《改行表示》10.劇場未公開だったからか、映画自体知ってる人も少ないと思うけど本作でミシェル・ファイファーがアカデミー主演女優賞にノミネートされたことを知っていたので、衛星で放送された時に録画までして観ましたよ。彼女のファンなら必見だと思う。 性差別、人種差別がどうこうじゃなくそれはあくまでも背景で、そういう差別が今よりはるかに強かった頃に、それまでは「これが幸福、正しい、普通」とされていたことの矛盾に気づき、現状から脱皮するというのがテーマだと思う。これは時代がかわっても女性のみならず普遍的なテーマですよね。 個人的にレネーちゃんの「ベティ・サイズモア」と被るんですよ。ミシェルはかなりの話題、注目作にオファーされていたらしいけどそっちを蹴って本作を選んだと何かで読んだ記憶がある、相手役は最初、デンゼル・ワシントンが候補だったらしいけど「キャラクターが弱い、自分には合わない」とかなんとかで断ったそうです。 まあ、そのおかげでデンゼル・ワシントンに勝るとも劣らないデニス・ヘイスバートという黒人俳優を知ることができました。 コレは女性映画の隠れた佳作と私は思ってます。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-01 20:02:36) |
《改行表示》9.デニス・ヘイスバートとミシェル・ファイファーと子役の素晴らしい演技で成り立っている作品だと思います。意外とテンポよく話が進み退屈しなかったです。 【ギニュー】さん 7点(2004-01-21 20:36:45) |
8.随所に、「差別する側」からみた、都合のいい解釈が盛り込まれており、「差別される側」の見解がほとんど無い。さらに、「母性本能」と「愛情」を同一観念で捕らえられており、「本当に正しい事」がねじ曲げられている。強引に正当化させる為の、ハッピーエンドにも疑問だけが残る。 【sirou92】さん 3点(2003-12-11 20:28:02) |
【mhiro】さん 6点(2003-12-04 14:34:48) |
6.この映画、CAUで4大差別の講義受けた時に観た、印象的だった。人種差別・性差別の原告である白人男性を一見ピエロに見せかけた上で少々ご機嫌を取った後、聞くに堪えない差別的発言を連発する。卑怯な手法でのマスターベーションに見えて仕方が無い。3人の愛が深まってく話はまあ良かった。残酷な差別発言をインパクトを与える為に使っており聞くに堪えなかった、そのフォローとなる様な脚本も無い。この作品、アカデミー賞で主演女優ノミネートのみだった結果にほっとした。 【スルフィスタ】さん 2点(2003-11-08 14:04:59) |
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5.当時のケネディ大統領に対する白人・黒人の見方など、わかりにくいところがあるけどかえって勉強になった。ある意味「さりげない差別・偏見」がしっかり描かれていて凄い。最初ケネディに夢中の主人公が馬鹿に見えたけど、つらい過去を背負ってることがわかって納得した。ラスト、一度去った車がまた戻ってくるところがさりげなくて好きです。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-02-01 16:34:24) |
4.何の気なしにテレビで見たけど、いい映画だったね。時代はケネディ暗殺当時のアメリカだから、黒人差別がひどかったのは、誰もが知っていること。しかし、この頃の「女性差別」もまた、ひどかったんだよね。黒人が「白人に従順なバカ」でなければ、安穏な人生を送れなかったのと同様に、女性たちは「奇麗で可愛いバカ」でなければ生きていけなかったんだよな。そういう境遇に何の疑問も持たずに暮らしていた一人の女性が、脱却を果たす、というのが、この映画のメインテーマであると思った。そして、その役をミシェルファイファーは、なりきって良く演じていて素晴らしいと思う。当時の事をいろいろ勉強したんだろうなと思うよ。 |
3.あまり余分なサイド・ストーリーを抜きにして一人の黒人男性と一人の白人女性の逃走劇をコンパクトかつスマートにまとめた映画。「告発の行方」を撮ったジョナサン・カプランにしては鋭いタッチではないにしろ、なかなかよくまとまった佳作である。同年キャット・ウーマンを「バットマン/リターンズ」で演じていたミシェル・ファイファーも難しい役を見事に好演。 【チャーリー】さん 7点(2001-09-01 10:41:47) |
2.ジャズに乗せて,アメリカに刺さった見えない棘を静かに描きだしている。ファイファーのプラチナブロンドの軽やかさ。 【cina】さん 7点(2001-08-31 03:17:06) |
【つかさ】さん 8点(2001-08-31 02:50:43) |