太平洋奇跡の作戦 キスカのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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太平洋奇跡の作戦 キスカ

[タイヘイヨウキセキノサクセンキスカ]
1965年上映時間:105分
平均点:7.33 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものモノクロ映画特撮もの実話もの小説の映画化
新規登録(2005-04-15)【あまみ】さん
タイトル情報更新(2024-01-03)【イニシャルK】さん
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監督丸山誠治
助監督坂野義光
キャスト三船敏郎(男優)大村少将
山村聡(男優)川島中将
中丸忠雄(男優)国友大佐
稲葉義男(男優)玉井中佐
田崎潤(男優)阿久根大佐
児玉清(男優)福本少尉
大友伸(男優)五艦隊機関参謀
草川直也(男優)五艦隊機関通信参謀
船戸順(男優)三上少尉
小川真司〔声優・男優〕(男優)ガンルーム士官A
伊吹徹(男優)ガンルーム士官B
山田彰(男優)ガンルーム士官C
広瀬正一(男優)山下水兵長
向井淳一郎(男優)一水戦参謀
岡部正(男優)一水戦参謀二
伊藤久哉(男優)木曾艦長
佐藤允(男優)天野少佐
久保明(男優)俵少尉
桐野洋雄(男優)イ―七号先任将校
藤田進(男優)秋谷司令官
土屋嘉男(男優)寺井先任参謀
平田昭彦(男優)工藤軍医長
岡豊(男優)宮本水警隊長
荒木保夫(男優)若月電探士
山本廉(男優)分遣隊長
長谷川弘(男優)防空隊長
堤康久(男優)主計長
二瓶正也(男優)中村上水
阿知波信介(男優)安部上水
石田茂樹(男優)松原二曹
黒部進(男優)加藤一水
大塚国夫(男優)茂木中尉
佐田豊(男優)佐野一曹
堺左千夫(男優)小島主計兵長
大前亘(男優)通信士
志村喬(男優)軍令部総長
西村晃(男優)軍令部赤司参謀
手塚勝巳(男優)
小川安三(男優)
当銀長太郎(男優)
加藤茂雄(男優)
中島春雄(男優)
緒方燐作(男優)
中山豊(男優)
古谷敏(男優)
矢島正明ナレーション
原作千早正隆「太平洋海戦最大の奇跡」
脚本須崎勝弥
音楽團伊玖磨
作曲團伊玖磨「キスカマーチ」/「霧のキスカ」
撮影西垣六郎
製作田中友幸
田実泰良
古賀祥一(製作担当)
東宝
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
中野昭慶(特殊技術 助監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
鶴見孝夫(特殊技術 撮影助手)
川北紘一(光学撮影)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
美術北猛夫
編集藤井良平
録音西川善男
下永尚(整音)
照明西川鶴三
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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【クチコミ・感想】

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1
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7.アリューシャン戦線についてはアッツ島玉砕ばかりが語られている印象で、私もこの英語が無ければキスカ島なんて、知らなかったかも。
戦争映画とは言え、撤退作戦を描いた作品。爆撃シーンが随所に挟まれるけれど、引き込まれるのはやっぱり、撤退作戦の行方。しかしまず、こんな極寒の地にも日本兵が送られてアメリカ軍と戦ってたんだなあ、という感慨こそ、この作品の映像がもたらす最大のインパクトかも知れません。
もちろん、大がかりなロケ撮影だけでなく、ミニチュアによる特撮もまた見せ場。というか、ミニチュアとの合成映像の巧みさが、とてつもなく効果を上げてます。
タイトルからして、作戦はどうせうまくいったんでしょ、という想像はつくものの、作戦の困難さにはヤキモキさせられて。その中で下される「決断」、これが映画を動かし、我々の心を動かす。
この後も泥沼のような戦局が続くとは言え、いったんは大団円。兵士たちの笑顔。たまにはこういう笑顔で終わる戦争映画があったって、いいじゃないですか。三船敏郎はハッキリとした笑顔を見せないものの、まるで笑みがこぼれるのをこらえるような、イイ表情で映画を締めくくってます。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-06 12:58:37)
6. 古い日本の戦争映画なので全く期待してなかった。ところが非常に面白くいい映画にめぐりあえて得をした気分。
木村 昌福という人物もキスカ島の撤退作戦に関しても全く知らないわけではなかったが、こんな優れた人物が遂行した素晴らしい作戦のことをじっくり知ることができて本当に良かった。
 軍人というものは冷静で合理的な判断が求められるはずなのに、どうも日本の軍人はやたら情緒的感情的で、すぐに「いちかばちか」とか「どうせ」とか口走り、目的の達成よりも見た目だけの勇ましさに走りがちで、しかもそれに同調しないと排除されるというそもそも軍人に向かない国民性の中で、この木村さんのような優れた指揮官が存在したことは奇跡的だったと思う。
木村 昌福さんのこと キスカ島脱出作戦のこともっともっと知りたくなった。
 ところでなぜ、架空の名前にしてるのだろう。製作当時はまだ軍人を賛美してはいけない雰囲気でもあったのかな
rhforeverさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-31 17:16:42)(良:1票)
5.様々な局面で決断を迫られる将校たち。
しかも、自分を含めた沢山の者たちの命が関わる決断。
これは、サラリーマンが決断を迫られるのとは、スケールと緊迫感が全く違う。
仕事一つで意気消沈、疲労困憊している私にとって、元気づけられる映画だった。

しかし、不毛な戦争という前提でみてみると、いかに無意味な労力だろう。
命を削るような労力を使ってまで、戦争をする意味。
この映画に登場する人達が、頑張れば頑張るほど、戦争の無意味さを痛感してしまう。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 6点(2014-11-24 02:20:21)
4.最近の日本映画って、戦争の悲惨さみたいなものは描くくせに、こういう成功した作戦を描くような事をしないので非常に不満が残ります。そうした中でも、この映画は違った趣のある映画だと言っても良いでしょうね。原作はこの作戦の実際の参謀だったかな?が描いていますが、一部史実と本人の記憶が違う所があるようですが、基本的には物凄く良く出来た作品だと思います。
残念ながら、なまじ戦史研究なんかしているとどうしても木村昌福という人物像が三船敏郎の姿と一致しないんですね。確かに木村は豪胆な人だったと言われてはいますが、三船の様な眼光の鋭さはなく、どちらかというと、非常に穏やかで内に思いを秘めた人だった様で、その分かなり映画そのものは良いものの、人物像が不十分だった気がします。映画自体はかなりしっかりと出来てはいますので、多くの人に出来れば日本軍の活躍する映画としてみて欲しいものです。


奥州亭三景さん [地上波(邦画)] 8点(2010-11-22 15:27:13)(良:1票)
3.もうね、ぐるぐるさんとイニシャルKさんのお二人のコメントがあまりにも素晴らしいのでこれ以上、私が述べることなんてないんじゃなかと思うぐらいであるがそうもいかないのでコメントするとして、まずは戦争映画と言うとハリウッドがよくやる如何にも俺達の国が一番であるというような叫びや戦争そのものを美化し、戦争で亡くなるということは美しいことであるというようなものがこの映画には一切無い。まずはそこがこの映画の良い所である。そして、敗戦国である我々日本人がよく撮る戦争ものにありがちなじめじめとしてものもない。なんて言えば良いのか?つまり悲壮感がないのである。この話は実話であるということを知らなかったけど、それを差し引いても娯楽映画として楽しめる上に人の命の大切さ、何かに向って目的を達する為のチームワーク、そういうものをこの映画は教えてくれている。登場人物一人一人に注目したくなる中で特に三船敏郎の指揮官の言葉一つ一つの重み、誰一人として命を落とすことなく、勿論、無傷のまま兵士たちを救い出すその行動が何とも感動的である。けして、お涙を誘うようなそういう最近の邦画にありがちなお涙頂戴的な戦争映画というものとは大きく異なる戦争映画であり、人間ドラマである。それにしてもこの映画全体、まるで黒澤映画を思わせるようなキャストといい、最後の音楽なんてまるでどこか「ウルトラマン」シリーズみたいだし、円谷英二特技監督とあるのを見るとなるほどねって感じがします。
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2010-10-12 21:45:50)(良:1票)
2.キスカ島に残された日本兵五千人を米軍に全く気づかれずに全員を無傷で救出することに成功したキスカ島撤退作戦を映画化した東宝の戦記映画。第二次大戦を背景とした邦画、それも実話を題材としている場合だとどうしても悲劇的な映画という印象が強いのだが、これはそんな実録戦争映画でありながら、純粋な娯楽映画として楽しめた。邦画の戦争ものにありがちな「お国のために命を捧げよう」とかではなく反対に絶対に全員を生きて救出するという作戦を描いたストーリーで、この救出作戦をいかに成功させるかが物語の骨子となるわけだが、もちろんこの部分だけでもハラハラドキドキもので見ごたえがあるのだが、キスカ島に残された側のドラマも平行して描かれており、そこでのいつ玉砕するかもしれない状況下で一縷の希望を持って救出を待つ兵たちのドラマも見ごたえがあり、これがあるから、ラストのカタルシスも大きい。この作戦の存在自体をこの映画で初めて知ったのだが、やはり、日本兵は消耗品とされていたであろうこの時代において、この人道的なエピソードが実話というのには正直驚かされる。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-18 02:50:24)(良:2票)
1.うにゃあ~、先にあまみさんのような方にレビューを書いていて頂けると、楽ちんです~。後はただ「面白かったです」だけでもオッケーなんだけど、そぉだなあ…この、針に糸を通すような、或いはピアノ線の上を綱渡りするような作戦を遂行するというドキドキハラハラなドラマ、実に見応えありました。あと、この手の第二次世界大戦を舞台にした戦記映画って何となく右翼っぽいというか、悪い意味での懐古主義みたいなものがあるような気がして敬遠してたのだけれど、ちょっと意識が変わりました。少なくともこの作品は、戦争や戦時中の日本軍を美化しているのではなく、戦時という(殺し合い、奪い合う事が目的の)極限状況の中でも人は生きようとし、そして生かそうとした、というドラマがあったのだ、という「人間賛歌」のひとつの形ではないだろうか、と思われました。・・・ところであの気象官、児玉清が演じてたんですねー・・・なぜ、角を取らない・・・いや、ちょっと言ってみたくなっただけです(笑)。
ぐるぐるさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-04 16:07:42)(良:4票)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
518.33%
6216.67%
718.33%
8866.67%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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