1.《ネタバレ》 中盤くらいまで結構な緊張感で物語が進み、全く説明のない中で手がかりを求めながら鑑賞。こいつ怪しいと思われた男は早々に退場し、その後少しずつあらましがわかるものの、不条理のオンパレードで、もはや整合性リアリティなど関係ないとばかりに、おぞましいシーンをやりたい放題盛り込む展開。
不動産屋の電話はいったい誰が取ってんだよとか、警察官はなんであんなに及び腰なんだよとか、ドキュメント映画の監督の女性はいったい何にあんなに怯えてたんだよとか、全く解決しないままバーバリアンで押す。そしてこのバーバリアンにラストで感情移入させてしまうなんて、監督の手腕はただ者ではない。
しかしジャスティン・ロング。この人好きな俳優だけど、セイウチに改造されたり、とんでもないゲス野郎をさせられたり、演技の幅が広いな。そこに加点。