182.昨年公開のゴジラマイナスワンが良かったので、ついに初代ゴジラを見る事にしました。 リアルタイムで観た世代の少し下なんですが、さすがにこれは無理でした。 撮影技術が乏しくてショボイ映像なのは減点要素としないつもりですが・・ セリフや会話の演出のセンスが、もう最悪でして、聴いていて耳が痒くなってダメです。 昭和の映画が、無理に標準語で話そうとして不自然な会話になるものが多いのは 分かってますが、この映画はもはやコメディだ。 女芸人のネタかと思った。 コメディ映画ならスルー出来ても、このジャンルの映画としては致命傷でした。 で・・まだ海に居るゴジラから、地響きのような足音がするって、マジですか? 誰か監督に指摘できる人居なかったのかなあ・・ オカシ過ぎる。 時代的にハンデを認めたしても、あまりにも脚本がポンコツ過ぎて、苦笑しかありません。 カラーになったゴジラシリーズも体質的に無理でしたが、元祖ゴジラも無理でした。 鑑賞に値するゴジラは、今回のマイナスワンだけですね。痛感しました。 口直しに、映画館で6回目見てきますう・・ 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 4点(2024-03-02 01:07:57) |
181.《ネタバレ》 怪獣に翻弄される人間社会のドラマが、思いのほかリアルに描写されていて、当時としては驚くべき特撮技術と対等にせめぎ合い、融合し、熱を発しているのを感じます。高揚感を煽る音楽が素晴らしい。神々しいまでの咆哮など音響も素晴らしい。ゴジラが落っことしていった三葉虫を見て、子供の頃、生きた三葉虫を飼うのが夢だったことを思い出しました。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-05-29 18:41:11) |
180.《ネタバレ》 機会あり、やっと鑑賞できました。ゴジラ映画の原点にして頂点みたいな扱いですが、…申し訳ありません。先人や諸兄皆様が口をそろえて称える様子に同調できませんでした。戦後十年足らずで作られた水爆と戦争へのアンチテーゼ映画ととるべきですね。そこだけは解ります。あの平和の願い?みたいな重々しく暗い合唱で芹沢博士は決心したけど、そこも何とも…。以下は印象に残った点。 *田舎なら浜辺から全長50mものモンスターが上陸しても出現まで誰も氣付かないのか。 *戦後10年足らずで、日本の一大事だってのに米軍が関与する様子もない。 *初代ゴジラが口から吐くのは放射能火炎じゃなくて溶解液と発火液の二種類だった。 *既に台風と地震のコンボ並の大災害を引き起こしているゴジラを『殺さず研究すべきぢゃなゐか』とか呑氣な事言う大先生。 *全長50mの直立怪獣に対して手回しガトリング砲を打つ自衛隊(江戸時代末期の武器だろこれ)。 *全長50mの直立怪獣に対して戦闘機から放ったミサイルを20発くらい外してる自衛隊。 *全長50mの直立怪獣が目前に迫ってるのに実況リポートを続けた挙句殉職しなければならない当時のマスコミが可哀そう。 *えみこさんと緒方さんと芹沢博士の美形ぶりは令和の今でもちょうど良い。流行は巡る。 *菅井きんさん演じる野党議員のキャラクターも、令和の今でもいますよね。流行は(ry *足跡発見時ならまだしも、海中にいるゴジラへの船での接近時にまで防護服無しの民衆と科学者。 *なぜ、緒方さんだけ引き上げられたのか? *芹沢博士が右目が不自由な理由をストーリーに関わらせれば深みがでたのでは。 重ねて、この映画に高得点付けた皆様すみません。さほど怖くもない怪獣映画といった印象でした。 【役者の魂】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2022-07-23 17:18:09) (良:1票)(笑:2票) |
179.《ネタバレ》 日本映画界に燦然と君臨する金字塔的本作だが、あまり良くできた作品とはいえない。全体にメリハリの無いいきあたりばったりのストーリー展開。特に芹沢の“科学者としての良心”という最大の葛藤はゴジラがゴジラであることと直接関係無いのは致命的欠陥だ。折角ゴジラという魅力的なキャラクターを創造しておきながら、肝心のドラマがそれを生かしきっていないのだ。あれでは芹沢が特攻に追い込まれる要因を作るのがたまたまゴジラだっただけで、強大な敵なら米軍でもムー帝国人でもなんでも代替え可能ではないか。ほとんど意味のない三角関係を持ち出すところにもそこらへんの見識の無さが現れている(個人的には山根博士の心情「ゴジラを殺したくない」にテーマを絞ってドラマ作りをすれば良かったのではないかと思う)。他にもドラマパートの凡庸なカメラワーク、及び宝田氏と河内嬢のあまりにも一本調子な演技には閉口してしまう。たしかに特撮シーンは素晴らしい。その点は多くの論者によって語り尽くされているとおり。しかしこの手の作品に期待させるカタルシスが、ドラマの練り込み不足とタメのないぬら~っとした構成のせいで台無しになっている。古い作品ということは言い訳ににならない。なんと言っても1954年には「七人の侍」が公開されているのだ。それでもゴジラが世界的名声を勝ち得たのは、ひとえにそのキャラクター性の強さによるものだ。そしてそのキャラクター性に決定的な貢献をしているのは、あの咆吼を設計した音楽の伊福部昭氏の独創性だと思う。あれこそがこそがゴジラをこの世ならざる、生物を超えた存在と感じさせる最大の要因ではないか。海外で作られた怪物映画の声の凡庸さをみるにつけ、伊福部氏の存在の大きさを感じないわけにはいかない。 【皮マン】さん [地上波(邦画)] 5点(2022-03-23 11:46:16) (良:2票)(笑:1票) |
178.私がはじめてみたゴジラは「ゴジラvsキングギドラ」だったと思います。 今もなおたくさんのゴジラシリーズがでていますが、1作目ゴジラをみていない!知らない!ということで鑑賞しました。 ゴジラってこんな話だったんですね。全く知りませんでした。 正直今見ると、全然ですが、ここの点数から当時公開されたときは衝撃的ですごかったんでしょうね。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-03-14 19:08:37) |
177.この作品があったればこそ、50年も続いた 訳で。私ゃ最近のCGに頼ったSFXなんぞ全然感動しませんが、50年前のこの作品の迫力の方が遙かに上だと思います。 <2020年3月6日追記> CSで視聴。 今見ても全然ちゃちく見えないところが凄い。 不戦、不核のテーマが明確で、この時代だからこそ表現出来たのだと思う。 ゴジラの出現を通して、芹沢博士の生き様を描いた物語でもある。 【ahiru3】さん [映画館(邦画)] 10点(2021-03-06 21:30:03) |
176.流石に今見ると特撮技術の古さを感じざるを得ないが、終戦9年後に作られた事を考えれば当時は凄かったのだろうと想像は出来る。そこは置いておいても、反核のメッセージを怪獣もの映画に上手く落とし込めている。最後の山根博士の台詞などは特に印象的だ。 他には音を評価したい。初代ゴジラの咆哮には、恐れを感じるとともに生物の声である事も感じられる。良く作ったものだ。 【alian】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-01-23 14:25:42) |
175.《ネタバレ》 60年以上も前の邦画。頑張ってると思います。全長50メートルはデカすぎるような気もしますが。当時の東京の街並みが少しだけ窺えるのが興味深いですね。リポーターは当時は命燃え尽きるその瞬間までという姿勢だったのでしょうか。少し、ビックリしました。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-05-06 02:24:52) |
174.《ネタバレ》 これはすごい。今更感があって、この第1作をずっと見なかったのは失敗だった。平田昭彦さん、後年の鼻持ちならないエリート役のイメージしかなく、周りの大人がどうしてあんなにヒーロー扱いしていたのかわからなかったが、この映画を見たらそりゃヒーロー以外の何物でもない。この映画を戦後9年で作ったのだから、昔の邦画って本当にすごかったのだなとつくづく思い知ったな。世界に永遠に語り継ぐべき傑作です。 【陽炎】さん [インターネット(邦画)] 10点(2019-12-01 11:05:23) (良:1票) |
173.《ネタバレ》 古い映画は、今見ると面白くないことが多いが、これは別。特に伊福部氏の曲が最高。シン・ゴジラでも使われていたが、古びていない。そして、ゴジラの登場。最初、中々出てこないが、出てからは、全ての場面をさらっていく。第三の男のオーソンウエルズのように。この後のゴジラは、良い者になっていくが、これは完全なる悪役。ダークヒーロー。こころが震える。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-01-07 13:11:09) |
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172.記念すべき「ゴジラ」第1作目、1954年製作ですね~ 当時としては、かなり良い出来なのでは.. ただ、今観ると 3点 かな..頑張ってはいるのだけど、今観るとねぇ..この点数... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-12-23 18:34:51) (笑:2票) |
171.制作側にゴジラを完全に抹殺する気がないなら オキシジェン・デストロイヤーは非力な人間がゴジラを完全に葬り去ることの出来る唯一無二の、それこそ最終手段として この作品限りの登場にして欲しかった。 【TAKI】さん [DVD(吹替)] 8点(2017-11-26 12:48:52) |
170.《ネタバレ》 突如あらわれた大怪獣が日本に上陸する。 水爆でも死なない生物に、通常兵器は全く役に立たない。 そこに芹沢博士の超兵器が発動! 博士は海中で自殺する。二人の幸せを祈りながら。自分の罪を悔いながら。 60年以上前に作られた初代ゴジラ。 二人の男に泣いた(山根博士と芹沢博士)。 怪獣映画といえばゴジラ。本多監督がこの映画に込めた何か。それが良かった。 芹沢がどんな思いで生きながらえてきたか。 それが分からないと、この映画は何なのか全く分からないだろう。 余談だが、ゴジラに縁のない人生で、ガメラばかり観ていた。 また、日本語音声&日本語字幕で観た。字幕があると、セリフを聞き間違うことがないので良い。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-04-17 13:19:48) |
169.ただの子どものための映画ではなかったことに驚いた。きちんとメッセージが含まれている。 |
168.《ネタバレ》 それまで怪獣バトルの映画シリーズとしてしか、ゴジラを知らなかった私は、今から約30年前、高校を卒業した頃にやっと、これを見て驚いた。怪獣映画ではあるが、一般のパニック・サスペンス映画として、たいへん優れていると。 発端の事故から、次第に事の真相が明らかになってきて、その正体を現す厄災。船なんか3回も沈められて、まだ姿を現さない。この焦らし方、ゾクゾクさせるやり方は、サスペンスの定石だ。どう結び付くのかわからないサイドストーリーが、解決に結び付くさま。そして、何と言ってもゴジラの銀座での大暴れ。俯瞰のショットを巧く使っているとはよく言われることだが、もう一つ、計算ずくなのかどうか不明だが、黒つぶれで、全てをくっきり見せるわけではない画面、それによる恐怖。実に見事なパニック映画だ。 そして、ゴジラが評価されている最も大きな理由、ゴジラの精神的柱とも言える、核兵器への批判、反戦・平和への主張。長崎から逃げてきた女や、戦争によってお父さんを失った家族などを巧みに描写して、戦争・原爆の記憶を引き出し、その恐怖とダブらせて、巨大生物を見せる手管。全く見事だという他ない。 【訂正】俯瞰ではなく仰観でした。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-10-13 15:21:47) (良:2票) |
167.小学生の頃に観た「ゴジラ対へドラ」以来、数作品を映画やテレビで鑑賞してきましたが、名作と言われる第一作目をまともに観た記憶がなく、今さらながらネットで鑑賞。しかし思ったいた以上に、戦後の世相が反映され、「怪獣映画」と言うよりも「反核反戦映画」として観る方が正しいですね。もちろん、まだ戦後10年も経っていないとは思えない、特撮技術も素晴らしいです。 【毒林檎】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-08-27 23:39:54) |
166.恐ろしい怪物、ゴジラの出現。なんと、すごい・・・原子力が暴走すれば人間には制御できないことを教えた映画ですが、学習能力のない日本は2011年に福島で、その恐怖を思い知らされることになった。それでもこりずに学習能力のない日本に対し、次は何年後にゴジラが暴走するのか・・・・ 【cogito】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2016-08-06 17:49:08) |
165.《ネタバレ》 シン・ゴジラ(2016年)の公開を機に投稿いたします。 当作品を観たのは、GODZILLA(1998年)が公開されるずっと以前。原子怪獣現わる(1953年)を観た後でした。『太古の巨獣が核実験で目覚める→都市で暴れる→新兵器で倒される…』というストーリーラインこそ、前年発表の米映画『原子怪獣現わる』をなぞったものだとは思ったものの、「反戦/核の脅威への警鐘」といった真摯なメッセージを組み込んで見事にオリジナリティーを獲得していると思いました。 ただし、その後に、私はビデオで怪獣王ゴジラ(1956年)という作品も観ました。これは【来日したアメリカ人記者が、ゴジラに遭遇する】という海外向けの再編集版であり、1作目のメッセージ性を見事に削ぎ落としていました。後年、ある本で海外の書評を読みましたが…「都市の破壊シーンは迫力があるが『原子怪獣現わる』のように、何故、怪獣が現れたのかの説明がない。しょせんは二番煎じであり『原子怪獣現わる』には遠く及ばない」という趣旨の文面に複雑な気持ちになったものです。GODZILLA(1998年)が公開された当時も「1作目と比べてどうか」という評論はたくさんありましたが【日本人が語る1作目】と【アメリカの人々が語る1作目】では、かなりの温度差があると言っていいのではないかと思いました。 さて、採点ですが…当作品の優れた点は、他のレビュアーさん達がおっしゃっているので、私がここで繰り返すまでもないかと思います。日本が生み出した傑作として文句なく10点を献上します。 【せんべい】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2016-08-06 15:21:29) (良:1票) |
164.《ネタバレ》 90年代にVHSのレンタルで見たのが初見だが、その時点で印象に残ったのは近代科学への警鐘でもなく愛する人の幸せを願いながらの悲しい自己犠牲ということでもなく、ゴジラ襲来後に収容された重傷者や母親を呼んで泣く子ども、立ち働く白衣の天使とその映像に被さる女学生の歌声だった。これは先の大戦に直接関わる慟哭の思いと鎮魂の祈りの表現としか思われず、この映画だけは他のゴジラ映画と異質だというのが率直な感想だった。 また今の目で見直すと、放射線の測定機器を子どもに直接向ける光景が、5年前の現実の事故のことを思い出させて非常に痛々しい。放射能を帯びた怪獣との設定はその後も一応引き継がれていたわけだが、これが虚構のキャラクターの単なる一属性というだけでなく、いつの時代にも再現されうる現実の脅威を表現したものであったことが改めて思い知らされる。 そのほか単なる怪獣映画として見た場合にも、特撮映像は昔の映画ながら文句をいう気にならない迫力があり、巨大な生物に対して地べたを這う人間の恐怖感が表現されている。この映画では魚・牛・豚(と娘っ子)を食うことになっていたが、これはその後に引き継がれなかった設定と思われる。また出演者では何といっても河内桃子さんが可憐で可愛らしい(やたらに触るな、と宝田明氏に言いたい)。巡視船PM20こうず、PM21しきねの撮影協力もご苦労様でした。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-07-30 21:40:53) (良:1票) |
163.《ネタバレ》 ようやく初見。当時これを初めて観られた人はぶったまげたんだろうなぁ。幼い頃にカラー版ゴジラやウルトラマンを観て、平成ゴジラ、かつ最近のCG映画に慣れてしまった私には、やはり今更感はあった。しかし今作がなければ怪獣文化も世界でここまで発展しなかったと思うと、感慨深い。だから高めの点にしました。ラストはびっくりする方法で退治されてしまいましたが、まだ見ぬ『仲間』がいるテイで物語が終わったので納得。宝田明さんが超ハンサム。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-27 20:00:12) |