7.妖怪物で時代劇という組み合わせから駄作の匂い、B級映像的な物を本来なら感じずにはいられないものの、今作品の監督は座頭市シリーズを何本か撮ってたり、大魔神シリーズを撮ってる安田公義監督だけに単なる妖怪物にはしていない。誰もがよく知ってる妖怪を物語に取り入れ、怖さだけでなく、コミカルに描く事に成功している。当時の江戸の雰囲気、長屋の雰囲気、様子なども興味深く描いている点も単なる妖怪物とは違う面白さを感じる事が出来る。また、会談物としても楽しむ事も出来、不気味な音楽と声が聞こえたりと色んな意味で楽しむ事が出来るという意味でも贅沢な作品です。印象的なシーンが沢山、ある中でも障子に写し出される女の長い首と笑い声、池から現れる女の大きな顔と笑い声は一度、見たら忘れられなくなりそうなぐらいのインパクト 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-06-09 17:52:20) (良:1票) |
《改行表示》6.子供向けかなあと思っていたら、本格的時代劇としても妖怪映画としてもとてもよく出来ていて面白かった。この手の映画の妖怪の登場シーンは今現在であれば子供だましのような演出がなされてることが多いけど、この映画はそうはなっていないのも嬉しい。おいてけ堀のエピソードは本気で怖かった。ろくろ首やのっぺらぼうには怖いというより郷愁のようなものを感じてとても懐かしかった。(とくにのっぺらぼうの「こんな顔じゃあなかったかい。」には思わず拍手。)面白かったのでシリーズ残りの二つも見たいと思う。ついでに三池の「妖怪大戦争」も見てみようかな。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-07-04 13:18:15) (良:2票) |
《改行表示》5.妖怪たちが怖くもあり、そしてユーモラスに描かれていて嬉しくなりました。 安心して観ていられるストーリー、おばけ屋敷のノリで出てきてくれる妖怪たち。 それがとても出来がいいんです。 ちょっと暗くて気味悪くて、それでいて可愛い(ものもある)。 妖怪大好きな私は拍手して観ました。 「おいてけ~」は夢に出そうです(怖) 若き日の藤巻潤さんのカッコよさも◎ 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-17 20:45:17) (良:1票) |
4.「大魔神」の流れを汲む大映特撮時代劇の新シリーズ第一弾。基本は、悪徳商人と悪代官に苦しむ貧しい町人達に、悪事の内偵を進める隠密の活躍を絡めるという、「水戸黄門」の様に解り易いオーソドックスな時代劇となってます。従って妖怪達の活躍も後半まで待たされますが、「大魔神」に同じく妖怪登場まで、充分本格時代劇として楽しめます。勧善懲悪も徹底して、鑑賞後に親が子供に向かって「悪いことをするとお化けが来るよ」と諭せる仕掛けにもなっている優良映画でもあります。しかも大人も納得のクォリティを保持。これこそ親子での鑑賞をお薦めします、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-11-09 00:09:47) (良:1票) |
3.子供の時みました。ストーリーはすっかり忘れていたのですが、最近見直したら、”からかさお化け”はよくおぼえていました。「おいてけ~。」怖いです。 【杜子春】さん 4点(2004-10-08 18:27:25) |
2.妖怪達が戦う「ゲゲゲのきたろう」的なのりを想像していたのですが、まじめに怖がらせてくれる映画でした。私も「おいてけ堀」のおどろおどろしい雰囲気にはやられてしまい、何十年もたった今でもそのとき感じた恐怖を思い出します。暗い長屋の部屋のなかで、いくら洗っても落ちない血、疲れた妻の表情、そして全てが雷の落ちる一瞬の出来事だったというオチ。「リング」も怖かったですが、こうした恐怖も古い日本映画の職人技を見るようで、好きです。 【駆けてゆく雲】さん 7点(2004-01-24 10:50:57) |
1.大映による「妖怪」シリーズ第1弾。「ガメラ対 …」目当てで劇場に足を運んだら、コレが併映されていたんですよね。ストーリーはと言えば、庶民を苦しめる悪代官と悪徳商人を妖怪たちが懲らしめる勧善懲悪ものなんですが、当然見どころは妖怪の登場シーン。タイトルロールからゾクゾクさせてくれたし、“土ころび”を振り出しに“大首”“から傘”“のっぺらぼう”…等々、けっこう出します見せてくれます。とりわけ、子供心に「置いてけ掘り」の話しがコワかった! ! とくに“ろくろ首”が強烈で、おねーさんを見るたびに首がにゅ~と伸びるんじゃないかとしばらくトラウマになりましたね。 【光りやまねこ】さん 7点(2003-12-25 10:18:51) (良:1票) |