15.《ネタバレ》 近頃ではこうした親と子の相克を扱った作が少なく、特に昔は定番であった「父と息子」の話はほぼ絶滅状態なので(特に日本では)、逆に新鮮に感じました。まあ「強い父親に対するあこがれ」というのはマッチョな発想で現代的ではないのかもしれませんが、それでも今見ても見どころが多く、十分引きつけられました。やはり家庭劇というのはドラマの基本であり、家族の問題をちゃんと描けることが、劇作の上で必要とされるのではないかと思います。本作ではそれと「同世代との交流」が適度にからめてあり、最後の悲劇と希望を持たせる幕引きでうまくまとめてあると思います。今のような時代だからこそ、見る価値がある作品かもしれません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-03-11 17:21:52) |
14.この頃の不良は最終的に体制に叩きのめされる存在だった。明らかに後のアメリカン・ニューシネマにつながる1作であり、先駆者だったと思う。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-13 00:02:30) |
13.自分もこの映画の初見はテレビ放映です。どうしてジム(J・ディーン)にどんぐりまなこのプラートウ(サル・ミネオ)が、あんなにしつこくまとわりつくのかよく判らないって思いました。↓トナカイさんも書いておられますが、ジムとジュディ(ナタリー・ウッド)は二人っきりになりたいんだって、邪魔しないで空気読めよ~って。でも最近、「セルロイド・クローゼット」(9点)というドキュメンタリーを観てようやく納得。彼のあの一連の行動は、友情の延長線上に存在した精一杯の愛情表現だったんですね。この映画の脚本家自身が証言している事なので間違いないと思います。もちろん当時としては、ほのめかしの描写にとどまっていますが、ロッカーに貼ってあるプロマイドや、その他のシーンにも彼がゲイであるっていう描写や台詞を散りばめたそうです。主役のジムにとっては父親に対する鬱積した感情のみの「理由なき反抗」でも、プラートウにとっては「ちゃんと理由有る反抗」だったんだなあって。だけど、なんだかんだ言って一番記憶に残るシーンは、チキンレースのスタート時、ナタリー・ウッドのスカートがふわっとめくれ上がった後駆け出すシーンだったりする・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-01-28 10:32:09) |
12.最初に見たのはテレビ放映でした。感動しました。後に名画座で見直しました。さらに感動しました。後年、ハリウッドを訪れた際、グリフィス天文台まで足を伸ばして、映画でも印象的にとらえられていた100万ドルの夜景を堪能しました。天文台の敷地内にはジェームズ・ディーンの胸像がありました。ここで撮影が行われたのかと、少し感慨にふけりました。青春映画の名作として素直に高く評価したいです。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-01-08 10:05:43) |
11.ジェームズ・ディーンだからできる、価値がある、歴史に残ったと言えるでしょう。ストーリー自体は大したことはないかもしれないけれど、彼の演技力には脱帽しました。ティーン・エージャーの無為や孤独がびんびん伝わってきます。 【かわまり】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-23 09:33:00) |
10.ジェームス・ディーンの作品で一番好きです。エデンもたしかに素晴らしいけど、スタイルとか色々な意味で等身大って気がしたので。 【yukaori】さん 8点(2003-12-08 03:57:10) |
《改行表示》9.映画の内容自体は5点~6点位。。だけど俺はDVD買いました。ナタリーウッドは最高に可愛いし、サルミネオははまり役で味のある役者だし、なんと言ってもJDがかっこよすぎ!!! 赤のスイングトップを着てるJDはヤバ過ぎ!!!若者の間で『赤のスイングトップ』が大流行したのが理解できます。永遠のヒーローです。 【エルビス】さん 8点(2003-11-11 19:37:53) |
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8.オープニングのブリキの玩具と戯れるジェームズ・ディーンの姿から、この何ともやるせない世界に引きずり込まれてしまいます。正直古臭さは否めません、確かに現代ではもっと悲惨な事件が起きていますからね。それでもどうしても観ていて悲痛な気持ちになってしまうのは、偏にジェームズ・ディーンの才能と監督ニコラス・レイの的確な演出によるものではないでしょうか。チキンレースのシーンは、後にディーンが自動車事故で命を落としたということを知りより一層感慨が深まりました。青春映画の名作。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-09-02 22:43:13) |
7.自分も同じ年代(劇中の設定)なので彼らの気持ちがよくわかる。理由はわからないけど、突然周りに対してのことが凄く嫌になってしまい、そのことを誰も解ってくれないので、自分なりに自分を表現するのに、それがまた悪い方向に行ってしまう。ぱっと見はチンピラなんだけど、よく見るとジミーはそうした過程の反抗をしているだけなので、バズ率いる不良グループとは全く違う。むしろ、家庭に恵まれず、一人苦しんでたプレイトーを本気で救おうと思ってた良い奴なんだと思った。ラストは決して幸せな終わり方だとは言えないけど、凄く哲学的でいい終わり方だと思う。 |
6.この「理由なき反抗」においても、ジミーの演技の一つ一つが計算されている。警察署でジャケットをサルミネオ扮するプレートーに渡すところ、また崖から転落したバズの車に、笑いながら小石を投げるところなど複雑な気持ちを単純な行動に、いかに昇華するかを見せているのだ。もっともその演技についての捉え方は、観る者の視点でことなるだろう。ただ難を言えば、サルミネオ以外は設定に年がいきすぎている。ジュディーが、ちょっとしたことで家で拗ねているところなんか、ナタリー・ウッドには似合わないとも感じた。バズの仲間が、車を崖のところに並べてライトを照らすシーンは、復興期の日本にいては、映画とは離れて自動車社会アメリカの国力のすごささえ思い知る。ともあれ、誰がサルミネオを殺したのだろうか。 【トラヴィス】さん 8点(2003-06-16 09:51:29) |
5.《ネタバレ》 理由ねぇなら反抗するな!10代だから?知らねぇよ!! 【ピルグリム】さん 8点(2003-02-17 22:30:44) |
4.私的には好きです。お父さんと言い合うシーンに共感。 【プ~】さん 8点(2002-11-18 13:19:35) |
3.ジェームズ・ディーンかこいい。映画全体はちょい雑。なんかああいった種の映画はもういいな、て感じでした。 【なんとこ】さん 8点(2002-02-24 03:02:24) |
2.ディーンはやはり傑出した十代の代弁者だと思う。私はもうそんな年齢ではないが共感を持って見ることが出来た。ジェームス・ディーンには独特の繊細さと輝きがある。満足しました。 【なな】さん 8点(2002-02-21 11:27:36) |
1.憧れのジェームズ・ディーンが等身大で演じた作品と言う印象を持っている(但し17歳には見えないが・・・)。今と比べればこの頃の不良って可愛いし。でも昨年度オスカーを獲得した「ボーイズ・ドント・クライ」でも言えることだけど、何と言おうと所詮はチンピラ。それを美化して名作(?)で良いのだろうか? ただ本作は気弱な少年も登場し、心の交流も描かれているので個人的には好感を持って見ることが出来た。 【イマジン】さん 8点(2001-02-08 19:41:25) |