1.カッコ悪くて、痛々しくて、苦ぁい青春群像。かなり粗い作りではあるけど、なかなか見ごたえはありました。ただ、後半に進むにつれ、主人公のリュウ(島田紳介)よりも準主役のケン(故・趙方豪)や敵役の“あしたのジョー”(升毅)のキャラの方が際立ってく感じがしました。それと,在日朝鮮人の問題を扱っているのは興味深いけど(因みにケンとあしたのジョーは在日朝鮮人)、いまいちわかりにくいのは残念(ただしこの作品、「かなり映倫にカットさせられた」と井筒監督が語っていたので、そのせいもあるかもしれません。「ゲロッパ!」がヒットしたらディレクターズカット版が出るかも)。あと、台詞が巻き舌っぽい関西弁で、なおかつ音が割れてる所もあって聞き取りづらいんですよね。どうせならDVDには日本語字幕をつけて欲しかった。<2006.11.1追記>思う所あって点数を6点→9点に変更。