46.平成ゴジラの最高傑作といえば、文句なしにこれを挙げたい。バイオ技術に始まる生物工学や自衛隊の世代交代、更に最新鋭コンピューター導入によるデジタル化の推進、そしてゴジラ映画の源である核兵器の恐怖という様々なテーマがたった1本の映画に全てつぎ込まれ、しかも軽やかにまとめあげられているのは見事としか言いようがない。更に前作で欠落していた娯楽性を織り込んだ点でも評価でき、ゴジラ対ビオランテの戦いは勿論、スーパー2や抗核バクテリア、メーサー車などの架空兵器が現実の護衛艦や74式戦車と違和感無く画面に溶け込む特撮演出は川北監督のセンスの賜物である。そして全編に渡って鳴り続けるすぎやまこういちの音楽が伊福部昭の音楽と共鳴し、ゴジラとビオランテ、自衛隊の戦いを最高潮に盛り上げる。実に素晴らしい。子供の頃は、その難解なストーリーが正直理解できず、終始熱い特撮場面に興奮したものだが、大人になってテーマ性を理解して本作を見直したとき、その奥深さに驚いた人も多いのではないだろうか。やはり、真の子供向け娯楽映画というのは、“一粒で二度おいしい”ものだと私は思う。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-12-26 03:49:27) |
45.ゴジラっていうと、怪獣どうしのプロレスっていうイメージを長年抱いてきたが、そのイメージはこれを見て一変した。こんなまじめな話だったんだな、と。(まあ、プロレス映画も多々ありますが) まあ、なんていうか、ゴジラがなかなか出てこなくて笑えた。 【SAKURA】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-06-06 08:40:13) |
44.スーパーエックス2がゴジラを苦しめたところだけはなぜか覚えている。そしてその登場音楽も、、、トゥタトゥタータッタター、、おっといかんいかん。 【maemae】さん [地上波(吹替)] 1点(2005-11-12 01:44:02) |
43.駄作ぞろいの平成シリーズ(1989~1995)の中で唯一評価できるのがこの第17作。数ある「ゴジラvsゴジラのコピー」のなかでも本作ほどそのテーマを消化しきった作品は他にない。植物怪獣っていうのもこれが最初で最後では(ウルトラシリーズにはいるかもしれんけど)? それにしてもこれって明らかに第1作をモチーフにしてますよね。白神博士→芹沢博士、桐島→尾形、大河内明日香→山根恵美子って感じで。ちなみにこれは僕が初めて観たゴジラ映画だったりします。 【とかげ12号】さん [地上波(吹替)] 6点(2005-11-04 22:02:22) |
42.タイトルバックのダサさから引いた。音楽もダサくて引いた。スーパーX2というネーミングにも引いた。外国人俳優の演技力にも引いた。超能力少女にも引いた。大空に浮ぶ少女の顔にも引いた。あらゆるセンスの賞味期限が切れている。 オープニングの銃撃戦からあまりにもしょぼいので嫌な予感がしたが、全体的に突っ込みどころが多くて疲れる映画だった。面白い場面もないわけじゃない。自衛隊の動き方がリアルで、ゴジラの口に向けて普通の人間が引き金を引くシーンはかなりかっこよかった。高嶋の弟さんの役柄もかっこいい。でも欠点が多すぎてやっぱり高い点はつけられない。 怪獣ものとしては傑作というのが一般的な評価のようだけど、とても信じられなかった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-06 06:26:13) |
【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2005-03-04 23:28:09) |
40.たぶんはじめて劇場で見た(記憶にある)映画がこれでした。それでもビオランテの迫力を覚えているのだからかなり印象深かったのでしょう。ゴジラシリーズといったらこれにかぎる。TVのゴジラ特集でビオランテがあんまりでないのが残念。劇場で買った下敷きは今でも大切にとっておいてあります。歯はえすぎ。 【ノス】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-09-19 17:53:06) |
39.「ガメラ大怪獣空中戦」の登場以来「やっぱりあれはヒドかったんだ」と再認識され続けるゴジラですが、「ビオランテ」だけはガメラに負けていません。ゴジラはシリーズ中もっともかっこよく、対するビオランテの造詣も非常に素晴らしい。人間方にも魅力があるのがいいですね。私的には高嶋政伸をはじめてかっこいいと思いました。そして何より、構成がよく出来た映画です。シリーズ中、はじめて合理的に動く自衛隊が作品のテンポを整えており、おかげでゴジラの存在感が際立っています。これぞ「ガメラ」に先駆ける怪獣映画の傑作であり、エメリッヒにも見せてやりたい仕上がりです。 【ザ・チャンバラ】さん 8点(2004-07-08 17:54:34) |
38.「あれは,ビオランテだ!」って,あんた。あんな化け物,作っといて無罪放免かいっ。。。抗体バクテリアも騒いだわりに大して効いてないし,ラストの沢口靖子のアップもちょと,どうかなって感じ。面白い作品だっただけに,勿体無い。 【北狐】さん 8点(2004-04-23 13:52:05) |
37.ゴジラ映画の中でも良い出来。人間が作り上げた怪獣(?)と言う設定もナイス。自衛隊の設定のリアルさもナイス。 【吉澤】さん 7点(2004-02-02 16:02:39) |
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36.ゴジラのなかではあんまり印象に残ってませんね。 【000】さん 6点(2004-01-10 18:18:18) |
35.自衛隊VSゴジラとしては最も自衛隊が善戦し、峰岸徹がかっこよかった一作「絵にかいたような最悪の事態ですな」は今でも私の口癖。 【海野やよい】さん 7点(2003-12-14 17:12:57) |
【ボバン】さん 4点(2003-11-30 03:54:03) |
33.今見てもストーリーがいいとおもう。宇宙人ばっかがでてくるお子様ランチ「ゴジラ版」よりはるかに考えられたストーリーである。ゴジラシリーズだけでなく他の作品の監督さん?いい敵がいないからって無理矢理宇宙からモンスター(怪獣)さんをつれてきちゃいけませんよ? 【ken】さん 8点(2003-11-07 16:23:09) |
32.この作品だけは何故かビオランテ側を応援してました 【亜空間】さん 8点(2003-10-29 11:10:10) |
31.評価高かったから観てみましたが・・・やっぱりねぇ。他のゴジラに比べれば面白いです。ドラマ性が高いのも認めます。しかし、やっぱり金掛かってなさすぎる。あのチープな街並み、兵器(しかもチープな名称)にはやっぱり耐えられない。役者なんて無名で良いから、セットにもっと金を掛けてくれ。様式美、と言われればそれまでだけど。ところで、メカゴジラ(Gフォース版)を観たときも思ったけど、あんな兵器を造って周辺国からは何も言われないのだろうか。在日米軍はなぜ何もしてくれないんだろう。あと「サんノバビッチ!!」には笑わせてもらいました。 【C-14219】さん 4点(2003-10-15 01:34:03) |
30.1981年生まれの自分にとっては、今作こそが物心ついて初めて“鑑賞”したゴジラ映画であり、だからこそ思い入れが強い部分も大いにあろうが、ゴジラシリーズの「最高傑作」という個人的な評価が揺るがない作品だ。 “VSビオランテ”と銘打たれてはいるが、この映画の構図は、まさしく“ゴジラVS人間”であり、大怪獣を生み出してしまった人類そのものの葛藤が主題となっていることが、「怪獣映画」として秀逸な要素だと思う。 愛する人を失った喪失感に伴い天才科学者が怪物を生み出してしまうというストーリー展開は、古くは“フランケンシュタイン”以来のSF的古典であり、人間の破滅を描く上での王道であろう。 弱き人間は、一時の悲しみや恐れにより、数多くの悲劇を生み続けてきた。 戦争、差別、貧困……、人間社会の悲劇は、常に人間そのものが導き出してきたものだと思う。 1954年に生まれた「ゴジラ」という怪獣映画は、ゴジラという大怪獣そのものの恐怖と同時に、人間自体の恐怖と愚かさを描いたからこそ、世界中の人々にとって衝撃的だったのだと思う。 そういったこの怪獣映画の精神みたいなものをきちんと汲み、新しいドラマを生むことに至ったことが、今作が成功した最大の要因だと思う。 “VS人間”という構図においては、登場人物のキャラ立ちが見事だった。 正義感に溢れた主人公とヒロインを中心に、方向性を見誤った天才科学者、国防に尽力する叩き上げの自衛官に、若きエリート士官、そして超能力少女。 それぞれのキャラクターがそれぞれの役割を全うし、群像を構築しているからこそ、今作は何度観ても面白味に溢れているのだと思う。 そして勿論、ゴジラそのものの造型の格好良さも素晴らしい。 対峙するビオランテも含め、強大で恐ろしさに溢れる大怪獣の造型に辿り着いたことこそが、シリーズ全体における今作の価値を更に高めている。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2003-09-29 12:36:51) |
29.前作が前作だけに全く期待しないでいたら、これが信じられない位に良かった! ! 監督以下、スタッフが入れ替わると、こんなにも違うものか。本作ではオリジナリティ溢れるビオランテが最高に良かった。皮肉にも、ビオランテがゴジラの存在感と恐怖感を浮き彫りにさせた感さえする。とにかくビオランテの誕生過程がドラマ性を帯びておりゾクゾクさせてくれた。今を感じさせる遺伝子融合はもちろんのこと、天才科学者の悲哀と狂気をも絡めてあるプロットが素晴らしい。このビオランテほど、彩りと悲しさを感じさせてくれる怪獣はそうは無いだろう。《ネタバレ》またラストの、ゴジラの退却は見事な余韻を残してくれた。それは近代兵器に恐れをなしたのではなく、あたかも兄弟(兄妹?)であるビオランテに諭されたかの様であった。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-07-27 16:16:24) |
28.皆さん、評価高いですねぇ・・・。映画館で観た最初で最後のゴジラだけど、ノメり込めなかった。ゴジラ対自衛隊のシーン、戦ってる感じが全然しない。緊張感が伝わってこない。ゴジラの存在感はあっても、戦闘シーンの表現力がともなってない感じ。 【じゃん++】さん 4点(2003-07-21 20:55:18) |
27.ストーリーもなかなかしっかりしてたし、ビオランテも非常に魅力的だった。あのグロい外観、ほかのゴジラシリーズにはない怪獣ですよね。しかし何と言っても白眉なのは、すぎやまこういちの音楽でしょう。この映画に本当によく合った、見ている者の緊張が自然に高まっていくようなあの音楽。最高です。この作品以降のシリーズが駄作になってしまったのが悔まれる。 【ちゃむ】さん 9点(2003-06-20 15:38:36) |