1.ある殺し屋の男に身内を殺害された女医が、復讐にその殺し屋の男に手術を施し女にしてしまうところからストーリーが始まる。
体は女になってしまっても、心は男のまま。色仕掛けで敵の男に迫ったりはしない。
本作のキャッチコピー「女に改造されても、弾丸(タマ)はある」の通り、
どんな状況となっても男として闘う様を描くあたりは、男臭いアクション映画職人、ウォルター・ヒルらしい。
ミシェル・ロドリゲスが手術前、つまり男の頃も自分で演じている序盤も見どころだと思いますが、
ストーリーが動き出し、メインとなるのはあくまでも手術後のことになります。
復讐のため女にされてしまった男が、その更なる復讐のため立ち上がる。そのテンポのいいアクションに期待したい所でしたが
頻繁に挿入される、手術を施した女医への尋問がその流れに水を差してしまっています。
しかし、これが最小限になっていたならば1時間程度で済んだ作品かもしれませんが・・・。