大列車強盗(1903)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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大列車強盗(1903)

[ダイレッシャゴウトウ]
THE GREAT TRAIN ROBBERY
1903年上映時間:11分
平均点:6.29 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
アクションサイレントウエスタンモノクロ映画犯罪ものショート(短編映画)
新規登録(2003-12-01)【--------】さん
タイトル情報更新(2011-10-14)【イニシャルK】さん
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監督エドウィン・S・ポーター
キャストギルバート・M・アンダーソン(男優)
製作エドウィン・S・ポーター
あらすじ
4人組の男が、駅員を縛り上げて、列車に乗り込む。彼らは乗客の金品を奪って逃走。やがて保安隊が追いつき、銃撃戦の末に強盗団を殲滅させる。観客へのサービスとして、強盗団の首領がスクリーンに向かってズドン。わずか10分に満たない作品だが、劇映画の可能性を大きく開いた記念碑的名作。アメリカ映画初の西部劇でもある。
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1.走る貨車のなかで、列車強盗と守衛が撃ち合っている。こんな至近距離でよく弾(たま)が当たらないもんだなあという、何とも牧歌的(?)場面。しかし一方で、彼らの背後は扉が開いたままになっていて、そこには流れるような森の光景が映し出されている。この映画を見ると、いつもぼくの眼はそこに釘付けとなってしまう…。

もちろんスタンダードサイズの映画だから、ほぼ正方形に近いフレームの映画のなかに、もうひとつ「開かれた扉」というフレームがある。そしてそれは、ぼくの記憶ではヴィスタサイズ風の横長で、そこに映し出された“流れるような森の光景”の映像には、見るたびいつも陶然とさせられてしまうのだった。

あるいは、登場人物たちの服装やちょっとした小道具など、その細部(ディテール)がもたらすリアリティはどうだ。この映画が撮られた1903年と言えば、まだワイルド・バンチ一味も、ブッチ・キャシディ&サンダンス・キッドも実在していた。西部劇の主役たちが生きていたんである! この映画に描かれたものは、すべて当時の「現実」であり、それを再現したものであるのに他ならない。そしてそれは、今なお本作を、フィクションでありながら「ドキュメンタリー」的な生々しさを見る者に与えないだろうか(少なくともぼくは、そう感じた)。

他にも、100年以上前に作られたこの10分程度の映画は、今なお、ぼくという現代の観客を魅了する部分に事欠かない。それは決して「歴史的」やら「骨董的」な意義だのとかじゃなく、まさに1本の「映画」として、ぼくの瞳と心を奪ってしまうのだ。

…例えば、有史以前の人類が洞窟内に描いたラスコーやアルタミラの壁画。その単純な線と色彩による馬や牛、人などの絵は、驚くべき力強さで見る者を圧倒する。それを「古い」とは、誰も言えないだろう。それは「古い」のではなく、「オリジナル(原初・起源)」だからこそ永遠の“生命”を持つ。同じくこの映画もまた、真の「オリジナル」として永遠に「新しい」のだと、ぼくは信じている。
やましんの巻さん 10点(2004-10-13 11:46:23)(良:6票)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 6.29点
000.00%
115.88%
200.00%
315.88%
415.88%
5423.53%
6317.65%
715.88%
8211.76%
9211.76%
10211.76%

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