1.大好物の沖田修一映画だが、これも当たらないだろうな。
熊谷守一という人となりを知らなかったので
時代背景が解らず、当初困惑したが
ドリフやフィルムカメラなどで徐々に緩和
山崎努と樹木希林の演技に頼りきった感じが
作品として弱いが、まあ楽しめる
30年自宅の外に出ないといっても例外はあり
仙人のような風貌ながら、偏屈者ではなく
妻と自分のスペースを愛おしく思う演出は好感
いくつか変わった演出と展開があるが
その場に居合わせた誰かの脳内設定と思えば微笑ましい
「キツツキと雨」で大御所役者役として好演した山崎努。
新人監督相手に「また、呼んでよ。」と言わせた沖田監督作に
主役でガッツリ出ている事が、とても感慨深い