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バットマン ビギンズ

[バットマンビギンズ]
Batman Begins
2005年上映時間:140分
平均点:6.74 / 10(Review 221人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-06-18)
公開終了日(2005-10-28)
アクションサスペンスSFアドベンチャーシリーズもの犯罪もの漫画の映画化
新規登録(2004-10-25)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2024-01-22)【イニシャルK】さん
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監督クリストファー・ノーラン
キャストクリスチャン・ベール(男優)ブルース・ウェイン/バットマン
マイケル・ケイン(男優)アルフレッド・ペニーワース
リーアム・ニーソン(男優)ヘンリー・デュガード
ケイティ・ホームズ(女優)レイチェル・ドーズ
ゲイリー・オールドマン(男優)ジム・ゴードン警部補
キリアン・マーフィ(男優)Dr.ジョナサン・クレイン/スケアクロウ
ルトガー・ハウアー(男優)リチャード・アール
トム・ウィルキンソン(男優)カーマイン・ファルコーニ
渡辺謙(男優)ラーズ・アル・グール
ライナス・ローチ(男優)トーマス・ウェイン
マーク・ブーン・Jr(男優)フラス
モーガン・フリーマン(男優)ルシウス・フォックス
リチャード・ブレイク〔男優〕(男優)ジョー・チル
ラデ・シェルベッジア(男優)ホームレスの男
テイマー・ハッサン(男優)ファーデン判事の乗るリムジンの運転手
ルーシー・ラッセル(女優)レストランの女性客
コリン・マクファーレン(男優)ギリアン・B・ローブ
檀臣幸ブルース・ウェイン/バットマン(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木勝彦ヘンリー・デュカード(日本語吹き替え版【ソフト】)
小川真司〔声優・男優〕アルフレッド・ペニーワース(日本語吹き替え版【ソフト】)
小島幸子レイチェル・ドーズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
納谷六朗ジム・ゴードン(日本語吹き替え版【ソフト】)
池田勝ルーシャス・フォックス(日本語吹き替え版【ソフト】)
遊佐浩二Dr.ジョナサン・クレイン/スケアクロウ(日本語吹き替え版【ソフト】)
大川透ラーズ・アル・グール(日本語吹き替え版【ソフト】)
稲葉実カーマイン・ファルコーニ(日本語吹き替え版【ソフト】)
石田太郎リチャード・アール(日本語吹き替え版【ソフト】)/カーマイン・ファルコーニ(〃【日本テレビ】)
石住昭彦ローブ市警本部長(日本語吹き替え版【ソフト】)
牛山茂フェイデン/フレデリックス(日本語吹き替え版【ソフト】)
松本大フィンチ(日本語吹き替え版【ソフト】)
小形満チル(日本語吹き替え版【ソフト】)
伊井篤史(日本語吹き替え版【ソフト】)
寺田はるひ(日本語吹き替え版【ソフト】)
東地宏樹ブルース・ウェイン/バットマン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
津嘉山正種ヘンリー・デュカード(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
高橋理恵子レイチェル・ドーズ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
中村正[声優]アルフレッド・ペニーワース(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
山路和弘ジム・ゴードン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
坂口芳貞ルーシャス・フォックス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
関俊彦Dr.ジョナサン・クレイン/スケアクロウ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
塩屋浩三フラス刑事(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
秋元羊介ローブ市警本部長(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
矢島晶子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
山像かおり(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
梁田清之(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
高橋広樹ブルース・ウェイン/バットマン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
木下紗華レイチェル・ドーズ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
若本規夫ヘンリー・デュカード(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
岩崎ひろしアルフレッド・ペニーワース(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大塚芳忠ジム・ゴードン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
阪脩ルーシャス・フォックス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
内田夕夜Dr.ジョナサン・クレイン/スケアクロウ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
てらそままさきラーズ・アル・グール(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
根本泰彦(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大滝寛(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
白石充(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
丸山詠二(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作デヴィッド・S・ゴイヤー(原案)
ボブ・ケイン(キャラクター創造)
脚本クリストファー・ノーラン
デヴィッド・S・ゴイヤー
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
ハンス・ジマー
ラミン・ジャヴァディ(追加音楽)
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト"Divertimento in D Major, K.136"
編曲ブラッド・デクター
ピート・アンソニー
ブルース・ファウラー〔編曲〕
撮影ウォーリー・フィスター
製作ラリー・J・フランコ
エマ・トーマス
チャールズ・ローヴェン
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ベンジャミン・メルニカー
マイケル・E・ウスラン
制作東北新社(日本語版制作【DVD/日本テレビ/フジテレビ】)
配給ワーナー・ブラザース
特撮デヴィッド・ウィリアムズ(特撮)
BUFカンパニー(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ(視覚効果)
ギョーム・ロチェロン(デジタル・アーティスト)
美術ネイサン・クロウリー(プロダクション・デザイン)
ピーター・フランシス[美術](美術監督)
ドミニク・マスターズ(美術監督)
スティーヴン・ローレンス[美術](美術監督スーパーバイザー)
衣装リンディ・ヘミング
編集リー・スミス〔編集〕
字幕翻訳石田泰子
スタントリック・エイヴリー
スティーヴ・ホラデイ
ゲイリー・ハイムズ
あらすじ
バットマン誕生のヒミツに迫る
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

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201.《ネタバレ》 細かいカットの連続、特に会話シーンは最悪です。人物の一言一言に合わせて逐一顔アップなカットが変わります。というか2時間ずっとこの調子で見せられます。とにかく目が忙しいし、豪華な俳優陣の表情やアクションも作り込まれたセットや小道具も風景もロクに見せてくれないのでストレスが溜まって苦痛でした。倉庫での最初の格闘シーンは、「得体の知れない何者かに、何だか分からないうちにやられてしまった」感を表現したのだと思ったけど、敵にもバットマンと認識されてるその後の格闘シーンも同じだったので本当にがっかりです。バットマンがビルの屋上で佇んだりコウモリを引き連れる格好良さや、CGキャラに頼らず実物で勝負した姿勢には拍手したいと思いますが...。ジョーカーが出てくる次作が楽しみだけど、監督続投だったら残念ながら見られないなぁ...。シリーズを重ねるごとにグダグダにしていった『ブレイド』の脚本ゴイヤーも不安材料...。
リンさん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-01 23:30:12)(良:1票)
200.T・バートンにより創造された「バットマン」は、強烈な個性で鳴らす彼の世界観に見事なほどマッチしたものであり、ゴシック調のスタイリッシュなダークサイドを描いていながら、劇画的で遊び心が満載といったどこか安っぽいムードが、むしろ作品そのものの魅力だったと言える。しかし、本数を重ねるたびに劇画タッチが漫画チックに変貌していき、また飽きられてきたのもシリーズものの宿命である。行き詰まりを感じての軌道修正でもなかろうが、気分一新で臨んだのが今回の「新生バットマン」。それにしても、“誕生秘話”は今やハリウッドの流行りなのだろうか。同じ題材でありながら少しでも目先の変わったものを供給するという事に腐心しているように思えてならない。映画産業も安閑とはしていられないのだろう。しかし本作は、ストーリー、アクション、豪華なキャスティング等々、どれをとっても気合は十分感じとれる作品となっている。人間ドラマにかなりの比重を置かれて描かれているのが特徴であり、苦悩するヒーローといった構図などは、かなり「スパイダーマン」を意識しているように思う。しかし娯楽作品としては、やけに重々しくて理屈っぽくなり過ぎたきらいがあるのは否めず、また手強いはずの悪役そのものにさほど魅力がないのも残念だとしか言いようがない。余裕綽々の演技で脇を固めるベテランたちに混じって、C・ベールの演技はやはりどこか硬い印象を受けるのも宜なる哉。しかしながら、キレのあるアクションやスピード感はやはり本格派と言えるものであり、オリジナルとはまた違った趣向で魅力たっぷりに描かれている事や、リアリティ溢れるメカやセット・デザインなどから感じさせる本作に対する製作側の真摯な姿勢と意気込みは大いに買いたい。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-03 18:34:50)(良:1票)
199.(長文で失礼します) ティム・バートン版、特に「リターンズ」に於いて究極の完成形を見せてしまった世界観をご破算にして(後の2作で既に壊されてはいましたが…)、カリカチュアではなく、ほとんどそのままのニューヨーク・シティをゴッサム・シティに見立てたり、狂気を感じさせないクワイ=ガン・ジン(本作での名前は難しくて憶えられん)を敵にしたりすることで、製作サイドはリアリティが増すとでも思ったんでしょうか? だとしたら効果は丸っきり逆。人間の感情の中の一部分を肥大化させたフリーキーな登場人物達が、欲望という闇に覆われた大都会で悲喜劇を演ずるのが「バットマン」の「バットマン」たる所以であり、そこに人間のリアリティがあった筈。一番酷いと思ったのは、バットマンは人を殺さないという「トリプルX」みたいなヤワな設定。彼はお子様ヒーローじゃなくて非情なアヴェンジャーなのに…(悲)。因みに私、本作はIMAXバージョンで鑑賞したので流石に迫力は満点でしたけど、とてもクリストファー・ノーランが監督したとは思えない激しいカット割の所為で雰囲気もブチ壊し。ガン=カタで鍛えたクリスチャン・ベールの殺陣は、もっとちゃんと見たかったです。という訳で、やけに豪華だった俳優陣に5点献上。
sayzinさん [映画館(字幕)] 5点(2005-08-03 00:11:09)(良:1票)
198.ヒーローものにおけるリアリズムについて、ちょっと考え込んでしまいました。コレでいいの?と。アクションシーンがあんまり重要視されてないような気がします。何しろ、激しく動きまくりでブレまくりのカメラワークによって、アクションの具体的な姿がちっとも見えて来ません。香港映画のアクションシーンとは対極にあるような、なんとなくイメージで見て下さいと言わんばかりの、気持ち良さの全く感じられないアクション。バットマンの全身像すらも最後までハッキリさせない描き方は、まるでヒーローものとしてのケレン味を意識的に忌避しているかのような状態。一方で、じゃあドラマとして面白いのかと言えば、ベースに存在するアメコミ設定と真面目に映画であろうとする「マトモさ」との間で齟齬をきたしているような違和感があって、なんだかぎくしゃくした映画だなぁ、と。そもそも、リーアム・ニーソンが出てきて、心の闇だの恐怖の克服だの言うの、もーいいですわぁ、お腹いっぱいですわぁ、って。ひつこいよ、クワイ=ガン・ジン、って。ハリウッドの役所広司かよ!みたいな便利屋役者モーガン・フリーマンも当然でしょ、みたいな顔して出てくるし。クリスチャン・ベールとマイケル・ケインのかけあいは面白かったので、そこだけが救いではありましたが(しかし、ケインは「デンジャラス・ビューティー」の時みたいなポジションで、いつオネエ言葉で話し出すかとハラハラしちゃったい)、全体的にはだるだる~。時計見て「まだあと1時間あるよー」みたいな。私としては、中身なんてなくても、カッコいい、スタイリッシュな映画にしてくれた方が、ナンボか楽しめるんですけどねぇ。使い古しの、他の映画でいくらでも見られるようなメッセージをリピートされても、ねぇ・・・。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 5点(2005-07-16 22:38:20)(良:1票)
197.テーマは恐怖と正義。恐怖を克服しさらに自分が恐怖となり正義になるというヒーロー映画の中ではある種変わった部類の作品でこの部分はかなりおもしろかったですね。役者の方々も素晴らしい演技で特におじさん連中は若手には無い魅力がありおじさんファンならたまらない作品でしょう。ただアクションはもっと魅せてほしかったかなぁ~ていうのが本心ですなぁ。物足りない訳でもないがもっと派手に楽しませれる題材だったと思いました。
みどりいろさん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-09 23:32:04)(良:1票)
196.《ネタバレ》 「ちみちみ、そろそろバットマン5作目を作ってくれたまえ」
「え~5作目ともなると2流どころの烙印をおされますぜ、だんな」
「確かにポリスアカデミーはかなりひどかったな」
「スターウォーズに習って時代を逆行してみては?」
「それはいいアイデアだな、ダースベイダーのはじまりならぬバットマンのはじまりというわけだね?じゃそーゆーことで」
別に馬鹿にしているわけではない、結構まともなアイデアだったんじゃないの。
洗練されていないつや消し黒が良い。バットマンファーストにつなげて続編の猶予を絶った潔さが良い。初代のストーリーとの矛盾をあえて残した文脈は、サラリーマンのなけなしの反骨みたいで涙ぐましい。しかし悪役については説得力ゼロである。街ごと皆殺しにする理由が見あたらない。あの忍者もどき達を支えている動機はなんなんだ。東洋人の発想は見解の相違に対してもっと寛容だぞ。
バットマンフリークにはやたらと評判が悪い。自分は初代のバットマンをリアルタイムで観たクチだが、荒削りで、必死のヒーローもなかなか格好良いと素直に思いました。
0点を付けるのは客観的に観てちと可哀想なのでバランスを取ってやや甘口判定。
正義と微笑さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-02 01:22:04)(良:1票)
195.キャストが豪華でしたね。マイケル=ケインの執事がなんといっても素敵!! 珍しく善人のゲイリーもお茶目だし、モーガン=フリーマンも魅力的。バットマンのコスプレ(本人談)衣装作りの過程が丁寧に描かれているのがいい感じ。ただストーリーはなんか中途半端……まず続編ありき、ってのはちょっと。あと喧嘩シーンが多いですがカメラぶつ切りで何をしてるのかよくわかりませんでした。ちょっと残念。
kiryuさん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-25 20:41:39)(良:1票)
194.いや~やられました!
面白かった、見応えあった、本物だった。
娯楽映画なんでしょ・・と甘く考えた私。
期待をはるかに上回る真剣な作り、わかり易く笑えるセリフ、そしてアクションも凄かった!
ティム・バートン作品も大好きですが、この作品のリアリティとダークさも好みです。

パンフレットは、メカ大好きなのでバットモービルのページは嬉しかった。
しかし情報は多いが、字が赤かったりピカピカして読み難いので不満です。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-24 21:11:34)(良:1票)
193.原作ファンには不評だが、本作はまさに「映画版バットマン」と呼ぶのにもっともふさわしい映画ではないだろうか。徹底したリアリティにより旧シリーズと差別化を図り、ダークヒーロー、バットマンから映画的な魅力を引き出している。主人公の精神的な葛藤はもちろんだが、やはりゴッサムシティの陰鬱な美しさが素晴らしい。レイチェルが車を運転してゴッサムの地下都市を見せるところなんかはゾクッとする演出だ。ブルースが洞窟でこうもりに対する恐怖を乗り越えるシーンなど、全体的に暗い場面を魅力的に撮れている。さらに、後半のアクションシーンがどこなくホラー風味であるのも興味深い。バットマンをあえて暗闇から出現させ、その「静」から一瞬にアクションによる「動」にもちこむ演出、クレイン博士のマスクの恐ろしさ(キリアン・マーフィはハマリ役)。武器開発のシーンはノーラン監督のオタクぶり全開で見ていて楽しかった。バットモービルのデザインは不安があったが、カーアクションで不安も吹き飛んでしまった。脚本もすごく出来がいい。伏線も十分に張ってあり、レイチェルとの駆け引きは秀逸。アルフレッド役のマイケル・ケインも旧作のマイケル・ガフに負けず劣らずいい味を出している。原作漫画の雰囲気を尊重した旧シリーズに対し、原作ファンでありながら原作とは全く違った「映画」を作り上げたノーラン監督の意向は素直に称えたい。
マイカルシネマさん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-22 22:37:22)(良:1票)
192.《ネタバレ》 ハリウッドのアクションとしては、素直に質が高いと思える良い作品だ。なぜあんなにお金持ちなのか、肉親がいないのか、コウモリのコスプレなどする必要があるのか、秘密兵器をどうやって開発しているのかetc、それら謎の背景に恵まれている主人公だからこそ、その始まりを描く価値がある。案外、「007ビギンズ」なんて作ると面白いのかもしれない。特にバットマンシリーズを大好きでもない私でも、他の作品はこれよりも面白いのだろうか?と思わせるだけのクオリティがある。特にコウモリを幼年期のトラウマ、心の底に焼き付いた克服すべき恐怖のシンボルと描いてあるのは説得性がある。個人ではなく象徴となるもので悪に恐怖のイメージを与えるという話の流れも無理がなく、思わず膝をたたいて納得、なるほど!。唯一残念なのはゲイリー・オールドマン、やはり彼は冷徹な悪役でいて欲しかった。真面目な警官、と見せかけて実は悪の黒幕、という展開を期待していたのだが‥‥‥。
six-coinさん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-20 23:57:41)(良:1票)
191.正直わたしはバットマンシリーズがあまり好きではない、いや好きではなかった。シリーズのファンの方には申し訳ないが、わたしには何か受け付けないものがあった。なら、なぜ今回ワザワザ初日に劇場まで見に行ったか。それは渡辺謙を見てみたいというミーハーな気持ちと、今までのシリーズとは違う作りと聞いていたからだ。実際、噂どおり、渡辺謙の出演時間はとても短く、重要な役柄とも言い難い。良く言えば、とても自然にハリウッド作品に出演していたとでも言えるかな。しかし、この作品は、そんなことを差し引いても十分楽しめる、シリーズ中最も面白くカッコイイ作品と言い切ってしまおう(個人的に)。とにかくクリスチャン・ベイルが演じるブルース・ウェインがなぜバットマンになったのか?その過程と苦悩が実に良く描かれていて、そしてリアルでなおかつ面白い。 脇を固めるマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、 ゲイリー・オールドマンのベテラン陣も絶妙なキャスティングで無駄はまったくありません。出演時間の短い渡辺謙にしてもなかなかの殺陣も見られるしインパクトはそれなりにあるのではないでしょうか。そして、この作品でわたしがもっとも気に入ったのはラストでして、多くの人がこのラストを見て「バットマン」(1989)をもう一度見たくなったのではないでしょうか。えっ、わたしだけ?
カズゥー柔術さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-20 11:52:17)(良:1票)
190.《ネタバレ》 予備知識として、今までよりはダークであると知ってはいましたが、コウモリや闇に対する恐怖、両親の死に対する負い目、不正に対する怒りをクリスチャン・ベールが上手く演じていたと思います。歴代のバットマンの中で、マイケル・キートンが断然一番だったのですが、今はクリスチャン・ベールに変わってしまったくらいです。観るまでは、「絶対キートンが一番だ~~」なんて思っていたのに・・・きっと彼の表情がいいんです。怒りも、戸惑いも、哀しみもなんとなく同じ表情!?なんて思ってしまったのですが、そんな事ストーリーが進む内に気にならなくなりました。執事役のマイケル・ケインや、会社の従業員であり、数少ない正体を知る者、モーガン・フリーマンとのやりとりは、ダークな中にもくすりと笑える箇所です。悪者でないゲイリー・オールドマンも良かったです。 ただ、前半の不正・悪を学ぶ為に悪行を重ねるというのはどうかなぁと思ったのと、渡辺謙さん演じるラーズ・アル・グールのシーンが期待していたよりも何てことなかった(日本人がバッドマンに!・・・と本当に楽しみにしてたので)ので7点です。 中盤からラストは文句なしなのですが・・・
プリシラ3103号さん [映画館(吹替)] 7点(2005-06-20 00:15:05)(良:1票)
189.“バットマン”がその他のアメコミヒーローに対し明らかに異質であることが一つある。そうそれは、バットマンは“超人”ではないということだ。極限まで鍛錬はしているのだろうが、ヒーローとしての活躍はありとあらゆるアイテムによるところが大きい。そうなってくると益々重要になってくるのが、彼が超が付くほどの大富豪であるということである。そのキャラクター性のおかげで明らかに高級そうな様々なアイテムに不自由しないのもうなずけるというものだ。ではなぜ、そんな大富豪が夜な夜な闇に紛れ、己の身を呈してまでヒーローに徹する必要があるのか?しかもご丁寧にコウモリのコスプレまでして…。
と、つらつらと考えていくと、いくらダークヒーローだと言っても、これほどまでにその“出生”と“理由”自体が闇に紛れてきたヒーローはいない。近年のヒーロー映画ブームの流れの中で製作された作品であることは間違いないが、この“誕生秘話物語”はまさに描かれるべきして生み出されたと思う。
これまでのシリーズ作品とは一線を画し、ひたすらにダークに、ひたすらにブルース・ウェインの精神の底へ底へと掘り進んでいく映画世界、ストーリーが素晴らしい。その反面、バットマンという稀代のヒーローが持つ類まれな“高揚感”もしっかりと表現され、ストーリーの深さ同様、奥深い娯楽性を携えたヒーロー映画が完成した。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-19 02:07:34)(良:1票)
188.《ネタバレ》 ストーリー、演出、役者、アクション、カーアクションどれを取っても素晴らしい。
バートン版ももちろん好きだし、叩かれまくっているシューマッカー版も好きな自分だが、これこそ完璧なバットマンではないだろうか。
ストーリーとしては、正義と復讐の違いを丁寧に描いていると思う。単に銃で撃ち殺すこととバットマンとしての行動との違いが充分に理解できる。
また「闇の軍団」自体が単なる悪党集団ではないところも面白い。彼らにも彼らなりの正義がある。バットマンの正義と「闇の軍団」の正義の違いを考えてみても面白い。
演出としては、蝙蝠に襲われても立ち尽くすウェインには鳥肌モノだった。あのシーンで彼が完全に恐れを克服したと一目で理解できる良い演出だろう。
ラストの聴診器を拾い上げるところも良いと思う。ストーリーの原点に振りかえることで、父母を自分が死なせてしまったという負い目、怒り、恐れも消えうせ、父母に対して自分が誇れるほどの自信をつけたウェインの成長を感じられる良いシーンである。
役者については、クリスチャンベールを見たのが始めてであったが、今までのマイケルキートン他バットマンを演じたどの役者よりも良かった気がする。繊細でかつ、自分の本当の姿をレイチェルには知って欲しいという人間的な部分を感じられた。
他では、マイケルケインとゲイリーオールドマンの役どころとしての比重も厚かったが、存在感も充分厚かった。
アクションについては、多少スピードは速いと感じたが、眼で追えないスピードではない。「ボーンスプレマシー」とは異なり、限界ギリギリのところを見せてくれたと思う。
カーアクションについても好きなところ。クルマがクルマだけに、他の映画のどのカーアクションよりも迫力があった。
ただ、無抵抗の悪人一人殺せないのに「闇の軍団」の真の意図を知ったとたん皆殺しにしてしまうところや、人体に影響のないマイクロ波というのが少し気になる程度だろう。
個人的にはバートン版「バットマン」との繋がりは大切にして欲しいと思っていたが、両親を殺したのがジョーカーでない(注:本作の扱いがオリジナル通り)などはストーリー上、やむを得ないところがあるのだろう。最後には一応繋いでくれたので良しとしたい。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-19 00:41:54)(良:1票)
187.《ネタバレ》 ジョーカーは先に見たのですが、そもそも「バットマン」と言うものを全く知らないことに気付いて初めて作品を見ようと思ったのがコレ。
冒頭からちんぷんかんぷんでなんでケン・ワタナベ?なんでリーアム・ニーソン?って感じでした。
所謂超人的な力を持ったスーパーヒーローってわけじゃないんですね。
科学の力を結集したスーパーアーマーにバリエーション豊かなガジェット。
羽根が生えて飛ぶんだと思ってたらちゃんとギミックのあるパラグライダーみたいな感じ。
本体はしっかり鍛えた生身の人間だったんですね。
そこを知れたのは凄く良かったし、暴漢に両親が襲われたシーンがジョーカーのラストに繋がってるのを見て今更興奮しました。
恐らくあのシーンを世界で一番最後に興奮した自信があります。
アクションシーンは正直なにやってるか分からない部分が多かったのと、ブルースがどう見てもメッシにしか見えなかった自分を呪いたい。
悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 8点(2023-11-07 22:01:25)
186.《ネタバレ》 どうしてもマーベル作品と比較してしまいますが、幼少期に両親を亡くし今は地元を守る自警団のような事をしている所はスパイダーマンを、巨額の富を惜しげもなく使い自らソルジャーと化して戦う所はアイアンマンを想像させます。マーベル作品とテイストが違うとすれば、バットマンはとにかく暗いんです。ピーターパーカーはクラスメートの女子に恋する普通の近所の高校生で、トニースタークは大金持ちで真正のプレーボーイだけど超天才で実は正義漢。もちろん好みの問題なんだけど、マーベルヒーローにはそれぞれ愛しさがあるのですが、ブルースウェインにはそこが欠けているような気がします。更に暗さで言ったら、Ⅹ‐MENのウルヴァリンシリーズもありますが、ローガンにはブルースなどは比べ物にならない物凄い過去があるし、全身にはアダマンチウムが埋められています。ピーターは蜘蛛の毒によって驚異の身体能力を得て、トニーは胸に電磁石が付けられています。そう、ブルースは表層上の加工でしかないのです。その代わりに、決して見切りをつけない有能な執事のアルフレッドと、ブレーンの役割をする開発担当応用科学部フォックス、この2おじいがとても良い仕事をしてはいますが。他社製のキャラと比較するのが違うとしたら、バットマンよりこの次から登場することになるジョーカーに魅力を感じてしまうというのも否めない気がします。ブルースは、地元の為に頑張っている陰キャの王子様という域を超えないという印象です。
ちゃかさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-03-20 14:57:18)
185.脇を固める豪華俳優陣と神秘的なゴッサムの街が素晴らしい。
TERUさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-10-11 20:50:08)
184.《ネタバレ》 年代的にはソレこそMCUの「インフィニティ・サーガ」、その特にフェイズⅠ(=最初の『アベンジャーズ』まで)と同時期という三部作なのですよね。そして、ヒーローものとしても雰囲気・質感はごく非常に好対照という感じでもあり、んで個人的には(三部作でまとまり好く終わったコトも含めて)実はコッチの方が大いに好みではあるのです(=向こうが嫌い、というコトでは決してなくて、あくまでほんの少しだけコッチが単に好きだ、というコトでして)。特にその高度なシリアスさ、そしてそのヒーロー像の多面性(=複雑さ)、また物理的・映像的な側面としての「CGに頼りすぎない」という監督のポリシーとかが、個人的にはも~好きで堪らないというコトなのですよね。やはり、私はそもそもノーランという監督がシンプルにかなり好みだ(=フィーリングが合致する)というコトなのでしょう。重ねて、とは言えやはりシンプルな娯楽作(の一大シリーズ)としてはMCUの方が結論的にはより優れていた・時代の希求により応えていた、のだろうと思うトコロではあるのです、がしかしそれでもまたコッチの系統のヒーローものだってMCUと同じ位にもっと盛り上がってってくれても好かったのではないか…と思ったりはするのですよね。

今回観直して、またやはりこの一作目は「導入編」としての色合いが濃く出ているとも思えてまして、少なくとも二作目『ダークナイト』そして根本的には三部作を通して鑑賞しないと評価もクソも無い映画だとは思うのですね。その意味ではまた、やはり二作目におけるケイティ・ホームズの降板は少なからず惜しいコトに(再度)思われてしまいました。他の部分の完成度が実に高度なダケでほぼ完璧に近いダケに、どーしたってココが気にならないとゆーのは嘘になるかな、と(今作見返しても、やっぱそのキュートさはかなり印象的なモノだったりしましたので)。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-09-01 23:28:33)
183.《ネタバレ》 このシリーズをダークナイトから見始めたのたが、それが悪かったのかダークナイトほど光るものは感じられなかった。いや、完成度は高いと思いますが。
ノーラン的には続編ありきで出発してて、本作はあくまで経緯や成り立ちの説明に費やすつもりで撮ったのかも知れない。
私は最初、ノーランという監督はリアル志向の監督かと思っていたが、リアルを感じさせるファンタジーが好きな童心を持った人なんだな、と見方が変わった。
悪い意味ではなく。
よこやまゆうきさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-03 18:17:42)
182.「よくできた映画」だとは思うが、少し冗長な印象を受けた。

「丁寧に描こう」という作り手の意図はすごく感じるのだが、
2時間以上の映画だったので、余計にその印象が強まったのかも。

あと、力を入れているであろうアクションシーンでアップの画が多く、
そのあたりで入り込みにくかったのもあるかもしれない。

三部作らしいので、とりあえず次作は観てみようと思うレベルではあった。

マイケル・ケインとモーガン・フリーマンは頼もしく、ものすごくいい味を出していた。
2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-22 11:06:41)
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【点数情報】

Review人数 221人
平均点数 6.74点
010.45%
110.45%
200.00%
310.45%
431.36%
52712.22%
65625.34%
77533.94%
83817.19%
9177.69%
1020.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.28点 Review21人
2 ストーリー評価 7.09点 Review31人
3 鑑賞後の後味 7.61点 Review31人
4 音楽評価 6.93点 Review31人
5 感泣評価 4.09点 Review21人
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【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
撮影賞ウォーリー・フィスター候補(ノミネート) 

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