1.M$の一件じゃあないけれど、アメリカ独特の「反独占」思想がギラギラと見出された作品。中3の頃に初めて観たときは、ただストーリーを追っていただけだが、30歳になって改めてみてみると、そんな印象が強かった。コーヒー市場、石油市場、田舎の結婚事情、そして仕事(恋)のライバル...というのがその具体例。また、C・リーブがスーパーマンの定型イメージを守っていたのに対し、リチャードプライヤーがのびのびとその個性を活かしていた対照性も、観ていて面白い構図に思えた。個人的にはスーパーマンシリーズはここで終わったものと考えている。