1.《ネタバレ》 閉ざされたビルの中で、一人、また一人と何者かに惨殺されていく。。。いったいどんな奴が犯人なんだ・・・と思ったら、唐突にじゃじゃーんと犯人登場で拍子抜けしてしまった。がしかし、この作品自体、もともと観ている者を恐怖のどん底に突き落とす意図がまったく無いので、これはこれでOKの展開なのである。恐怖感ゼロ。緊迫感ゼロ。だけど次の展開が気になる、ホラーコメディとしては良く出来ていると思う。また、殺人鬼が妙におマヌケであり、姉ちゃんには頭が上がらない、きっと今までいじめられていたんだろうと同情さえ誘ういかれた弟であり、姉は実にそれなりの女であった。殺される側もおマヌケばかりなので、だから殺されてしまうのよ!みたいな、同情の余地もない当然と言えば当然の展開で、何かを感じるのではなく、皆でワイワイと騒ぎながら、B級テイストをしゃぶり尽くす作品である。尚、決してツッこみを入れることを忘れてはいけない。