《改行表示》14.莫大な黄金が眠る伝説の地を目指す一行の人間模様を描くアクションアドベンチャー。 どこまでも続く巨岩、奇岩が連なるダイナミックな風景描写も見どころです。 キャストも豪華で、白人と先住民、善人と悪人、男と女とキャラの描き分けも分かりやすい。 ですが、これだけの舞台設定にしては展開は地味でもう少し見せ場というか、抑揚があってもよかった。 頻繁に挿入されるナレーションに古さを感じさせるのは仕方がないところですが、 この手のアクションアドベンチャーにしてはテンポはいいとは言えずまったりとしていて終盤まで動きが少ないのが勿体ないところ。 主演グレゴリー・ペックに悪役オマー・シャリフ以外にもテリー・サヴァラスに名脇役イーライ・ウォラックら味のあるキャストが顔を揃える。 脇を固める顔ぶれにもうちょっと役割を与えてもよかったと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-26 23:14:37) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 普通の西部劇と思ってみていたら、終盤は随分とアドベンチチャーらしくて、 この時代の映画ではなかなか珍しい部類なんじゃないかなと思いました。 ストーリー展開はさほどのものでもないですが、水の中で全裸で襲う女の画やら、 巨石の影が指し示す時の超常現象的な表現など、妙に印象的なシーンが多かった。 ラストの岩盤崩れなども、見るからに模型くさい感じとすごく良くできたリアルな感じと 両方のショットが積み重なってありこれもまた不思議と印象付けられた。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-09 18:30:44) |
12.地球の原風景のような峡谷に目を奪われます。『インディ・ジョーンズ』と『黄金』を合わせたような物語。テンポが悪くイライラするところもありましたが、グレゴリー・ペックとオマー・シャリフの絡みを楽しく観ることが出来ました。本作のエドワード・G・ロビンソンはキャリアの終焉が近い事を感じさせられる物悲しいものがあり見たくなかった姿です。 |
11.痛快娯楽映画といったところでしょうか。しかし今日から見ると、いろいろ雑です。20世紀から21世紀にかけてクルマの性能がどんどん向上したように、映画も進化しているんだなぁと実感するには必要十分な作品でした。逆にいえば、今さら見る必要もないかなと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-05-20 19:26:17) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 先住民の伝説を地でいく黄金探しの冒険譚で、何度観ても面白いアドベンチャー西部劇。 雄大な大峡谷の描写は見事の一語に尽きる。朝日が輝いて巨岩の影が伸び、やがて金鉱が出現するときのワクワク感。地割れとともに岩壁が崩壊し金鉱が姿を隠すまで、飽くことなく楽しめる。実直そうな保安官を演じるG・ペックははまり役で、欲に目がくらむインガ(C・スパーヴ)も俗物的な庶民感覚を活写している。惜しむらくは、E・G・ロビンソン、A・クエイル等、名優陣の出演場面が少ないこと。彼らの絡みにもうひと工夫欲しかった 「黄金」「オーシャンと11人の仲間」「地下室のメロディー」等、多くの映画が描いた“悪銭身につかず”に通じる展開。最後は御多分に洩れずインガの砂金を捨て去るが、本人はちゃっかり金塊を持ち帰るとは意外。痛快なラストだった 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-23 20:50:06) |
9.真っ当な西部劇として見ていたら違和感感じまくりの映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-30 16:11:36) |
8.西部劇。秘境探検。なめる様に撮られた西部の渓谷・奇岩群が美しく、序盤の老インディアンとのガンファイトは白眉。人が物欲で自滅してゆく系のストーリーだが、オカルト的でやや大味。登場人物はそれぞれキャラは立っており、なかなか印象深い 【よいしょ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-21 16:11:35) |
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7.《ネタバレ》 ようやく生涯初のブルーレイ観賞。保安官マッケンナの頭に叩き込まれた地図を頼りに黄金の眠る谷を目指す西部劇。荒れ地を舞台に壮大な冒険。目的地に辿り着いたグレゴリー・ペックとオマー・シャリフ、二大俳優の息詰まるタイマン。ヒトの強欲を阻む土砂崩れ、おタカラは岩の下敷きに。終盤へ行き着くまでのストーリーに起伏がなくて長く感じました。 【獅子-平常心】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-05-25 00:38:03) |
《改行表示》6.2013.05/11 鑑賞。一言で云うと変な映画だ。40年以上前の作品としてみると色々な試みを散りばめてる感があるも、好みで無い。でもこの豪華な俳優陣には驚かされ、端役に名優とは・・。 またクインシー・ジョーンズが音楽担当で変わった曲作り。大監督のお遊びか・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-13 21:16:30) |
5.《ネタバレ》 何か見ているときから違和感があったのですが、これはウエスタンの皮を被ったアドベンチャーで、すでに書かれているとおり、インディ・ジョーンズやハムナプトラの源流だったわけですね。大平原と馬の疾走にひたすらこだわった映像は一見の価値ありですが、そればかり続くと単調になってきます。あと、あのラスト、「せっかく登ったのをわざわざ降りて、来た道をそのまま戻る」は予想外で逆に衝撃的だったのですが、ああしないとオチがつかなかったのですね。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-10 01:56:20) |
4.今となっては何となく怪しい記憶なのだけど、子供の頃、テレビで水野晴郎さんがこの映画をとっても嬉しそうに紹介していた(まあテレビではいつも嬉しそうでしたが)、その紹介の仕方が「この映画はレイダースの原点です」(まあこれはOKでしょう)、「ルーカスもスピルバーグも子供時代この映画をワクワクして観てたんです」(これは年代が合いませんね。“学生時代”の聞き間違いですかね)、「(有名なクライマックスの崖崩壊シーンについて)どう見ても国立公園ですよね。こんな撮影しちゃっていいんですかね」(どう見てもミニチュアなので、撮影しちゃっていいんじゃないでしょうか)。そんな感じで大絶賛されていたので、当時、私もテレビの深夜放送でたまたまやってた本作を見たハズなのですが、どうも記憶が薄い。で、今回あらためて観てみて、あーこんなトンデモ作品だったんだね、と、感心したり、あの“水野節”に納得したり。昔観た記憶が薄かったのは、明らかに行きあたりばったりなストーリーのためでしょう。この自由気ままテキトーな展開こそ、本作を冒険活劇たらしめているもの。西部劇よりもむしろSFに近いかも知れません。演出も自由奔放。吊り橋シーンで画面が歪んだり、激流シーンで妙な早送りがあったり。クライマックスの特撮の数々なんて、多少変でも押し切っちゃう大胆さがあってこそ、この大迫力。“ケレン味たっぷり”という言葉がふさわしい作品です。登場人物も癖があり、敵役だけど憎めないオマー・シャリフ、途中参戦ながら存在感を示すテリー・サバラス(このヒト、基本的に妖怪みたいですよね)。そんなハチャメチャな中で主役のグレゴリー・ペックがキリっと大まじめにヒーローの保安官を演じているのが、もう最高ですよね、あはははは……。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-14 11:37:02) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 黄金の谷が崩れていく大スペクタクル!コロラド砂漠の大ロケーション!クインシー・ジョーンズの音楽!黄金を探す冒険活劇!保安官・ならず者・騎兵隊・普通の市民・アパッチが入り乱れた追走劇!アパッチの伝説と呪い!人間の強欲さ・みなしさを描こうとする文芸的な脚本!ハリウッド名わき役総動員の豪華キャスト!面白い映画の要素満載なのですが、演出やシーンのつなぎが結構雑で、あちこち破綻しています。何の布石のないまま、みんな殺されていくし、本物の渓谷をダイナマイトでぶっ壊しちゃうし、すべてがチグハグでカルトな匂いのする超大作です。 【爆裂ダンゴ虫】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-02 10:25:31) |
2.《ネタバレ》 グレゴリー・ペックとオマー・シャリフが共演してるだけでも感動したのに、テリー・サバラスまで!と思ったら、なんだかもうシナリオはどうでもいいやとか思いました(笑)黄金探しの旅ですが、仲間とのいざこざや、アパッチとの格闘等の冒険モノとしてみても結構楽しめました。でも西部劇じゃなく宝探しモノなので、どうしても薄味な映画って感じは否めません。きっとキャストが第一級レベルなので比べてしまうのでしょうけどね。最後のオマー・シャリフとの崖上での格闘ではさすがに良心ペックだけあって、谷から突き落とさなかったし(今の映画なら間違いなく殺してますね)それでも主役二人だけちゃっかり金塊ゲットしたりで、起承転結あって中々楽しめる作品になっていました。 |
1.アパッチが隠し持った黄金の眠る渓谷を目指して、保安官や無法者たちが争奪戦を繰り広げると言うお話し。グランドキャニオンを舞台にしていることで、いかにも正統派西部劇といったイメージだが、趣向とすればむしろ秘境アドベンチャーものだろうか。G・ペック、O・シャリフ、T・サバラス、エドワード・G・ロビンソン、A・クエイル等々、実に豪華な顔ぶれが並んだ作品だが、捕われの身となり道先案内人になってしまうという、保安官としては何とも情けない設定からして、ペック以下多彩な共演陣のキャラが、あまり生かされていなかったように記憶している。要は、この作品の目的はすべてクライマックスにあるということ。インディアンの呪いがかかっていた黄金を手にした瞬間から、周囲の巨大な岩壁が次々と崩落。襲いかかる岩盤をかわしながら馬を走らせ脱出を計るスリル。当時のシネラマの大画面に展開されたこの大スペクタクル・ショーは、まさに圧巻のひと言に尽きる。本作が、後の「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」シリーズに、少なからず影響を及ぼしていることは間違いはない。 【ドラえもん】さん 8点(2003-05-22 11:22:55) (良:1票) |