1.ドキュメンタリー映画はそれほど好きなジャンルではなかったのですが、この映画は最後まで大変面白く観れました。本作が描いているのは沖縄でのオスプレイ配置問題・普天間基地移設問題とセンシティブな問題ですので、面白かったというのは不謹慎かもしれませんがそう思ったのだから仕方が無い。
普通のドキュメンタリー映画というのは大抵監督の主張が前面に出ちゃっていて、上映開始から十数分も経つと私は「ああ、そういう主張がしたいのね、OKOK」とその後が苦痛になることが多いのですが、本作は終盤に見せ場とも言える普天間基地封鎖、そして沖縄県警によるその強制排除を持ってきており、最後までスクリーンから目が離せませんでした。
映画の内容について言及するとどうしても政治的な話をせざるを得ないので割愛させて頂きます。ただ敢えて二つだけ言うとするならば、死んでも還る(埋葬される)場所すら無い」と言うのは本当に辛いだろうと思ったこと、本作の主張も含めて両サイドの意見を吟味して自分で結論を出さなけれないけないと思ったこと。以上です。