男はつらいよのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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男はつらいよ

[オトコハツライヨ]
1969年上映時間:91分
平均点:7.99 / 10(Review 82人) (点数分布表示)
公開開始日(1969-08-27)
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-05-10)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
光本幸子(女優)坪内冬子
倍賞千恵子(女優)車さくら
前田吟(男優)諏訪博
森川信(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
津坂匡章(男優)川又登
関敬六(男優)司会者
谷よしの(女優)主婦/結婚式の出席者
石井愃一(男優)工員
水木涼子(女優)梅太郎の妻
村上記代(女優)川甚のホステス
広川太一郎(男優)さくらの見合相手
山内静夫(男優)冬子の婚約者
志村喬(男優)諏訪飄一郎(特別出演)
原作山田洋次
脚本山田洋次
森崎東
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
企画小林俊一
高島幸夫
配給松竹
美術梅田千代夫
編集石井巌
録音松本隆司(調音)
小尾幸魚
その他東京現像所(現像)
山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
あらすじ
国民的映画“寅さん”シリーズの記念すべき第1作。頑固親父と喧嘩をして家出して以来、20年ぶりに故郷・柴又に帰ってきた寅次郎(渥美清)。成長した妹のさくら(倍賞千恵子)と感動の再会をするも、彼女の見合いをぶち壊し、とらやの面々と喧嘩をしてまた旅へ出る。旅先で御前様(笠智衆)の娘で幼なじみの美しい冬子(光本幸子)に恋をし、彼女を追って再び柴又へ舞い戻る。その頃、裏の工場で働く博(前田吟)はさくらに恋をして、最初は反対していた寅次郎が仲を取り持つことに。
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12
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29.《ネタバレ》 寅さんはテレビドラマの最後にハブに噛まれて死んでしまった。って、バラエティ番組で観た記憶がある。そんな主人公が銀幕に蘇り、ギネスに載る長寿シリーズ化するとは、当時のスタッフたちも、ファンたちも、思っても見なかったことだろう。
本作はまだ長期シリーズ化は考えていなかったため、一本完結のまとまりの良さを感じる。…といっても、シリーズの各作品の関連性・連続性なんて、殆ど感じない作品だけど。寅さんは私も、数作品程度は摘んで観てみたことはあるけど、全話CSで放送されるこの機会に、通して観てみようと思い立った次第です。さぁ最後まで完走できるかな?

1作目にして寅さんの基本設定が全部入ってるように思う。寅が帰ってくる。トラブル起こして出ていく。マドンナに恋して気分良く戻ってくる。フラれる。出ていく。更に柴又のレギュラーキャラは、本作で殆ど全員出てくるんじゃないかな?まさか1作目からさくらが結婚して、満男まで産まれるとは思わなかった。このまんま50作突っ走ったのか。やっぱりすごい作品だわ。
1作目は他作品と違って、寅が20年ぶりに柴又に帰ってくる。寅さんと言えば『生まれも育ちも東京葛飾柴又』…って本人言ってたけど、14歳で出ていって以来の帰省だろうから、地方の方が長くなってるぞ?

さくらが凄く可愛い。私が観たのは'80年代以降のシリーズだったから、本作の若くて美しいさくらに驚いた。たぬき顔で茶髪で膝上スカートで脚が綺麗で身体細くて。キーパンチャーなんてモダンな仕事してて。キツネ目でいい加減で馬鹿でヤクザな寅と、兄妹なのが信じられない。
本作は冬子がマドンナ・ポジションだけど、真のマドンナはさくらじゃないかな。20年ぶりにやっと会えたら、結婚して離れ離れ。本作以降いつも隣りにいるけど、永遠に距離が縮まることのないシリーズの陰のマドンナ。そんなさくらにスポットが当たったのが、まさかの1作目だったとは。

大企業のBGからお見合い、結婚、出産と、1作の間に大人の階段を登っていくさくらに対し、35歳にもなって麦わら帽子に釣竿持って冬子のところに遊びに行く子供みたいな寅。『生まれも育ちも東京葛飾柴又』あぁ、寅次郎って20年前から、14歳の頃から時間が止まっているんだな。
父との大喧嘩から家を飛び出し、テキ屋稼業で生計を立て、舎弟の登の面倒を見て、可愛い妹は嫁に行き…『男はつらいよ』の意味が、マドンナにフラれるから以外の意味も、しっかり持たせてある1作目でした。
一年後、喧嘩別れ同然に故郷に帰したハズの登と一緒にテキ屋をしている寅次郎にほっこり。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-05-24 23:48:27)(良:1票)
28.《ネタバレ》 日本を代表する国民的映画、少し前までは釣りバカ日誌と並んでのお正月映画の顔的存在でした。
製作当初はここまで長く続く作品とは思っていなかったでしょう。
ストーリー展開は、後続のシリーズで展開されるテンプレートがほぼ確立されており、今更目新しいものはないですが、逆に何度見ても落ち着く展開。
寅さんのキャラクターは今で言えば時代錯誤、男としてというか人としてテンでダメなのだけれど、自分でもそれをわかりつつ、真っ当に生きられない不器用さ、そして物差しでは測れない人情、今の時代死滅してしまったかつての日本というか江戸っ子の姿を投影していて、どことなくノスタルジーというか、憧れのようなものも感じます。
そしてなんといっても冒頭の口上をはじめ、セリフの一つ一つがなんて聴き心地の良いリズム。それだけで聞き入ってしまう不思議な魅力満載の作品でした。
クリムゾン・キングさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-08-22 15:53:11)(良:1票)
27.誰もが知っている国民的映画だが、某BS局でデジタル修正版が放送された事をきっかけに鑑賞。
本シリーズは高速バスの車中などで成り行き上鑑賞したことはあったが、自ら「観よう」と思って観たのは初めてである。

記念すべき第1作はどんな作品なんだろうと思ったが、果たしてその後のシリーズの基本フォーマットが本作でほぼ確立されていることに驚いた。

日本人なら一度は聞いたことのある主題歌から始まり、地方行脚から「ふらり」と帰ってきた寅次郎が、柴又の「とらや」を舞台に一悶着を起こし、妹のさくらを中心に周囲を振り回す。そこに登場する美しいマドンナに、寅さんはすっかり舞い上がってしまう。全くうだつが上がらないくせに饒舌で時に非常識な寅さんだが、困っている人を放っておけない人情肌の男だ。そしてたった一人の肉親である妹が可愛くてしょうがない。最後にはマドンナに振られ、またフーテン暮らしに戻っていく……

後年まで人気が衰えない作品、あるいはシリーズ化していく作品の1作目というのは、制作陣や俳優、音楽などが奇跡的に集約されるエネルギーをもっているものだが、本作も紛れもなくそうであろう。

自分の気持ちに正直に、怒り、笑い、泣く。誰もが望んでできない生き方を寅さんに投影しながら、一緒に怒り、笑い、そして泣く。
そして誰もがもっている故郷や家族への思い、分かっていてどうしようもない自分自身の業などが、昭和から平成にかけての日本各地の風景と入り交じり、なんとも言えない気持ちにさせてくれる。

こうした気持ちを味わいながら、全シリーズを鑑賞してみようと思わせる第1作だった。
田吾作さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-04-20 15:42:33)
26.最新作のお帰り寅さんを劇場で観てとてもよかったので、最初から観たくなったところアマゾンプライムでやってたので観てみました。さすが、そのあと半世紀のシリーズになるだけのことはあるインパクトのある作品でした。他のシリーズ作も観てみたくなります。
NOBUKさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-02-22 09:30:56)
25.《ネタバレ》 アマプラで1作目だけ無料だったので初視聴。
いい意味で想像していたよりクセのある作品だった。

テレビなんかで後期の作品をチラ見するくらいは観ていたので
印象としては毎作品パターン化された内容で様式美ともいえるシナリオ。
ドラマ性は弱いが寅さんの軽快な語りと勢いが楽しい。

おそらく一作目は初作品だからパターンも出来ていないし
キャラの性格も現在のものと少し違うんだろうと想像していた。
実際には寅さんが想像以上にクズだった。
寅さんが叔父や叔母からバカバカ言われてる理由も頷ける。
かなりヤバい。
観ててイライラした。

妹の結婚式のラストで寅さんが泣きながら「良かった良かった」と言うシーンは最高だ。
感極まって立ち上がった寅さんの袖が何かに引っかかってて裂ける。
テーブルクロスで涙を拭って鼻をかむ。
感動的なシーンがぶち壊し。

手のひらで転がされるように心を揺さぶられた。
Dry-manさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-01-18 09:30:10)
24.《ネタバレ》 まず最初に、謝りたい。
全国の寅さんファンのみなさん、ごめんなさい。
今まで「ぷっ(笑)寅さんとか何が良いのか全っ然分からない」とか「渥美清の何がいいの?」などと、見たこともないくせに勝手な先入観で「つまらなそう」と決めつけていて、ほんっっっとうにすみませんでした。。

何かと気の合う、好みの合う友人に強く勧められ、今般、わたくし齢35にして初めて寅さんを鑑賞いたしました。
記念すべき第1作を私の人生初寅さんにできたことは、とてもラッキーですね。

結論。なんて面白いのでしょうか!

渥美清の凄さが、やっと分かりました。名優ですね。
彼が織りなす江戸っ子のべらんめえ口調の、なんて聞き心地の良いことか…
まるで落語か、ちょっとした歌を聴いている気分にさせてくれます。

そして物語のテンポの良さ。
まったくダレることなく軽快に物語が進んでいくのに、きちんとストーリーが成立しているのはすごい。
時間の長さを忘れるし、見ているこちらも引き込まれてしまう。
これも寅さん節が大きく貢献してるがゆえと思いました。

特筆すべきは、寅さんと彼を取り巻く人々の人間模様。
笑いあり涙ありで飽きさせないし、俳優陣に芸達者が多いからか、セリフだけでなく表情で魅せてくれるのがまた良い。
昔の女優、俳優さんは、目の演技が本当に上手いですね。

私は志村喬さんが好きなので、図らずも彼が出演していたことで、殊更この作品への思いも強くなりました。
結婚式のスピーチシーンは、彼の独壇場とも言えますね。思わず嗚咽を漏らしました。

寅さんシリーズ初見ということもあり、自分が作品としての正当な評価が出来ているかは自信がありませんが、初めての寅さんは私にとっては「衝撃」の一言です。
もちろん、良い意味で(^^)
人には好みがあるので無理強いは良くありませんが、もし以前の私と同じような「寅さんイメージ」を抱いている人がいるなら、騙されたと思って一度見てみて欲しいです。
見終わった後はきっと、あなたの心はあたたかくなっていると思いますよ。
港のリョーコ横浜横須賀さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2018-11-28 09:35:31)(良:2票)
23.《ネタバレ》 倍賞千恵子が、まぁ可愛い。光本幸子も上品でお綺麗だこと。笠智衆と共に、ちょい役の志村喬が見れて、なんだか得した気分。さくらが「私、ヒロシさんと結婚する!」と寅次郎に言った時、寅次郎が何も言わずに頷く。あの表情がたまらなかった。
VNTSさん [インターネット(邦画)] 8点(2018-03-17 22:18:46)
22.初見です。寅さんは知っていましたが、想像を遥かに超えるクズっぷりに感激した。これ、面白いわ。次作も見ます。
Junkerさん [DVD(邦画)] 8点(2017-06-02 16:13:55)
21.《ネタバレ》 記念すべき第1作。人情映画の極みここにありという感じですね。
いや〜、鑑賞していて思いましたが、寅さんて人は本当にどうしようもないロクデナシですよね(笑)。
でも、ロクデナシなんだけど根がすごくいい人。こう言う人は人間的に好かれる。
自分の親族にこんな人がいたらすごく嫌だろうなと思うけど、映画で見る分には「あ、寅さんだ」とまた会いたくなる不思議。
この寅さんという強烈なキャラクターがまずあって、そこから全てのエピソードが派生していく。
こういう構造だからこそ、何十本も続編が作れるまでになったんだね。
あろえりーなさん [地上波(邦画)] 8点(2016-08-19 20:10:28)
20.《ネタバレ》 俺は「馬鹿まるだし」や「「馬鹿が戦車(タンク)でやって来る」」といった初期の山田洋次の方が好きだが、やっぱ「男はつらいよ」は外せないね。

一人気ままにテキ屋商売で旅を続けるこの男。祭りに飛び込むわ電車に飛び乗るわ船上で張り合うわ何かあるとすぐとっ掴み合いの喧嘩になるわ破天荒で傍若無人、そんな男が「続・男はつらいよ」以降どんどんまるくなっていく。
でも、その自分を偽らない正直さ。それは妹さくらを、家族を思うが故の暴走。もう恥ずかしくなるくらい。だがそれがいい。
それをなだめるかのような存在である志村喬の演技も良い。

「無法松の一生」の「松五郎(阪東妻三郎と三船敏郎)」と「男はつらいよ」の「寅さん(渥美清)」。
これほどまでに日本男児の血を騒がした江戸っ子はいない。
前者は戦前と戦後の日本映画黄金期、後者は日本映画の低迷のはじまりから斜陽の時代も支えた偉大なる江戸っ子。
戦前の小津安二郎の江戸っ子気質を、山田洋次がコメディのジャンルで受け継いでくれた。

勝新太郎の「座頭市」がドラマから始まったように、この「寅さん」もドラマの延長として始まった。
この映画はまさに「映画館で楽しむドラマ」。
ドラマの結末に視聴者からブーイング。
あまりの抗議にキレた山田洋次が「だったら蘇らせて映画で仕切り直したるわ!」とそれが気が付けば全48作品のロングラン作品に。
視聴者の願掛けで蘇ったキャラの元祖の一つである寅さん。
それだけ寅さんの下町人情が愛されていたという事でもあるのだろう。

行く先々で問題を起こしては美人に一目惚れでてんやわんや、結局結ばれずに旅の続きにすたこらさっさ。人々の心は掴んでも恋はいつでも破れて去っていく。この切なさ。

そんな馬鹿野郎な兄貴を親身になって叱ったり励ましたりと寅次郎を見守る真のマドンナ・さくら。
ドラマでは長山藍子、
映画は倍賞千恵子が渥美清と仲良く喧嘩。
脇を堅めるレギュラーやゲスト俳優も良い味を出す。

松竹映画特有のうっとおしいくらいにキッチリとした日本、その中で馬鹿馬鹿しくも儚い日本人の情緒を描いた映画の一つ。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-15 21:44:31)
19.山田監督100選で鑑賞しました。このシリーズは1/3くらいは見ていると思います。第1作目ということで監督が自選していますが、どれも共感できるところがたくさん詰まっている楽しい作品だと思います。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-28 21:18:15)
18.【土曜は寅さん。】
本日よりBSジャパンにて毎週土曜の夕方、寅さんの全48作が順に追って放映される予定です。今日はその記念すべき第一作目の放映でした。いやあ、堪能いたしました。これから先の47週間 〝土曜は寅さん〟これで決まりです。今後、もっともっと堪能していきたく思います。すごく楽しみです。
点数につきましては、今後益々感動できるシーンがあるだろうことを想定いたしまして 9点・10点残しておきます。いやあ、なんというかホント楽しみです。土曜の楽しみが一つ増えました。〝土曜は寅さん〟これで決まりです。

今後、たかが私ごときの時間と言えど、その貴重な時間を毎週この寅さんに捧げたとしても 決して裏切られることはないであろうと確信できた そんな寅さんの第一作目でした。いやあ、楽しい。見ていてなんだか心が浮き立ってしまったな~

3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-10-12 23:33:46)
17.何度か観た作品で、今回は山田監督の100選のラストの推薦作で観賞しました。皆さんのおっしゃっているとおり、第一作目からキャラクターやストーリー付けの骨子が完璧に仕上がっているのにまた驚く、また、極端なキャラ設定だけれどなんだか親近感があると思ったら、親戚や知り合いの方に似たような人が居たり、うまく日本人の特質をとっているなあと、また、感心しきり。山田監督が黒澤監督でさえも、小津監督映画を好んでいたと言うのをなんか思い出しました。
minさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-10 23:00:29)
16.《ネタバレ》 「男はつらいよ」シリーズを見る人のほとんどが、1作目からではなく、数作見てから初めて1作目を見るという人が多いと思うが、1作目を見て驚くのは倍賞千恵子の美しさと可愛さだと思う。下手したら歴代のマドンナの中でも上位にある魅力がある。それ以降の倍賞千恵子の扱いが何なんだと思える驚きの1作である。
rosebudさん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-03 18:47:44)(良:1票)
15.《ネタバレ》  モノクロから始まる導入部、公開時にリアルタイムで見た人たちは、当時の白黒のTV版を思い出しながら、見たのかなあ。

 物語の始めこそ、状況説明的に描写が進むが、さくらのお見合いの席あたりの寅さんの「舌好調」ぶりは、今見るとイタイほど。見ているこちらが恥ずかしくなってきて、いたたまれない。当時はあれが、庶民感覚として受け入れられていたのだろう。
 それにしても、志村喬、というか子を思う親の心は泣かせるなあ。寅さんじゃないけど、すっかり気持ち持ってかれる。
 そして、寅さんの初フラれ。意外とあっさりしていて、ちょっと拍子抜けではある。

 後に何十作と作られるシリーズの、ほぼ基本的な構造が、第一作目にして出来上がっていたことに驚いた。というより、何十作も見たくなるような、フォーマットを的確に作り上げたセンスに拍手、と言うべきか。
Tolbieさん [地上波(邦画)] 8点(2012-10-01 10:08:55)(良:1票)
14.《ネタバレ》 下品な言動でお見合いをぶち壊しておいて、今度は逆ギレで妹に手を上げる…。はじめは寅さんってこんなにひどい男だったのね…と思いながら見ていたが、だんだんこの人を好きになっていく自分がいた。冬子に婚約者がいると知って落ち込む寅次郎を見てたら、もうかわいそうでかわいそうで…。うん、男はつらいよ。さすがに長く続くことになるシリーズの第一作目だけあって、素晴らしい出来だった。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-10-04 21:20:47)
13.《ネタバレ》 (映画に先行して放映された)テレビシリーズの寅さんが最終回に奄美大島でハブに咬まれて死んでしまったことに対する抗議が多かったので、罪滅ぼしのつもりで1作の予定で映画にしたら予想外に大ヒットした、というのはよく知られたエピソードです。ただし、先行して放映されたテレビ版の男はつらいよは視聴率的にはパッとせず、むしろ放送終了後に前述の寅さんを死なせたことに対する抗議の反響の大きさからにわかに注目を集めたのが本当のようです。また映画版の男はつらいよが大ヒットしたというのも正確ではなく、1作目は続編を作るぎりぎり程度のスマッシュヒットだったといいます。では何ゆえに松竹は続編を作ったのか?それは他にヒットするネタがなかったから。それが証拠に初期3作は半年の間で作られていますよね。そうこうするうち5作目くらいから本当に大ヒットするようになり、松竹のドル箱としてやめるにやめられなくなったようです。個人的にはやはりこの第1作目が大好きです。この1作で完結させるつもりだったから、エピソードもけちけちせず兄妹の数十年ぶりの再会から恋の仲立ち、結婚式、子供の誕生とてんこ盛り。それも山田節と渥美清の演技が相まって、泣かせて笑わす申し分のない人情喜劇となっています。渥美清がはまり役の寅さんに輝き、倍賞千恵子は可憐、おいちゃんはやはり森川信につきますね。人生を俯瞰できる位の年齢にならないと、「愛しているからさよならをいう」寅さんの男の哀しさというかダンディズムは理解できないもののようです。
kainyさん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-26 13:34:52)(良:1票)
12.この一作目がなければ、寅さんというキャラは生まれなかった。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-10 00:53:09)
11.倍賞千恵子の桁外れの美貌におののく作品です。
丹羽飄逸さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-24 20:32:45)
10.初めて見ました。倍賞さん、こんなに魅力的な人だったんですね!山田監督が、後の映画にも使い続ける理由が分かります(笑。
さくらもひろしも、みんな今の自分より若いんだね…。ほんとすごいです。
T橋.COMさん [DVD(邦画)] 8点(2006-06-25 03:00:15)
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【点数情報】

Review人数 82人
平均点数 7.99点
000.00%
111.22%
200.00%
300.00%
400.00%
533.66%
689.76%
71012.20%
82935.37%
92125.61%
101012.20%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.50点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.80点 Review10人
4 音楽評価 7.85点 Review7人
5 感泣評価 7.25点 Review8人
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