アラビアのロレンス 完全版のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アラビアのロレンス 完全版

[アラビアノロレンスカンゼンバン]
Lawrence of Arabia
1988年上映時間:227分
平均点:7.19 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
アクションドラマアドベンチャー戦争もの政治もの歴史もの実話もの伝記もの小説の映画化
新規登録(2004-03-07)【マムゲン】さん
タイトル情報更新(2017-06-08)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・リーン
キャストピーター・オトゥール(男優)T・E・ロレンス(エル・オレンス)
オマー・シャリフ(男優)アリ
アンソニー・クイン(男優)アウダ
アレック・ギネス(男優)ファイサル王子
ジャック・ホーキンス(男優)ロード・エドマンド・アレンビー将軍
アーサー・ケネディ(男優)ジャクソン・ベントリー記者
クロード・レインズ(男優)ドライベン
ホセ・ファラー(男優)トルコ軍将校
アンソニー・クエイル(男優)ハリー・ブライトン中佐
ドナルド・ウォルフィット(男優)アーチバルド・マーレイ将軍
マイケル・レイ(男優)ファラジ
I・S・ジョハール(男優)ガシム
ジア・モヒーディン(男優)タファス
ロバート・ボルト(男優)ロレンスに同行したイギリス軍上官(ノンクレジット)
バジル・ディグナム(男優)(ノンクレジット)
デヴィッド・リーン(男優)スエズ運河付近で自転車に乗っている男(ノンレクジット)
山寺宏一T・E・ロレンス(エル・オレンス)(日本語吹き替え版)
磯部勉アリ(日本語吹き替え版)
坂口芳貞アウダ(日本語吹き替え版)
瑳川哲朗ロード・エドマンド・アレンビー将軍(日本語吹き替え版)
小川真司〔声優・男優〕ハリー・ブライトン中佐(日本語吹き替え版)
永井一郎ドライベン(日本語吹き替え版)
池田勝ジャクソン・ベントリー記者(日本語吹き替え版)
中村正[声優]トルコ軍将校(日本語吹き替え版)
滝口順平アーチバルド・マーレイ将軍(日本語吹き替え版)
稲垣隆史(日本語吹き替え版)
長島雄一(日本語吹き替え版)
千田光男(日本語吹き替え版)
遊佐浩二(日本語吹き替え版)
阪口大助(日本語吹き替え版)
伊藤隆大(日本語吹き替え版)
水野龍司(日本語吹き替え版)
手塚秀彰(日本語吹き替え版)
佐々木梅治(日本語吹き替え版)
田原アルノ(日本語吹き替え版)
田中正彦(日本語吹き替え版)
桜井敏治(日本語吹き替え版)
落合弘治(日本語吹き替え版)
原作トーマス・エドワード・ロレンス「知恵の七柱」
脚本トーマス・エドワード・ロレンス
マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕(オリジナル脚本)
ロバート・ボルト
音楽モーリス・ジャール
撮影アーネスト・デイ(カメラ・オペレーター)
フレデリック・A・ヤング
ニコラス・ローグ
製作マーティン・スコセッシ
ジョン・デイヴィソン
サム・スピーゲル
スティーヴン・スピルバーグ
デヴィッド・リーン
特撮ウォーリー・ヴィーヴァーズ(特殊効果)
美術ジョン・ボックス
衣装フィリス・ダルトン
編集デヴィッド・リーン
アン・V・コーツ
あらすじ
第一次世界大戦中のシナイ半島。砂漠の民アラブ人は、民族国家の建設と近代化をいち早く達成したトルコによる侵略を受けていた。アラビアの言語や文化に精通したイギリス軍のロレンス少佐は英国の敵ドイツと組むトルコをアラビア半島から駆逐するため、英土両軍が思いもつかない奇襲作戦でトルコの手に落ちたアラブ人の都市を奪還していく。ロレンスの行動の目的は単にイギリスの権益を守ることではなく、アラブ人に自信を回復させ、さらにはトルコ勢力一掃後のダマスカスを中心にアラブ民族の統一国家を樹立することだった。
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4. とにかく、ロング・ショットで映される砂漠の景観の雄大さ。やっぱりこれは映画館の大スクリーンで観なくっちゃダメでしょ、という感じになる。デヴィッド・リーンとしては、ジョン・フォードのお得意のモニュメント・ヴァレーなんか、この砂漠の雄景に比べたら箱庭みたいなもんだぜえといわれるようにしてやるという対抗意識もあったかもしれない。ベドウィン族はどうみても西部劇のインディアンだし。これ以後の映画でいえば「スターウォーズ」の砂漠、「風の谷のナウシカ」の腐海とかに受け継がれる光景ではないだろうか。こんかい観て、「風の谷のナウシカ」なんかぜったいにこの「アラビアのロレンス」の変奏曲ではないかと思ってしまう。
 しかし、そんな映像の雄大さにくらべ、このドラマの屈折ぶりは半端ではないということになる。基本的には砂漠を舞台として、「砂漠を愛してしまった男」の一大叙事詩を描くという演出なのだけれども、どう観てもこの作品のドラマ展開にはホモセクシュアルな香りがプンプンと匂い立つ(とにかく、女性というものがまったく、これっぽっちも登場してこない映画というのも珍しい限りなのだけれども)。そこに、あまりに象徴的に「銃」という小道具(これはもちろんいうまでもなくペニスの象徴である)が何度も登場するわけである。あきらかにホモセクシャルな傾向をもつ主人公のロレンス(ピーター・オトゥールがはまりすぎ!)に対して、ナヨナヨフニャフニャしたファイサル王子(アレック・ギネス)という存在と、あまりにマッチョなベドウィン族のアウダ(アンソニー・クイン)とが彼を両サイドからはさみ、ノンケな顔をしていながらロレンスに異常な愛憎感情を持つアリ(オマー・シャリフ)がいつもロレンスのわきにいる。これにさらに、ホセ・ファーラーみたいなトルコ軍のサディストじみた将校も登場して、SM趣味まで加わってくる。こんなイヤらしい映画に誰がした!という感じであるけれども、まあわたしのなかではヴィスコンティの「ベニスに死す」にも拮抗する、偉大なるホモセクシャル映画、ということになる。そうそう、モーリス・ジャールのスコアが、素晴らしいのである!







keijiさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-15 13:02:35)(笑:1票)
3.前半に比べて、後半がどうも弱い。長いからこっちが疲れちゃうのかもしれない。『風と共に去りぬ』も、後半が駄目だった。でもあれは、原作がそもそも後半、南部歴史修正主義者の信念吐露みたいなものが入り込んできて気色悪いんだけど、こっちはどちらかというと後半のほうがロレンスの屈折に焦点が当たり、ドラマとしては面白くなれるはずだった。その屈折が映画としてうまく膨らんでくれてない気がする。というより前半が良すぎたのか。前半の「清潔な砂漠」の魅惑と脅威を描いては、絶品である。ロレンスが、これに魅せられたのが映像だけで納得できる。飛砂の舞いとなだらかな造形の妙。一度足跡つけてNG出しちゃうと、撮り直しするのが大変だっただろうなあ。それと砂漠の奥の深さの描写。オマー・シャリフの登場シーンを筆頭に、「果てしのなさ」を二次元でちゃんと描けている。3Dは、いらない(『戦場にかける橋』のジャングルや『ライアンの娘』の海のように、人間の愛憎を凌駕していく大自然を描くと天才的な監督)。シナリオも丁寧で、マッチを吹き消すとこや、こだまの反響なぞ、いい。後半では、そういうシナリオの綾が、あまりなかった気がする。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-23 09:59:23)
2.アラブ人になりきれず、英国軍人にも戻れなかった一人の男の悲哀。その悲喜こもごもを丁寧に描いていると思いました。
ロレンスに限らず人物の描き方が総じて丁寧ですね。
特にファイサル王子の英国軍に力を借りなければならないが侵略はされたくないという警戒感と、その英国軍人でありながらアラブ人に限りなく近づいたロレンスへの感情の複雑さの描写と演技は巧みです。
英国も老獪ですが、結局は帝国主義的侵略が許されなくなりつつある世界の趨勢を読んで立ち回ったファイサル王子が一枚上手だったように感じました。その間で弄ばれたのがロレンス。
比較的パンの少ないカメラワークながら、絵画的ともいえる緻密な構図で動感を表している点は見事です。ワイド、ロング共に映像美をたっぷり味わえました。
現代の忙しくシーンの切り替わるカメラワークに慣れた目には却って新鮮に映りましたね。
ピーター・オトゥール(ロレンス)の演技にはややぎこちなさを感じますが、この映画の場合は却ってそれが効果的だったかもしれません。
アリ役のオマー・シャリフはエジプト出身だけあって風景に馴染んでいるし、アンソニー・クインは中東とはまったく縁の無い出身ながらその無骨さと荒々しさは現地人並に見えました。名優ですね。
kazu-chinさん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-26 23:12:40)(良:2票)
1.スピルバーグはこの映画を観て映画監督になることを志したらしいです。おそらく、今このような大作を撮ろうとしたら、確実にCGが多用されるでしょう。この映画が作られた時にはCGなんてありませんから、全てが実写、本物です。だから、もしかするとこの映画がスケールの大きな大作としては、完全実写最後の作品なのかもしれません。
あろえりーなさん 8点(2004-03-10 01:55:13)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.19点
000.00%
100.00%
200.00%
324.26%
424.26%
536.38%
61021.28%
71123.40%
8817.02%
924.26%
10919.15%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.57点 Review7人
2 ストーリー評価 7.75点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.85点 Review7人
4 音楽評価 8.37点 Review8人
5 感泣評価 4.25点 Review4人
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