているのだろう。そういう部分でも素晴らしい映画だ。最後に枕流さんも仰っていますが許せなかったのが日本語字幕だ。誰が付けているのかはデータがないので分からないが、いくらなんでも酷すぎる。誤字脱字は当たり前、場面によっては男性の台詞が女言葉になっている(恐らく字幕をプリントした後のチェックを怠っているのだろう)、早口の掛け合いでは丸々一つの台詞のやり取りをすっ飛ばしている箇所すらある。とてもじゃないがプロの水準の仕事とは思えない出来だった。本作の字幕担当者は一つの傑作を自身の適当な仕事によって台無しにしていることに早く気付いた方が良いだろう。
民朗さん [DVD(字幕)] 9点(2012-07-27 00:46:05)
9.こんな面白い作品に出逢ったのは久し振りのような気がする。
舞台演劇の良さと映画の良さを上手くブレンドして素晴らしい作品に仕上がっている。
ナチスによるワルシャワ占領というかなりシリアスな題材で死人も出たりするけど、その辺りが上手くコメディに変換されていて良かった。
畳み掛けるようなシナリオ構成も秀逸で、これでもかってくらいに被せてくるのには参りました。
作品名にもなっているハムレットの名台詞の使い方や収容所のエアハルトといった伏線の張り方も見事だし、脇役の槍持ち2人の使い方も上手い。
戦時中に製作された作品で、ナチスに対する蜂起を促すような内容になっているけど、それもある意味では感慨深い。
その後、実際にワルシャワ蜂起で失われることになる多くの市民の犠牲を思うと複雑な心境にもなるけど、そういった悲劇の末に現在のポーランドの民主化があるのかと思うと意義のある作品なのかも知れない。
戦後に作られた戦争映画は数多く見てきたけど、戦時中にリアルタイムで作られた作品という意味で新鮮さを感じました。
もとやさん [DVD(字幕)] 9点(2009-11-04 11:45:02)
8.《ネタバレ》 ハラハラしつつ、面白い。ワルシャワで働く劇場の役者達が戦時中の偶然のトラブルに巻きこまれるが、そのピンチも皆の演技で乗り切る、という内容自体が面白かったです。さらに、映画はテンポよく進んでいきますし、話中の会話にはいくつか伏線(クスリと笑いたくなる伏線)が張られていたりします。主人公達はゲシュタポを相手に奮闘しますし、プロパガンダ的な感じも若干はありますが、それも気にならない程面白いと感じます。喜劇の中でも最も好きな映画の一つです。
まいったさん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-26 02:35:10)
7.テンポの良さ、展開の面白さと非常に素晴らしい作品でした。笑えるだけでなく、ナチスと劇団員たちのやり取りがとても見ごたえがありました。(エアハルトとシュルツの責任の押し付け合いは笑えました。)
ストーリーの流れが非常に巧みで、パズルを解いた後のようなスッキリ感を味わう事ができました。
とにかく、見終わったあと「お見事!」と言いたくなる映画です。
TMさん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-20 11:17:58)
6.20世紀最悪の悲劇を、20世紀最高の喜劇にしてしまった。
ボビーさん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-18 23:45:13)
5.《ネタバレ》 真面目なのかコメディなのか紙一重という社会風刺コメディですが、

この監督のコメディといえばほとんどが下ネタに頼らず、

上品にきわどい風刺もバサッと冷酷に切り捨てたり、

本当にわかりやすいギャグもありますが、

シェークスピアなどの文芸の知識もいるという、

わかりにくいのにそれでも笑えるのは正統派のコメディだからでしょう。

よく本が出てきますが別に賢さを映画で見せようなどという俗なものでもなく、

その時代では映画の中に映画を出せない(影響は本から)という時代。

そこが安っぽくないのです。

特にこの作品では後々のスパイ映画によく使われているような、

本屋の中でのスパイ活動が面白く見事です。

アンナカレリナ・・そしてその本に挿む栞は写真・・

あらゆる媒体からおかしさを追求できる現代のコメディよりも、

日常生活の中からとてつもないバカな設定が生まれるのです。

まずその制作された時代背景を考慮しないといけません。



ギャグとはいえあのヒットラーをあそこまで茶化したことは、

見ている最中でもヒヤヒヤして笑えないくらいの緊迫感。

コメディなのに後半の大山ではもうドキドキもので、

本物のヒットラー(あくまでも映画の中で)の訪問した劇場で、

初めての主役を渡されたのは私がこの監督作でお気に入りの、

「桃色の店」のJ・スチュワートのよき友役、

「ニノチカ」のロシアの同志役フェリックス・ブレサート。

それもヴェニスの商人のあの役だった・・(大笑)

さてラストのオチを私たちはどう取りましょうか?

私はブラックに取って、

おまえの演技は観たくないんだよ!

と取りました(爆)

おかしすぎるよなぁ・・

素人のような大根役者が演じる最初と最後のシーンの絶妙さ、

その大根を演じる俳優は本当にうまいのです。

本当に怖いのはヒットラーなのか?

それとも彼女なのか?

それとも大根ゆえ受けない演技の役者役なのか?

恐ろしいくらいよく出来た作品。

ヒットラーの命令を喜んでゲシュタボは聞くから、

航空機から(ジャンプ)と総統の言われるまんま飛びます飛びます。

ドレスを着たヒロインは収容所でスポットライトを浴びたい役。

こんなギャグを戦争のさなかに撮るルビッチって・・

アルメイダさん [DVD(字幕)] 9点(2006-02-15 10:48:01)(良:1票)
4.《ネタバレ》 約100年に渡る世界の映画の歴史の中で、”史上最高傑作”と言われているこの映画を、ついに、ついに観ることができました! しかし、ここのHPでも平均点の高さが驚異的ですね。「あぁ、国の運命が大根役者たちに…」という悲嘆に満ちた台詞には笑いと脚本のセンスを感じます。『幸福な世界を創る』の言葉のもと、ナチズムによって統制された組織”ゲシュタポ”と、ポーランド人による反ナチズム地下組織。スパイ争奪戦をベースにした、智謀と策略に満ちたスリル溢れる作品かと思いきや、任務そっちのけで奥さんの浮気に怒り心頭のヨーゼフ!(笑)。この映画は、要人に変装するシーンが多いですが、偽ヒットラーに対してドイツの憲兵が何ら疑問を感じず、「ハイル、ヒットラー!」と連呼しているのを殊更に強調しています。”所詮、第三帝国は、ヒットラーという生身の人間ではなく、『総統』という怪物を神格化しているに過ぎない”という、アメリカの冷静な嘲笑に映ります。第2次世界大戦下での第三帝国に対する痛烈な批判は、終盤の女性ラウンジから出てきた、グリーンバークの一つ一つの台詞にあると思います。同じ人間でありながら、ポーランド人であるというだけで、蔑み、望まない死を与えるナチズムに対する怒りと悲しみ。おかげで、この映画のDVDもめでたく我が家の家宝となりました。あぁ、あと、最後に1つだけ。結局、誰もヨーゼフのことを知らなかったのね(笑)。『生きるべきか死ぬべきか』。愛すべき大根役者たちだと思いました。
どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-14 19:47:35)
3.めちゃくちゃおもしろい作品!! 将軍?とシュルツのコンビや”ジャンプ”って言ったら簡単に飛行機から飛び降りていく兵隊には爆笑させられた。それにあまりに見事なシナリオと俳優達に完全に虜となってしまった。中でもヨーゼフ=トゥラ(ジャック=ベニー)の演技は本当に見事!余談ですがこの映画を観る数時間前にアンジェイワイダ監督の地下水道を見ました。映画ってこんなに違うもんなんだなー(笑)
マイアミバイスさん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-05-07 19:13:18)
2.逸脱したシナリオでした。ラスト10分は最高でした。やっぱ役者さんは役者なんだな……なんて、当たり前のことを実感しました。
もちもちばさん 9点(2004-03-23 00:18:26)
1.《ネタバレ》 痛快で、ちょっぴりスリルもあり、本当に楽しい映画でした。飛行機から飛び降りたりするとこ、笑ったなぁ。素敵です。
onthefridayさん 9点(2004-02-17 01:51:33)
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【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 7.89点
011.54%
100.00%
200.00%
323.08%
446.15%
557.69%
634.62%
769.23%
81116.92%
91218.46%
102132.31%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.63点 Review11人
2 ストーリー評価 8.80点 Review10人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review8人
4 音楽評価 7.20点 Review5人
5 感泣評価 7.66点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1942年 15回
作曲賞(コメディ)ウェルナー・リヒャルト・ハイマン候補(ノミネート) 

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