114.小3の時に日曜洋画劇場ではじめて見たんですけど、普段にも増して興奮気味の淀長解説からして「これはエライもんだろうな」と期待しました。そして至福の2時間にただただ感動しましたが、あれから十数年、これを超えるアクションはいまだに登場していません。本作の斬新だった点はテロリストを敵としたことにあります。これ以前にテロリストを本格的な敵とした映画は、ジョン・フランケンハイマーの「ブラック・サンデー」くらいだったと思います。テロリストを敵とすることにより、犯罪組織のような従来の敵では設定上不自然なほどの過激な爆破アクションが可能となりました。そういえば「ブラック・サンデー」でも、飛行船がスタジアムに突っ込むなどなかなか過激なことをやってましたね。こうした見せ場の過激化がその後のアクションの雛型となったわけですけど、しかしそれらの映画がことごとく「ダイ・ハード」を越えられていないのは、表面的なドンパチや勢いのみを追求したためです。ロケット砲で装甲車を攻撃、C4でビルの屋上ごとヘリを吹っ飛ばすなど、「ダイ・ハード」のアクションは当時の常識をはるかに越えるほど壮大なものでしたが、その実、細部までよく考えられた凝ったアクションになっています。エレベーターや無線機など道具の使い方が非常にうまいし、敵は銃だけでなく装備の入ったバッグを携帯し(実用面から考えて合理的)、マクレーンは敵を倒すと、必ずそこから装備を奪います。銃撃戦になるときちんとマガジンをチェンジするのも、他のアクションには見られない丁寧演出。そうしたわかってらっしゃる描写のおかげで、荒唐無稽なアクションにも派手さだけではない味が出るんですね。そして何より人物描写の充実ぶりです。ピンチにもオヤジギャグを欠かさないマクレーンは愛すべきキャラだし、頭の切れるハンスのリーダーぶりもナイス。ビルの外にいる連中が何の役にも立たないってあたりも、アクションの極限ぶりを高めています。ああ、これを越えるアクションはいつ登場するのでしょう? 【ザ・チャンバラ】さん 10点(2004-09-10 18:38:18) (良:3票) |
113.コレを初めて観た時、当時まだ小6の頃だった俺は映画に対する知識もかなり乏しかったのでジョン・マクティアナン監督はおろか、ブルース・ウィリスも「アルマゲドン」に出てる程度しか知らなかった。そんな状態である日「日曜洋画劇場」で放送されていた本作を鑑賞。 すると2時間後・・・「うおおおおおおお!!!!」(暴走)ってな感じでエキサイトしている自分がいました(爆死) アクションや緊張感が凄いのはもちろんの事、ブルースの愚痴をこぼしながらも自らと愛する妻の命を守り抜こうとするダメダメオヤジぶり、アランのクールかつ冷酷な悪役ぶり、パウエルやソーンバーグなどのサブキャラクターにしても、それぞれしっかりとした人物像を描いていた事も本作の成功の要因の1つだと思います。 本作を機に「ダイ・ハード」類似作品が凄まじいほど出回りましたが、いずれも設定は本作と同じでも内容では本作に勝る物はありません。 俺自身も本作との出逢いがキッカケで映画鑑賞の楽しさに気づき、今日に至るまで500本近い映画を観て、毎回のように新たな感動を得ています。 今となっては本作は俺にとって「人生を変えた最高の1本!」と言っても過言じゃないほどの物になってます。 最後に本作を作っていただいた方々に心から「ありがとう!」と言いたいし、本作を放送してくれたテレビ朝日にも感謝!!! 追記・・・2004年10月1日、俺が映画好き、吹替えにも興味を持たせてくれるキッカケになった野沢那智版ダイ・ハードを放送してくれた日テレにも感謝!最高の夜をありがとう。 |
112.ブルース・ウィリス自らマクレーンにユーモアを加えたとのこと。そのおかげでマクレーンはただのアクションヒーローとはひと味違うキャラクターとなった。個人的には、本作品でB・ウィリスがオスカーにノミネートされなかったことは納得がいかない。弱さこそ時には最大の強さにつながること。この映画は男としての俺のバイブルである。だから、俺は家でも決して裸足にはならず靴下だけは履くようにしている。特にこれからの季節には。 【恭人】さん 10点(2003-11-21 14:52:29) (良:1票)(笑:2票) |
111.「なんでそんなに評判いいのかわからん。単なるアクション映画じゃん」と言った知人がいたが、そう、これは単なるアクション映画です。 でも「お約束」を完璧にこなせば、それだけですごい傑作になることを証明した映画。 【あばれて万歳】さん 10点(2003-11-17 22:53:58) (良:3票) |
110.高校生だった当時、公開の数カ月前から、某雑誌で紹介されていたのを読んで、こりゃスゴい映画が来たぞ、と一人で盛り上がってたっけ。前売り券買ったらオマケにくれたマグネット、その後何年も大事に使ってたよ。満を持して、試験休みの平日に映画館に一番乗りしたのも、懐かしいような、大して懐かしくもないような。80年代、スタやらシュワやらのアクション映画に世間がやや辟易してた頃でもあり、必ずしも注目度は高かったとは言えず(クリスマスが舞台なのに正月映画じゃなくって2月公開だったし)、日本で本格的に人気に火がつくのはビデオリリースを待たねばならなかった(この人気を受け、続編の方が遥かにヒットした)。私が何ゆえあんなに事前に盛り上がっていたかというと、雑誌の紹介記事にビルが爆発してる写真が載ってたから。その一点だけで、こりゃ傑作なんじゃないかと期待しまくってしまった。ま、さすがに過剰かつ短絡的な期待だった訳ですが。でもそれ以来、ずっと愛着のある作品です。伏線が張り巡らされているのが面白い? いや、映画における「上手い伏線」ってのはもっとイメージに直結するものでしょう。本作のは伏線なんてのは、およそ機械的な「答え合わせ」に近いもの。2回目の観賞くらいまでは発見もあるけれど、すぐに底が割れてしまう。やっぱり本作の魅力、愛着を感じる点って、ズバリ、作品の素朴なカッコ良さにあると思います。屋上で追うテロリストたち、応戦するマクレーン、カメラが上がるとそこに、銃を構え静かに闊歩するAゴドノフのカッコ良さ。装甲車はカッコ良いし、そこにミサイルが打ちこまれりゃもっとカッコ良い。その瞬間、街中が戦場と化し、気分は大いに盛り上がります。何を考え何を狙っているのか掴めないAリックマンもカッコ良い。Bウィリスは真剣な表情や焦った表情は正直似合わないけれど、飄々としたり弱音吐いたりするとやたら好感度が上がる。FBIのヘリが現れたらさらに気分はヒートアップ。そしてあの屋上大爆破。この爆破シーン、ビルの遠景近景、飛び降りるマクレーンを上から撮ったり下から撮ったり、地上から見上げる人々の姿を交えたり、これでもかと様々なショットで描写し、時間も自由に引き延ばされていて、やっぱりこんなカッコ良いシーン、そうそう無いと思うのです。で結局、何度見ても、カッコ良いなあ、魅力的な作品だなあ、とそう思う次第です。 【鱗歌】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-04-21 21:49:31) (良:1票) |
109.これまでのアクション映画といえば、スーパーマン的な主人公が多かったが、 この映画の主役は冴えない中年男。その彼がぼやくは嘆くわで、強烈な人間臭さを発揮し、 新たなるヒーロー像を切り開いた。とにかく脚本の完成度が素晴らしく、演出も秀逸。 相手のテロリスト達も個性的な役者を起用し、娯楽作品としては申し分ない出来映えだった。 公開当時はあまりに面白いので、二回も見に行ったっけ。似たような設定の作品も乱発されたね。 難を言えば、ラストの黒人警官の演出は不要だったかな。 【MAHITO】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-07-22 03:22:53) (良:1票) |
108.生まれて初めて観た映画。野沢那智さんの吹き替えが大好き。この映画だけは絶対に葺き替えで観るべき。アクション映画に革命をもたらした大傑作。 【ローリング@ストーン】さん [地上波(吹替)] 10点(2006-12-26 11:31:58) (良:1票) |
107.16年前、映画館で観終わって帰宅するまでの90分間「あぁ、面白かったぁ、最高やぁ」と感激し続けた事を今も覚えています。自分の中ではアクション映画の最高傑作です。マクレーンの「えらいこっちゃ、どないしょう、考えろ考えろ。」「しかし、ワシ一人何でこんな目に遭わんとイカンのや。」「嫁ハン助けるまでやめられへん、死んでたまるかいな」という思いが台詞と共に汚い姿から滲み出ていて、完全無欠・天下無敵では決してないオッサンの、『やらなあかん時はやる』のた打ち回りながらの奮闘ぶりは素晴らしいです。それと敵役のハンス・グルーバー。子供の時から悪役好きの自分にとって史上最高の敵役です。一つ一つの台詞と仕草、表情、あの散り様は忘れられません。こんな知的で冷酷非道な紳士が何でオッサンにやられるのか何時も腹立ちますが、そこがまた面白いところです。他にもホリー、パウエル、タカギ社長、カール、いらん事しいのソーンバーグの脇役陣、よく練られた脚本など何度観ても飽きることがありません。【2016/1/16追記】shoot the glass! 思い出すたびに身震いするワンシーン。さようなら、ハンス。 |
106.アクションシーンだけなら「ベン・ハー」の戦車競争や、「駅馬車」の応戦場面の方がはっきりいって一枚上。アクションがウリですが、それだけの映画ではありません。皆さんは、大人になってから、損得抜きで一生涯つきあっていける友達に何人出会ったことがあるでしょうか。正直、私は少ないです。ラストシーンを見るまでもなく、この映画は、そんな友達に偶然出会えたことの素晴らしさが謳われています。だからこそ心に残る名画なんだと、私は思います。 【南浦和で笑う三波】さん 10点(2004-03-08 09:35:31) (良:1票) |
105.「考えろっ、考えるんだっっ!」テスト中に何回この言葉を思い出しただろうか。 【さそりタイガー】さん 10点(2003-12-02 18:59:36) (笑:1票) |
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104.アクションの最高峰ですね。ノー天気にスカっと観ても楽しいのですが、使ってる武器とか、撃った弾丸と弾奏のキャパとか、細かい所にこだわっても破綻してないのが凄い!!!実は凄いマニアック。最後、マシンガンの薬室に残った一発の弾丸をベレッタに装填して最後の切り札に使うのも、他の映画ならご都合主義のシーンですけど、この映画ではマニアックに観ても全く矛盾が無いのは凄すぎます。みなさんの言う通り、2,3はちょっと・・・ 【紅屋】さん 10点(2002-12-04 05:03:06) (良:1票) |
103.これこそ、アクション映画の王道を歩むべき映画ですね。ブルースウィリスが裸足でがんばってるのを見るとなんか靴を差し上げたくなってきました。 |
102.perfect! くだらないとか感動するとかっていうことじゃなく、映画として完璧。登場人物のキャラクター、無駄のない脚本、プロットの周到さ、意外性…、とにかく面白い。これを越えるアクション映画は半端なことじゃ作れない。ジョン・マクティアナン、今までの所これで燃え尽きてる。文句なく10点献上。 【sayzin】さん 10点(2001-07-16 13:00:58) (良:1票) |
101.間違いなくアクション映画の金字塔。何度も見て、あぁなる、こうなるわかっていても楽しめます。CG 満開の現在では古臭く感じるかもしれませんが、いいものは良い。リアルタイムで見た思い入れもあり ますが、まさか30年後ブルースが、ドラえもんになるだなんて、あの頃想像だにしませんでした。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 10点(2020-08-02 14:28:47) |
100.純粋に楽しめる。ネガティブ要素はないし、ブルースウイルスが活躍しているだけで楽しい。 【まさ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2020-04-03 17:50:04) |
99.ビルが瞬く間に制圧され、呼びつけたパトカーが帰っていく時のあの孤独感と絶望感、それがたまらなく最高。 あの瞬間に、多くの観客はマクレーンと感情を共有する。”ふざけるな!どうなってる!さあ、ここからどうする、どうしよう!?” そしてマクレーンと一緒になって物語に入り込んでいく。 伏線満載の脚本、泥臭い人物描写に加え、演出面も今観てみると大変印象深いものが多いと今更気づく。 特に孤立無援を表すかのような、真冬の夜の描写は素晴らしい。 人生で一番最初に鑑賞した映画が本作で本当に良かった。文句なしの大傑作! 【nakashi】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2018-05-28 19:21:47) |
98.文句無し!もはや説明いらず!何回観ても面白い! 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-06-25 19:05:57) |
97.見終わって映画館を出る人たちの顔が皆、高揚してたものです。私もそのひとり。今テロリストに出くわしても戦えるぞー!と。強壮剤効果抜群の一本。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-07-13 14:49:23) |
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95.小学校高学年~中学生の間に見た、この映画とターミネーターとバックトゥザフューチャーから受けた衝撃はよく覚えている。映画ってこんなに面白いんだ…とすっかり洋画にはまってしまった。色々な伏線が回収される喜びもこの映画で学んだ?気がする。ハゲのオッサンなのにものすごくかっこいいというのも衝撃的だった…。 【ポキプシ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2011-06-19 14:46:32) |