《改行表示》14.エアポートシリーズというとあの、「アランドロンが操縦するコンコルドが小型機と衝突してバミューダ海域に沈没するけど、ジョージケネディが何とかしてくれる」ってヤツですね。←色々混ざっちゃってますが、要するにこの2作目以降は、似たり寄ったり、ということで。ただし個人的には、シリーズ中で一番印象深い作品ではあります。 この第2作、シリーズ中でも一番の低予算らしいですけど、確かに、映画のかなりの部分を占める機内シーンからは、あまり気合いが感じられません。まあ、群像劇としての体裁でさまざまな乗客を登場させておきながら、物語の中では彼らをほとんどホッタラカシにしてしまっている脚本にも、責任がありそうですが。 とは言え一方で、本物のジャンボを飛ばせて撮影したらしい空撮シーンの数々、これはなかなかスゴいです。見応えあります。「次から次に大事件」というタイプの映画ではなく、小型機との衝突後もやや地味な展開ですが、空撮のリアリティが緊張感を(何とか)維持しつつ、終盤を(何とか)盛り上げています。不測の事態によりCAが操縦桿を握るという設定は、『乱気流 タービュランス』あたりにも影響を与えていそうです(何と小さい影響力・・・)。あの、よくわからん装置と計器に囲まれながら恐る恐る操縦する、不安感と楽しさ。 それに、本シリーズ無くしては『フライングハイ』も無い訳で(だから?)、そういった後の映画界への貢献を称えて、ソルトレイクシティ空港を「ジョージケネディ空港」と名付けてはどうだろうか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-03-15 10:19:04) (良:1票) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 大空港という映画のリメイクらしい。やたら登場人物が多くて、飛行機トラブルに集中していなかった前作と比べると、操縦者を失ったジャンボジェット機のサスペンスに主題を置いたこちらの方が、楽しめる。 飛んでいる飛行機に乗り移るというのは、ドキドキさせるし、そこで心離れていた恋人同士が、再び邂逅するというのがいい。 それに何、と言ってもホンモノのジャンボ機の映像は、説得力があり、山間を飛ぶ姿は雄大でもあるが、同時に陸地と近いその映像が墜落の危機をあおる。コクピットが壊れている状態の飛行カット(引きで)があれば、いう事なかったのだが、当時はCG無いからしょうがないか。 それにしても、この英雄的なスッチーは誰かに似ているとずっと思っていたが、やっと思い出した。柳沢慎吾だ。んー、すっきりした。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-21 23:26:32) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 恋人と喧嘩した客室乗務員。ベテラン映画女優。とその秘書?。飲んだくれ3人組。どっかのコメディアンみたいな人。シスター。航空会社の社長婦人と息子。腎臓移植のために移送される女の子。 それぞれの性格、個性、人生、事情をわかりやすく、短時間でまとめてくれた前半。 そして事故が起きる後半。 それまで違うベクトルを向いていた人々が、事故が起こった瞬間同じベクトルを向くこの一瞬がたまらないです。 おそらく人生において交わることがないだろう人々が、事故によって「生存」という共通の目的を持つ瞬間。 とても良いです。これがパニック映画の醍醐味です。 腎臓移植の女の子はともかく、それ以外の人々がそれぞれ抱える悩みや不満が、事故と比較対照化されることで急にちっぽけな物に感じます。 生命以上に大切なものはないという事に気付く瞬間です。 そういえば、小さいころ悩んでいたら、よく母が言っていました。 「命までとられるわけじゃないんだから」 まさにその通り。究極の極論を映像化してくれるパニック映画は最高です。 でもみんなちょっと落ち着くの早すぎです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-15 20:18:57) |
11. もうずいぶん昔に見た映画ですが、2010年の現在でも十分楽しむことができました。深みはありませんが、くだらないCG映像を使う最近のチープな映画手法よりずっといいと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-22 23:33:41) |
10.《ネタバレ》 空中接触事故でパイロットがいなくなった大型旅客機をどうやって着陸させるかに絞ったシンプルなプロット。中盤以降は程よい緊迫感が続き飽きさせない。時おり挟まれる機体の滑空ショットがとても新鮮に映る。CGで装飾されていないから感じることだと思うが、飛行機が飛んでいる姿が美しい。せめて衝突した小型機のおっさんや乗り込みに失敗した軍人は、もう少しフォローしても良かったと思うが、それを言い始めたら小言を連ねることになるのでスルーする。悪魔から解放されてちょっぴり太ったリンダ・ブレアは、相変わらず寝ている役でした。「パニック映画」と云う言葉が流行り始めた頃の、荒削りだけどそこそこ楽しめる作品です。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-07-19 13:15:54) |
9.《ネタバレ》 ①空港で誰かを待つ女。男が現れ、熱い抱擁と接吻。向こうで話そう、と歩きだす。だがその会話は別れ話だった。スチュワーデスと元パイロットで現航空会社の職員の二人は、すれ違いの毎日を送り、もう6年間も婚約中。これ以上一晩でも待てないという女と仕事の都合で30分しか時間が取れないという男。結局物別れに終わる二人。その後女の乗ったジャンボ機が事故で操縦者がいなくなり、女が操縦するはめに。最後は男がヘリからジャンボ機に乗りこんで無事に着陸させることに成功。男は女に結婚を申し込む。これがメインとなる話の筋。②もう一つは飛行機会社の副社長の活躍。事故機には妻と息子が乗り合わせている。興味半分で取材、報道しようとするTVレポーターに反発。各方面にテキパキと指示を出し、なんとか飛行機を無事着陸させようと悪戦苦闘する。③2つの筋に加えて、いくつかの群像劇が用意されている。引退したハリウッド女優、亡くなった副機長の恋人のスチュワーデス、端役の役者、病気の少女、心やさしいシスター二人組、犬を持ち込んだ女など。だが彼らの人生の掘り下げが浅く、十分に機能していない。生きるか死ぬかの大危機に直面しているのである。もっと感情的になり、パニックになる人も出てくるだろう。皆大人し過ぎるのだ。④操縦士がいなくなれば、先ず乗客に操縦経験者がいるか尋ねるのが普通。経験者がいなくても、男達何人かで協力して操縦するだろう。それに穴が開いたのなら気圧の関係で気流が外に向かい、中のものは外へ出る。現に副操縦者は投げ出された。そんな状況下で女性が操縦するのは難しい。機内も気圧が低くなり、酸素マスクが必要となる筈。この辺りの事故描写が甘く、手に汗握る展開とはいかない。ところで飛ばされた空軍パイロットはどうなったのか。パラシュートは装着してなかったのだから。事故当時飛行機はソルトレイクで着陸態勢に入っていた。それからぐるっと回ってソルトレイクに戻ってきたのだろうか。⑤油漏れもあり、ブレーキが効きにくいという障害もあった。だが、物足らない。タイヤが降りないとか、滑走路が霧で見えないとか、第二の危機があればよかった。そう思うのは現代の「危機を煽るハリウッド映画」を見すぎた弊害だろうか。昔はパニック映画でものんびりしていたんですね。古き良き時代を象徴する映画ともいえそうです。そう思って観れば悪くない出来です。 【よしのぶ】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2010-06-06 11:12:32) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 御巣鷹山ジャンボや、9,11テロで現実の墜落をまのあたりにした我々の前に今、、、、、2010年!出ました!またまた我らが東京12チャンがひさびさにやってくれます。エアポート75!!(なつかしさに涙!)グローバルエアって、なんじゃらホイ?実機のイブシ銀色の747の機体にシビレル!霊媒師のおかげで徐霊に成功したリンダブレア嬢は、なぜかちょっとポッチャリ目の”病人”で、後々いろいろパロられたギター持ち込みで、やってくれてます。スッチー役の可憐ブラックのカオはちょっと怖!ケネディとヘストンはもういるだけで抜群の存在感!というか、どっちかというと、安心感。壊れたコックピット内でスッチーが、“無線がほとんど聞き取れなくなったわ!”と言ってるのに、ジョージケネディのおっかない奥方に代わった瞬間!”アータ!”とおもいっきり普通に会話しているのに、大笑い。空軍パイロット乗り移り失敗に落胆、恐怖し、ヘストンの成功に乗客とともに安堵のため息を漏らす!!いつもながらやってくれてます納屋ヘストン!ついでにライフルでもお渡しすればブッ放して大満足でしょう!(つーか、もう死んだか) こういう作品のときは、東京12チャンTV局のスタッフ方々も仕事そっちのけで、皆で手に汗握って盛り上がってたりして。すばらしい空撮、すばらしいアイデア、すばらしい俳優!パニックもん独特のワンパターンBGM!!へなちょこCGよさらば!!ああ!涙と興奮のミドルオブ70年代! 【男ザンパノ】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-02-15 21:28:00) |
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《改行表示》7.《ネタバレ》 前作の「大空港」からパニック度が大きく増した飛行機パニック映画。 75年の映画ながら、よく出来ていて、スチュワーデスの人が操縦するっていうパターンは今ではありきたりなんだけど、この映画ではまあまあ良かった。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-12 18:41:30) |
6.《ネタバレ》 これは面白かったなぁ。。。 当時、こういうパニックものの名作が多いですねぇ。 コクピットに座らざるを得なくなったスチュワーデスに思いっきり感情移入しました。 レスキュー部隊がワイヤーで乗り込んでくる時のハラハラ感! いいです^^ 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-17 20:28:11) |
5.どちらかと言えば悲喜こもごもの人間模様メインだった第1作から、やがてスケールを拡大しすぎて迷走を始めるシリーズの第2作と考えれば、仕掛けもそこそこ派手だしまずまずの及第点と言えるシリーズ中ではわりと地味な作品。前後の作品に比べるとオールスター度はやや低いが、グロリア・スワンソンとリンダ・ブレアが頑張っている。私はシリーズの最高傑作として3作目の「77」が一番面白かったかな、と思っているのだが、この作品は当代きってのアクションヒーローだったチャールトン・ヘストンと、アメリカン・ニューシネマのシンボル的な存在だったカレン・ブラックが共演しているという点でちょっぴり興味深い作品ではある。飛行中のジャンボ旅客機のコクピットのガラスが吹っ飛び、一介のスチュワーデスが操縦桿を握るというちょっとあり得ないストーリーだが、まあこの時代の映画って夢があったよなあ、と思わされる展開ですね。どうでもいいけどただでさえ寄り目のキツいカレン・ブラックが操縦桿を握るという都合上、真正面からのアップが多く、観ている私も寄り目になりました。キャスティングが面白い、というだけで7点は甘すぎかしら。 【anemone】さん 7点(2003-12-08 23:12:42) |
4.『大地震』で余った予算で作ったって、ホント? メインキャスト2人、プロデューサー、撮影監督が『大地震』と一緒。それはともかく、オールスターキャストだけど、ヘンに気張ってあれこれドラマを盛り込まず、適度なサイズにまとまった映画で、軽くて浅いけれどそれはそれで好きです。一大スペクタクル映像こそないけれど、実機を使った、実際に飛んでる映像ばかりで構成されていて(ミニチュア使用の多いエアポートシリーズでは例外的な作品ですね)、今の、何でもすぐCGな映画にはない臨場感があります。ボーイング747を最もブサイクに描いた映画が『エアフォース・ワン』ならば、これは最も美しく描いた映画です。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-11-23 16:57:46) |
3.《ネタバレ》 空中衝突前後のテンポはいいと思う。副操縦士が外に吸い出される所はちょっと恐かった。ただ、どうにか水平飛行は続けられるようになった中盤以降が、なんだか間延びした印象…。その後も危機は襲ってくるのだが、なんかこう、全体的にテンポが悪い気が致します…。ただ、実際のジャンボを使った贅沢な空撮は素晴らしく、日本では絶対真似できないなと羨ましく思う。 【カシス】さん 7点(2003-11-11 15:13:58) |
2.航空パニックものとしては、なかなかの緊張感で見応えのある映画だった。冒頭のド肝を抜く接触事故を皮切りに、手に汗握る見せ場もしっかり用意されており、最後の最後まで目が離せない。「大空港」以降のシリーズでは、一番おもしろくて記憶に残る作品ではないだろうか。 【光りやまねこ】さん 7点(2003-07-19 23:10:20) |
1.その後、スチュワーデスが操縦桿を握るってシチュエーションが多々出てきますが、この映画のカレン・ブラックに勝っている人はいません(顔で勝っている人はいます)。やっぱりこれ観ちゃうと以後の同種の映画の見方が変わっちゃうな。初めて観た時の緊張感が忘れられないので、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2001-08-08 13:01:22) |