2.あえて辛口な点になってしまったが、何故だろうと思い返すと、母親のエピソードと彼との心象描写が秀越なのに対し、現代の娘と片思い相手の彼とのエピソードがあまりにも陳腐な気がしたからである。そう思ってしまうと、ラストへつながる偶然があまりにも強引に思えてくるのである。ただし、音楽と幾つかのカットは素敵だった。僕の中では猟奇的~の方が自然な感動を与えてくれた。しかし、この監督はロマンチストだなと感じた(笑)いっそのこと、過去をこの映画、現代を猟奇的~で構成してみたら・・・・あまりにも腹いっぱいになるだろうなあ(笑)
しかし、アンハッピーエンドの多い韓国映画の中で、ハッピーエンドものがほっとするのも事実かもしれない。