エイリアン2/完全版のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エイリアン2/完全版

[エイリアンツーカンゼンバン]
(エイリアン2/特別編【TV】)
ALIENS/SPECIAL EDITION
1986年上映時間:154分
平均点:8.37 / 10(Review 133人) (点数分布表示)
アクションホラーサスペンスSFアドベンチャーシリーズものモンスター映画
新規登録(2003-10-13)【ポール婆宝勉(わいけー)】さん
タイトル情報更新(2022-06-11)【イニシャルK】さん
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監督ジェームズ・キャメロン
助監督スタン・ウィンストン(第二班監督)
演出神尾千春(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
キャストシガニー・ウィーバー(女優)エレン・リプリー
マイケル・ビーン(男優)ドウェイン・ヒックス伍長
キャリー・ヘン(女優)レベッカ・"ニュート"・ジョーダン
ランス・ヘンリクセン(男優)ビショップ341-B
ポール・ライザー(男優)カーター・J・バーク
ビル・パクストン(男優)ハドソン二等兵
ジャネット・ゴールドスタイン(女優)バスケス二等兵
ウィリアム・ホープ〔1955年生〕(男優)ゴーマン中尉
マーク・ロルストン(男優)ドレーク二等兵
ダニエル・カッシュ〔男優・1959年生〕(男優)スパンクマイヤー
幸田直子エレン・リプリー(日本語吹き替え版【DVD/アルティメット・エディション】)
大塚明夫ドウェイン・ヒックス伍長(日本語吹き替え版【DVD】)
川田妙子レベッカ・"ニュート"・ジョーダン(日本語吹き替え版【DVD】)
麦人ビショップ341-B(日本語吹き替え版【DVD】)
荒川太郎カーター・J・バーク(日本語吹き替え版【DVD】)
大塚芳忠ゴーマン中尉(日本語吹き替え版【DVD】)
高乃麗バスケス二等兵(日本語吹き替え版【DVD】)
江原正士ハドソン二等兵(日本語吹き替え版【DVD】)
玄田哲章エイポーン軍曹(日本語吹き替え版【DVD】)
星野充昭フロスト(日本語吹き替え版【DVD】)
稲葉実スパンクマイヤー(日本語吹き替え版【DVD】)
塚田正昭リューエン(日本語吹き替え版【DVD】)
堀越真己(日本語吹き替え版【DVD】)
秋元羊介ドレーク二等兵(日本語吹き替え版【DVD】)
森川智之ドウェイン・ヒックス伍長(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
古川登志夫ビショップ341-B(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
古澤徹カーター・J・バーク(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
岡野浩介ゴーマン中尉(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
朴璐美バスケス二等兵(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
神奈延年ハドソン二等兵(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
楠大典フロスト(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
石川ひろあきリューエン(日本語吹き替え版【アルティメットエディション】)
土師孝也エイポーン軍曹(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
小林由美子ティモシー(日本語吹き替え版【アルティメット・エディション】)
咲野俊介ドレーク二等兵(日本語吹き替え版【アルティメットエディション】)
小野大輔(日本語吹き替え版【アルティメットエディション】)
弥永和子エレン・リプリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中秀幸ドウェイン・ヒックス伍長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
玉川紗己子レベッカ・"ニュート"・ジョーダン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
城達也ビショップ341-B(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石丸博也ゴーマン中尉(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小宮和枝バスケス二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
牛山茂ハドソン二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大友龍三郎ドレーク二等兵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
幹本雄之フロスト(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
深見梨加フェッロ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松本保典スパンクマイヤー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】
石塚運昇エイポーン軍曹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富山敬カーター・J・バーク(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
増岡弘リューエン/ウィアズバウスキー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木優子ディートリッヒ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ダン・オバノン(キャラクター創造)
ロナルド・シャセット(キャラクター創造)
ジェームズ・キャメロン(原案)
ウォルター・ヒル(原案)
デヴィッド・ガイラー(原案)
脚本ジェームズ・キャメロン
音楽ジェームズ・ホーナー
撮影エイドリアン・ビドル
製作ゲイル・アン・ハード
製作総指揮ウォルター・ヒル
デヴィッド・ガイラー
ゴードン・キャロル
特殊メイクトニー・ガードナー[メイク](ノンクレジット)
特撮スタン・ウィンストン(エイリアン効果クリエーター)
ジョン・リチャードソン[特撮](特殊効果スーパーバイザー)
トム・ウッドラフ・Jr(クリーチャー効果コーディネーター)
スタン・ウィンストン・スタジオ(視覚効果)
美術H・R・ギーガー(オリジナル・エイリアン・デザイン)
シド・ミード(コンセプト・アーティスト)
ダグ・ベズウィック(メカニック・デザイン)
ジェームズ・キャメロン(クイーンエイリアン・デザイン[ノンクレジット])
クリスピアン・サリス(セット装飾)
ピーター・ラモント(プロダクション・デザイン)
編集レイ・ラヴジョイ
録音グラハム・V・ハートストーン
字幕翻訳岡枝慎二
動物ジョーンズ(ジョーンジー)
あらすじ
1986年公開「エイリアン2」に、キャメロン監督自らが未公開シーンを追加した完全版。エイリアンに遭遇するニュート(キャリー・ヘン)のファミリー、リプリーとヒックスの心の交流、またリプリーが過去に自分の娘を失っていたエピソードなど、シリーズ中でもかなり貴重なエピソードが公開され、物語は新たな輝きを見せる。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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133.この作品は、完全版なくして語ることはできない。ニュートとはぐれたリプリー。あの絶望的な状況で彼女がとった無謀な行動を支えたもの、それは人としてよりも、母としての勇気であったのだと納得できる。親を失ったニュートと娘を失ったリプリー。二人の関係を描いたシーンを復活させることによって、ラストがまた一段と人間味溢れるシーンに生まれ変わることができた。また、リプリーが母であったという設定は、エイリアンクイーンとの「母同士の対決」という裏テーマにも陽の目を与えたように思う。人間にとってもエイリアンにとっても、種の保存をかけた対決に、女性への畏敬の念をこめたキャメロン独特のメッセージがあったように思えてならない。あのエイリアンクイーンのすさまじいまでの怒りと執念に、我々は「母は強し」という言葉を思い出し、圧倒的なリアリティを本能的に感じることができる。あるべくしてあった完全版を観ることができた幸運に、素直に感謝したい一本。
はたらきばちさん 9点(2004-01-22 19:23:49)(良:5票)
132.「コナンPART2」にシュワルツェネッガーを持っていかれ「ターミネーター」の撮影が1年近く中断した際、お母さんから仕送りしてもらわないと食うにも困っていたキャメロンがバイトで執筆を引き受けたのがエイリアンの続編とランボーの続編だったということですが、当時から傑作の誉れ高かった「エイリアン」をここまで自分流にアレンジしてしまう若手は怖いもの知らずというかタダモノではないというか、やはりキャメロンは普通ではありません。リドリー・スコットは続編の依頼があればぜひ引き受けようと思っていたそうですが、この脚本があまりに目を引いたためか監督はそのままキャメロンに決定し、リドリー・スコットには声すらかからなかったとのことです。密室スリラーから戦争アクションという大転換は今から見ても斬新ですが、大味に見えて第一作との連続性が十分に保たれているのは巧いところ。リプリーが収容されてからLV426へ戻るまでの過程が丁寧で、ここが第1作との橋渡しの役割を果たしているので、人間がエイリアンを殺しまくるという前作とまるで逆のことがはじまっても違和感はありません。また、機械や重火器の描写を得意とするキャメロンのおかげで宇宙海兵隊がきちんと強そうに見えるので、殺されまくるエイリアンが必要以上に弱く感じられることも避けられています。SFオンチ、機械オンチの監督ではこうはいかなかったでしょう。クライマックスにおいては【舞台の爆破→ギリギリの脱出→しつこく船に紛れ込んでいたエイリアン→宇宙への放出】と第1作と同じ展開のアップグレード版となっており、あれは意図的なオマージュでしょう。監督3作目(「殺人魚フライングキラー」は撮影3日目でクビになったので実質2作目ですが)にしてキャメロンの演出はとにかく冴えまくっています。見せ場の連続と評価される本作ですが、実際の見せ場は◆海兵隊とエイリアンの初コンタクト、◆立て籠った拠点へのエイリアンの襲撃、◆ニュートの救出、◆クィーンvsローダーの4つだけで、海兵隊がはじめて発砲するのは本編開始から75分地点。意外にも見せ場は少ないのですが、まったく弛まない緊張感と「アクションまだ?」と微塵も感じさせないドラマパートの充実により、2時間35分すべてに渡ってえらいものを見せられた気分にさせるのです。わんこそばのように見せ場を流し込むだけの昨今のアクション映画とはまるで作りが違います。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2008-06-22 19:00:34)(良:4票)
131.すっごく面白かった。リプリーがマシンガンを乱射するところなんて、ランボーのようだ。自分が映画監督ならエイリアンVSプレデターなどではなく、リプリーVSサラ・コナーを続編で作る。
ましゅまろシナモンさん [DVD(吹替)] 9点(2008-10-29 17:50:59)(笑:3票)
130.《ネタバレ》 やっぱり「エイリアン2」が大好きだという思いと、どんな未公開シーンがあるのかなという期待で、完全版を見比べてみる事にしました。(私が最初に見たのは劇場公開版だったので)同じジェームス・キャメロン監督の「ターミネーター2/完全版」は、別になくてもいいんじゃないかなと思うような未公開シーンが追加されてたりするんですが、この「エイリアン2/完全版」は、その様な事も無くかなり貴重な未公開シーンが追加されていたと思いました。それでは未公開シーンの一部を、貴重な順にここに書いていきたいと思います。①リプリーの娘 正直これを見るまで、リプリーに娘がいたなんて知りもしませんでした。(名前はアマンダ・リプリー)前作で無事冷凍睡眠についたリプリーですが、57年間宇宙を漂流してしまいます。やがて拾われ助かるリプリー。ですが娘はリプリーが拾われる2年前にすでに亡くなっていたのでした。リプリーに娘がいたというエピソードはシリーズのどの作品でも明かされないエピソードなので、これは「エイリアン」というシリーズを見る上でもかなり貴重なシーンだと思います。②ニュートのファミリー これは個人的に貴重なだけです(笑)ニュートは劇場公開版では全篇ボロ服で登場するので、デニム生地のジャケットを着た”普通の女の子”なニュートは私にはたまりませんでした。③リプリーとニュートの会話 リプリーが娘を失ったシーンが削除されていたので、ここもカットされました。カットされたのは、ニュートがリプリーの娘について聞くシーンです。④リプリーとヒックスの心の交流 ニュートを助けに行こうとするリプリーに、初めてファースト・ネームを言ったヒックス。いらないと思ったのでしょうか?どうして削除されたのか分かりません。 この他にもちょくちょく未公開シーンがあったりするんですが、後は見比べてみて確かめてください。(笑)結果的に、【この映画をまだ見てない人】や、【劇場公開版か完全版、どちらかしか見てない人】は、是非両方を見比べてみて下さい。きっと新しい発見があります。それから、やっぱり「エイリアン2」は”最高”です!本当に、何度見ても面白いです!点数は劇場公開版と変わらず10点。本当は貴重だった未公開シーンに+8点で、18点あげたい位です!!
ポール婆宝勉(わいけー)さん 10点(2003-10-13 19:23:16)(良:3票)
129.《ネタバレ》 「初代」と「2」でどっちが好きかって?どちらかと言えば「最後の一人になるまで戦ってやらあ」って「初代」が一番好きだ。
が、キャメロンのガテン系武闘派リプリーも大好き。男勝りなリプリーが頼もしい。
「バイオハザード」はコレと「ゾンビ」の影響を強く感じさせる。
前回の戦いから何十年とさまよい、ようやく回収されたリプリー。だが目覚めた先でも“悪夢”は続く。リプリーは前回の経験から誰も信じられずにいた。しかし、事情を呑み込みハラも決めたリプリーは共に危機を脱したジョーンズ(猫)を残して新たなる戦いの場へと赴く。もう完全にヒロインではなく主人公の面構えです。
自分たちを殺そうとしたエイリアンの星を、人類が植民という名の“侵略”をしようとする。
当然、彼ら(エイリアン)も“侵略者”には容赦しない・・・!
キャメロンのうなるようなメカニック描写やバトルを盛り込んだ演出は見応えがある。この頃のキャメロンは本当最高だね。
今度のアンドロイド・ビショップは誰よりも頼りになる奴だ。ナイフの芸の時も地味に仲間の手をかばっての作業。
助け出される唯一の生存者、変わり果てた人々の姿、エイリアンクイーンの圧倒的な存在感。
いつ何処からエイリアンの大群が現れるかハラハラドキドキの連続だ。
仲間のためなら強行突破に轢き逃げアタック!
しかしいくら強力な武器を揃え様と奴らもタフだ。次から次へとキリが無え。
「アンタは本当ダメな男ね」
まんざらでも無さげな表情で散っていく仲間たち。
リプリーも娘の面影が重なるニュートのため、仲間たちのためにフル装備で単騎突入!
“人質”をとってクイーンと渡り合うしたたかさ、邪魔するガッデムエイリアン共はブッ放せ、焼き払えっ!!
いや~もうアレですね。何と言ってもラストバトル!
突然の襲撃、倒れ込む仲間、絶体絶命、そこに重武装で対峙するリプリー。
リプリーの「FU●K YOU」は気持ちが良い。
リプリーが相手に「F●CK YOU」と言う時は確実に野郎をブッ飛ばす時だけだぜ。
「初代」のリプリーは震えながら「F●CK YOU F●CK YOU(クソ野郎クソ野郎...)」と呟くリプリーが、
「2」ではクイーンに向って「SON OF A BITCH(クソババア!!)」
しかしマジで化物だなリプリーって。普通血管が破裂して死ぬぞアレは…まあ映画だからご愛嬌、いや本当にリプリーが化物なのか。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-15 16:20:25)(良:2票)
128.《ネタバレ》 昔テレビで劇場版を見たことあります。原題はAliens。複数形になったことが、前作との違いを端的に示しています。敵はエイリアンの群れ。そしてラスボスはそれを統べる女王。前作が多くは語らず滲み出てくるものを味わうような作品なのに対して、本作は、エンターテインメントとして饒舌で、ホラーあり、アクションあり、人間ドラマありと盛りだくさんです。巧みな組み合わせと展開で飽きる暇がありません。特にキャラクターのキャラ立ち具合がすばらしいです。バンダナ巻いたヒスパニック系の濃いーい女海兵隊員、アンドロイドのおっさんの超越した雰囲気、コロニー開発会社のクソ社員のカスっぷり(殴りてー)などなど。前作から世界観を引き継ぎながら、エンターテインメントとしてスケールアップできているところを賞賛したいと思います。
camusonさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-06-11 16:59:32)(良:1票)
127.《ネタバレ》 1作目に続いて数十年ぶりに見たのだが、1作目と続けて見るとホラー映画の要素はやはりかなり薄まっていると感じるものの、そのかわり、SFアクション映画という別ジャンルの映画に仕立てていて全く違うアプローチで描いてるのが続編映画としてはかなり思い切った印象で、それもしっかり傑作に仕上げているキャメロンの才能はやはり特筆ものだし、やはり今見ても面白く、1作目も好きなのだが、やはりこの2作目も好きだ。ドラマとしてもぬかりなく、リプリーが宇宙を漂っている57年の間に娘に先立たれていたエピソードはこの完全版にしかないそうだが、(中学生の時、初めてテレビで見た時にこのシーンあったような記憶があるけど、ちょっとうる覚え。)これを入れることで、リプリーのニュートへの思いが深みを増しているし、だからこそクライマックスのニュートを何としても助けようとするリプリーの姿にも説得力を感じるし、ちょっと心打たれるものもあった。それに改めて見ると今回のリプリーは1作目と比べると戦士然としていて、「ターミネーター」1と2のサラの違いほどではないにしろ、それに近いものを感じ、やっぱキャメロン映画のヒロインはこうだよなとつい思った。ラストのローダーに乗ったリプリーとクイーンの対決は今見ても迫力と見ごたえがじゅうぶんだった。海兵隊のメンバーも個性的でキャラが立っていて良い。今回はリプリーが1作目で経験したトラウマや悪夢と対峙する物語でもあるのだが、よく考えると冒頭にリプリーが見る夢などが次回作である3作目への伏線になっているような気がする。
イニシャルKさん [DVD(吹替)] 8点(2022-05-08 00:20:34)(良:1票)
126.《ネタバレ》 そりゃね。
土台がしっかりしてるから、誰が撮ったって面白いに決まってるんだけども。
それでも、ジェームズ・キャメロンの才能には敬意を表するしかない。
数がやたら多いし案外あっさりやっつけられちゃうし、迫力足りないぜ!って思わせといて、クィーンのご登場。
そしてリプリーが操るローダーとの肉弾対決。
これでもかという娯楽要素を詰め込みつつ、リプリーの娘を失った喪失感や、その穴を埋めるかのようなニュートへの愛をしっかり描くことも怠っていない。
一作目とは違う魅力で、新たなエイリアンの世界を切り開いたジェームズ・キャメロンと、前作以上にダイハードな活躍を魅せるシガニー・ウィーバーに感謝。
roadster316さん [DVD(字幕)] 9点(2021-05-08 23:36:46)(良:1票)
125.《ネタバレ》 【前書き】
正体不明のウィルスが地球を跋扈している。
悲しい事に、ウィルスは日本の稀代のコメディアンの命さえも奪ってしまった。

人の命とは比べるまでの無い話だが、各種イベントがウィルス蔓延に基づく様々な理由で中止・延期になっている。
楽しみにしていた2020/4/18開催予定の「エイリアン2ライブ」も、楽団員が英国から渡日出来ないとの事で残念ながら中止になってしまった。
その埋め合わせでは無いが、実はまだ本作のレビューを投稿していなかった事に気が付き、
当初の予定とは全く異なる環境下(自宅のTV)で実に10年振りの再鑑賞となった。

【本題】
「何これ滅茶苦茶面白いじゃん!!」が10年振り再鑑賞後の素直な感想だ。
起承転結が明確でありスピーディにストーリーは進み、登場人物は皆見事なまでにキャラ分けされ、その説明も物語冒頭に無駄なく描かれている。
物語にリアリティを持たせるためのお膳立ても完璧で、惑星の各種設備・宇宙船・揚陸艇・兵士が駆使する各種兵装の隅々まで、
究極のヲタク且つ完璧主義者のキャメロンの拘りが画面全体に漲りまくっている。(一緒に仕事をする人は大変だろう)
物語の根幹は悲劇のヒロイン:リプリーの喪失と再生、それを母性愛を基点にして上手く描いている。
今回鑑賞した完全版では、何故リプリーがニュートに対し命を掛けてまで愛情を注ぐのかが良く判る様になっていて、
なおさら物語に感情移入出来る。上手い。
クライマックスの「究極のお母ちゃん対決」も、ストップモーション撮影とライブアクションを上手く組み合わせた手に汗握る素晴らしいもの。
まだCGが一般化していなかった時代にこれだけのクオリティの映像を実現できたのは、キャメロンの創造性と情熱と、それらを柔軟に捉えて
視覚化させたもう一人の天才、スタン・ウィンストンの功績だろう。

このシリーズ、本作以降は「柳の下のドジョウ」を狙う配給会社の思惑と、
「4」以降で過去の自作を汚された巨匠が、自らの汚名をそそがんと言う思いが交錯し、
とんでもない展開になってしまった事がとにかく残念。
許せても「3」までですっぱり終わっていればよかったものを・・・(この先は省略)

既存の媒体を最大限に活用し極上のエンターテイメントに仕立て上げるキャメロンの才、
つまりは「タイタニック」に繋がる流れはこの時すでに開花していたのだ。
たくわんさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-03-30 16:00:02)(良:1票)
124.「完全版」だけあって、より登場人物の背景が深く掘り下げてあるし、物語に深みが増しているので初見の方はまず「完全版」を観る事をおススメする。
但し、一旦知ってしまえば十分なので、繰り返し見る分には「劇場版」の方がテンポも良いし丁度良い長さなので最適だろう。そして、また忘れた頃に「完全版」を挟み、また「劇場版」を繰り返し見れば良いのである。一体何回観れば気が済むのかって?それはもう終わりはないのである。
ヴレアさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-16 20:14:01)(良:1票)
123.《ネタバレ》 上手です。この続編の持ってき方。「今度は戦争だ」でストーリーは大体想像がつくのですが、いつ、どこから、どんな手でという緊張感は前作を受け継いでいます。今回新しいのは数が半端なく多い、しかも人海戦術で襲ってくるというところでしょうか。この映画ってかなり「ベトナム戦争」を意識しているのではないでしょうか。エイリアンのゲリラ戦術はベトナム兵のようです。そしてその戦術にうろたえる海兵隊も北の脅威に恐れおののくアメリカ兵とだぶります。この映画でマイナス1点なのは、エイリアンの脅威・強さが団体になった分薄れてしまったことでしょうか。しかし、武器のデザイン、メカのデザインなどはいずれもハイレベルでかぎりなく10点に近い9点です。
金田一耕助さん [DVD(字幕)] 9点(2015-03-01 22:00:13)(良:1票)
122.キャメロンにバトンタッチ。当時は監督の名よりも中身を見ていたが当然と言わしめる内容と迫力に衝撃を覚える。
前作よりもより深いエイリアンのタッチにサバイバルから戦争へ。
こんなにワクワクさせられる映画はなかなか出会えないんじゃないかな。
mighty guardさん [地上波(吹替)] 9点(2014-10-20 12:37:11)(良:1票)
121.《ネタバレ》 「あの」エイリアンの続編ですから関係者は相当なプレッシャーだったと思います。しかも180度の方向転換を行うとは、、キャメロン監督は凄い勝負師だ(笑) 「今度は戦争だ!」中学生だった私もワクワクしてロードショーを観に行き、帰りは興奮冷めやらずといった感じで大満足でした。
パート1では得体のしれない生物を相手に受身が多いストーリー展開でしたが、キャメロン監督はこの点をよく理解していて今度はリプリー(シガニー・ウィーバー)に派手な攻撃をさせます。今観返してみるとパワーローダーの流れはチョット弱いですが、あの当時は画期的で「行け行けゴーゴー!」と最高に盛り上がったものです。後のTVでもパロディでよくみかけましたね。

しかし新しいことばかり取り入れている訳ではなく、パート1の流れを丁寧になぞっている部分も多く見られます。脱出できたと思ったらアイツが乗っていた流れもしっかり踏襲していますし、またビショップネタ(ランス・ヘンリクセン)もパート1の恐怖再来かと思わせつつ、あの展開は最高としか言いようがありませんでした。

完全版に関してはより深掘りされた感じで好印象です。リプリーに子供がいたことを強調するオープニングの流れは少し違和感を感じますが、まあ、実は地球に子供が居ましたよと言われてもあり得ることなので許容範囲でしょう。この流れはラストのニュートへの伏線であることは明らかですが、、ばっさりカットした劇場版も決して悪くはありませんでした。(劇場版も完全版もどちらも出来が良いという、非常に珍しいパターン)
エイリアンもバック・トゥ・ザ・フューチャーやゴッドファーザーのように全シリーズを通して一つの映画として評価したい作品です。パート3と4は多少問題があるかもしれませんが、シリーズ全体を通して見たらきちんとつながっていて決して悪はありません。
アラジン2014さん [映画館(字幕)] 9点(2014-09-06 18:00:04)(良:1票)
120.「エレン・リプリー」ってタイトルにすれば良かったのに。
なたねさん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-27 21:05:41)(笑:1票)
119.《ネタバレ》 シガニーウィーバーつぇえええ。エイリアンの巣の彼女は鬼神のごとき形相でエイリアンを根絶やしにしようと銃を乱射しまくる。エイリアンからしたら恐るべき虐殺者です。前回もやられてるしね。ラストは蛇足かなぁ。なんで女王が飛行機に乗ってるかわかんないし、最後の劣化ガンダムみたいなやつは正直笑ってしまった。まぁ飛行機に実は乗ってるパターンだけじゃなくて最後は宇宙へポイ!のパターン、ロボット真っ二つパターンも同じですね。これはもはやエイリアン式、と呼んでもいいくらいの様式美であります。いかに伝統を守りつつ新しさを生み出していくかが課題なんですね。真面目に語ると、前回はエイリアンは基本的に一体で、今回はかなり多いということ。前回は謎めいていたその性質が今回は知っている前提で描かれていることが大きな違いです。前者はある種のスペクタクル感に、後者はある種のマンネリ感に貢献しています。シリーズモノの宿命ですが、今回はスペクタクルが上回っています。監督との相性が良かったのかもしれません。
Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-28 01:07:58)(良:1票)
118.《ネタバレ》 公開時に劇場で観た時はまだ特撮技術にCGはなかった。そんななか見せられたあの貨物運搬ロボに「おお、ここまで表現できればガンダム実写版も近いか?」と感動。実はあのロボ、ウェイトリフティングの選手がロボット着ぐるみしてリプリーを抱えながら動いてるのだとか。大群で押し寄せるエイリアンも実は7体くらいしか制作されてないらしいのに、作品を見るとすごい数いるように感じられる。いろいろ巧いなと思います。止められない爆発までの間に逃げ切らなきゃいけないという設定も、そこから無事脱出したあとにもう一山待機しているのも、1作目の焼き直しなのに、つまらなく感じさせないのも凄いと思います。一作目は自分の命だけ考えればいいクライマックスだったけど、本作では生き残りの背景に「家族」の絆がかかっている。しかも、それぞれにエイリアンによって1度は家族との絆を断ち切られ孤独になったもの同士。その辺りの感情的背景がプラスされて、確執のあるアンドロイド(全く別体ではあるけど)との仲直りも加わったことで、あんなに頑に拒んだエイリアン退治のナビゲーション役を受けたことの価値もしっかり回収。めでたしめでたし! ニュートの叫び方が、ひどくざーとらしいので1点減点。
だみおさん [DVD(吹替)] 8点(2010-09-23 15:39:23)(良:1票)
117.エイリアン、リプリー共にしぶとい、しぶとすぎる。1本の映画でこれだけ何度も見せ場を作るとは、頭が下がります。前作では合成人間で痛い目に遭ったが、本作では逆に感動要素になっている点も好感が持てます。
リーム555さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-13 00:30:52)(良:1票)
116.《ネタバレ》 「息をもつかせぬ」「手に汗にぎる」という形容詞がこれほどぴったりする映画はない。前半の長い”ため”、後半の危機に継ぐ危機の連続。心臓が持ちません。SFアクション映画の最高峰。少女が重要な役割を果たす。前作の事件から生還したリプリーだが、人工睡眠で57年も経過。娘は66歳で既に死亡。「11歳の誕生日までに帰ると約束したのに」と涙する。悪夢にうなされる毎日。”悪夢”と対決するために、再びLV426惑星へ。唯一の生存者の少女を発見。娘を思い出したリプリーは母親の顔に。偵察機が墜落して、みな絶望していたとき、「基地に戻ったほうがよい、彼らは夜にやってくるから」と大人顔負けのアドバイスをする少女。だが夜は悪夢を見るので眠れないと怯える。リプリーは自分と同様悪夢に悩む少女に共感を抱く。「怖くないわ」「大人はどうして嘘をつくの?誰も守ってくれなかった」「どこへも行かないわ、約束する」「神に誓って?」「神に誓って」安心して眠る少女。自分の娘との約束のこともあり、リプリーはこの約束を命をかけて守ります。少女は守られるだけではなく、空気孔を道案内するなど活躍。派手なアクションシーンにばかり目が向きがちですが、こうした人間ドラマもよく描かれています。もう一つ。男勝りのバスケスは最初から隊長を臆病者呼ばわり。でも隊長は最後に勇気を見せ、彼女を助けに戻ります。が、果たせず、自爆する二人。重なった手が友情の印。そして、この自爆が少女がエイリアンに攫われる起因になるという無駄のない”つなぎ”。本当にうまい!又二作越しのリプリーと合成人間との仲直りというドラマも見逃せません。残念なのはバークのキャラ。彼はお金のために仲間の生命を奪うのも厭いませんが、そういう冷徹な人間として描かれていなかったので、違和感があります。冷酷で傲慢であるという性格の伏線が欲しかったです。あと母船が無人だったり、ビショップが最初の攻撃の間ずっと姿を見せないのが気になりました。女性がこれほど活躍するのはこれ以前に例がなく、女性賛美の映画ともいえます。
よしのぶさん [DVD(吹替)] 10点(2009-10-04 06:14:19)(良:1票)
115.《ネタバレ》 驚異的なクオリティー!
鬼レベルの面白さ!完璧です。
とにかく素晴らしいと思ったのは全体のメカデザインの素晴らしさ。
宇宙の人工都市がいちいちカッコ良過ぎる。
大型トラックみたいの(戦車?リプリーが運転したやつ)も超カッコイイ!
武器や建築物、建物内部、機械装置等々のデザインが素晴らしくカッコイイので、
TVゲームが好きな僕は、そういう部分でとても楽しめた。
この作品のデザインは「バイオ2」をはじめ数多くの「TVゲーム」や「ジャパニメーション」等に多大な影響を与えているように思う。

また、観ていて飽きさせない、ダレさせないのが凄い。
軍隊の人たちは個性がとてもよく出ていて面白い。
ビショップが大好きなんだよね。なんかカッコイイじゃん。
また、少女レベッカがとても良い雰囲気をだしていると僕は思う。
「少女」っていうのがツボ。
都市での生き残りは少女一人だった!少女ってなんだか神聖な存在だと思うから、
その少女とグロテスクなクリーチャーとを対比させるのはとても効果的だと僕は思う。
「少女」と「メカ」っていうのもなんだか相性がいいと思うし、少女がカプセルで眠るというのにもどこか惹かれる。
リプリーは「母親」、、、エイリアンの「母親」、、、もしかしたらこの作品では「母親」というものを描いているのかもしれないと思いました。
女王エイリアンのシーンは「怪物」「モンスター」とかじゃなくて「生命の神秘」みたいなものを感じた。(母親は巨大なんですね)
その巨大感は美しく見事だった。
この静寂感は、人間がなにか神秘的なものと遭遇したような感動があった。
このシーンはグロテスクだが、「闇」を愛する者であれば「美しい」と感じるかもしれない。

最高傑作と名高い「エイリアン2」ですが、僕個人は「エイリアン1」の方が好きかも。
雰囲気でいえば「エイリアン1」の暗い静かな雰囲気の方が好きです。
1作目ではエイリアンの脅威、そこにいる人物像を淡々とリアルに描いているから。
しかし「エイリアン2」は前作の雰囲気をほとんど損なっていないばかりか面白過ぎます!
エイリアンの迫力も損なわれずに素晴らしいです!
監督が変わったのに、ここまで完璧に世界観を引き継いで見事な続編をつくってみせたのは驚くしかありません。
最後に一言、、、エイリアンってホントに美しいですね!
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-09 00:50:39)(良:1票)
114.中学生時代に初めて1人で観に行った映画。
友人全員誘ったけれど「なんだか怖そうだから嫌」と断られたから。
こんなに面白いのに皆わかってない…と1人歯噛みしたものです。
いまなら言える。映画を観に行った私は勝ち組!
どぶん子さん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-24 08:57:20)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 133人
平均点数 8.37点
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100.00%
200.00%
300.00%
421.50%
543.01%
664.51%
7129.02%
84231.58%
94130.83%
102619.55%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.47点 Review19人
2 ストーリー評価 8.68点 Review25人
3 鑑賞後の後味 8.63点 Review22人
4 音楽評価 8.00点 Review22人
5 感泣評価 5.60点 Review15人
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