越前竹人形のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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越前竹人形

[エチゼンタケニンギョウ]
1963年
平均点:7.83 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2004-03-02)【黒猫クロマティ】さん
タイトル情報更新(2023-06-26)【イニシャルK】さん
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監督吉村公三郎
キャスト若尾文子(女優)玉枝
中村玉緒(女優)お光
伊達三郎(男優)長七
殿山泰司(男優)善海和尚
浜村純(男優)医者
寺島雄作(男優)与兵衛
石原須磨男(男優)島原の若い衆
嵐三右衛門(男優)鮫島
中村鴈治郎(二代目)(男優)船頭
西村晃(男優)忠平
山下洵一郎(男優)喜助
岡島艶子(女優)船着場の老婆
原作水上勉「越前竹人形」
脚本笠原良三
撮影宮川一夫
製作永田雅一
配給大映
美術西岡善信
編集西田重雄
録音海原幸夫
照明岡本健一[照明]
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1.物語を超える一瞬を観たいと思う。例えば、西村晃に犯された若尾文子が、髪の乱れを整えながら鏡を見ようとする。しかし、そのエロティックな瞬間は物語の中に収斂され、それ以上の突出をみせてくれようとはしない。私が観たいのは、物語の中の若尾文子ではなく、物語に亀裂をはしらせ、破綻させるまでのエロティシズムだ。この映画は、物語を超えた突出した細部、亀裂への予兆を随所に感じさせながら、ついにそれを超えようとはしない。破綻への恐れ。それがこの映画を物足りなくしているように思う。これは日本映画の面白さをたたえた傑作だと思う。しかし、どうも物足りないのだ。「雁の寺」のグロテスク、「妻は告白する」のぐいぐい文子を思い浮かべて欲しい。// 宮川一夫のカメラもまた、美しく物語に寄り添っている。しかし、例えば、ラスト近くに登場する川は、逆光にきらめく美しさをたたえる川ではなく、血にそまった情念の川ではなかったか。// その中で、中村鴈治郎が素晴らしい。川を背景に独白する鴈治郎の横顔の凄み。物語の現実が幻想へと、幽玄へと昇華する一瞬。これは素晴らしい。
まぶぜたろうさん 9点(2004-03-05 11:16:24)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.83点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7233.33%
8350.00%
9116.67%
1000.00%

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