1.《ネタバレ》 これはね。
主演の綾瀬はるかが気の毒。
ハードボイルドを謳う宣伝に釣られた私が勝手にハードルを上げていたことにも責任の一端はあるが、あまりにもリアリティがなさ過ぎた。
いや、出だしは良かった。屋敷での容赦ない殺戮は、全員被ってるパナマ帽以外はなかなかの滑り出しだったのだが、敵役の軍人がちょっと演技が過剰な割にダメダメで敵役としては物足りなかったし、同業者の殺し屋も若過ぎて迫力が感じられなかった。
それと、この手の映画に山本五十六を実名で登場させるのはいただけない。
映画の救いはシシド・カフカと吹越満。いや、吹越さんは役者だね。彼の出演シーンは安心して映画に没入できた気がする。