2.1916年。第一次世界大戦中のフランス航空機隊を描いた映画です。
パイロットは皆、事情を抱えフランス軍に所属するアメリカ人というのがポイント。
実在した《ラファイエット戦闘機中隊》の実話がベースで、登場人物やエピソードも生き残った兵士の記録が元になっているそうです。
そう聞くと「1917 命をかけた伝令」を連想しますが、同じ戦場映画でありながら、こちらは、戦争中でありながらも輝いて生きたパイロット達のドラマといった感じ。要は「戦争を描いた映画」ではなく、「青春を描いた映画」です。
だからでしょうか、どことなく宮崎アニメ「紅の豚」や「風立ちぬ」と同じ、大らかさを感じました。
カタルシスを得られる作品ではありませんが、飛行機に青春をかけた こんな若者達がいたんだな・・・と思える映画で私は好きです。
ライト兄弟によって飛行機が発明されて、たった13年後の話というのにも驚かされました。