16ブロックのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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16ブロック

[シックスティーンブロック]
16 Blocks
2006年上映時間:105分
平均点:6.15 / 10(Review 121人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-10-14)
アクションサスペンス刑事もの
新規登録(2006-09-25)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-01-03)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督リチャード・ドナー
助監督ジム・ヴァン・ウィック
演出伊達康将(日本語吹き替え版)
キャストブルース・ウィリス(男優)ジャック・モーズリー
モス・デフ(男優)エディ・バンカー
デヴィッド・モース(男優)フランク・ニュージェント
ジェナ・スターン(女優)ダイアン・モーズリー
ケイシー・サンダー(男優)ダン・グルーバー署長
キルク・カザート(男優)ジミー・モーヴィー
デヴィッド・ザヤス(男優)ロバート・トレス
ピーター・マクロビー(男優)マイク・シーハン
コンラッド・プラ(男優)オーティズ
キム・チャン〔男優〕(男優)サム
リチャード・ウェンク(男優)ADAの捜査官
リチャード・ドナー(男優)バースデーケーキを持っている男 (ノンクレジット)
内田直哉ジャック・モーズリー(日本語吹き替え版【DVD】)
檀臣幸エディ・バンカー(日本語吹き替え版【DVD】)
佐々木勝彦フランク・ニュージェント(日本語吹き替え版【DVD】)
佐藤しのぶ【声優】ダイアン・モーズリー(日本語吹き替え版【DVD】)
白熊寛嗣ダン・グルーバー署長(日本語吹き替え版【DVD】)
間宮康弘(日本語吹き替え版【DVD】)
野沢那智ジャック・モーズリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
江原正士エディ・バンカー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
納谷六朗ダン・グルーバー署長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小島敏彦マイク・シーハン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本リチャード・ウェンク
音楽クラウス・バデルト
撮影グレン・マクファーソン
製作アーノルド・リフキン
ミレニアム・フィルムズ
ランドール・エメット
アヴィ・ラーナー
ジョン・トンプソン〔製作・(I)〕
ジム・ヴァン・ウィック
ブルース・ウィリス
Nu-Image
製作総指揮ボアズ・デヴィッドソン
ジョージ・ファーラ
ゲルト・コーチリン(共同製作総指揮)
マンフレッド・D・ヘイド(共同製作総指揮)
トレヴァー・ショート
ジョセフ・ローテンシュレイガー
ダニー・ディムボート
ハディール・レーダ
アンドレアス・ティースマイヤー
制作東北新社(日本語版制作)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮デニス・ベラルディ(視覚効果製作総指揮)
アーロン・ワイントローブ(デジタル合成監修)
美術アーヴ・グレイウォル(プロダクション・デザイン)
ブラント・ゴードン(美術監督)
エリック・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン)
編集スティーヴ・ミルコヴィッチ
録音マーク・A・マンジーニ
スタントアリソン・リード〔スタント〕
あらすじ
アルコール漬けの日々を送るニューヨーク市警の刑事ジャック。彼は、証言台に立つ予定の囚人エディを16ブロック先の裁判所まで護送するという任務を負った。しかし、簡単なように感じられたその任務の途中、2人は何者かに襲撃され、挙句の果てにジャックは、駆けつけた元相棒のフランクを撃ってしまう。市警を敵にまわし追われる身となった彼らの運命は!
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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101.ブルース・ウィリスが出てるからそれなりに期待していたけれど、全然面白くなかった。よくある話に、地味な展開にアクションで、それに緊迫感も薄い。盛り上がりにも欠けて面白みがなかった。しかも、ウィリスの演じたキャラもいまいちだった。それと、エディがあまりにもしゃべり過ぎて、正直ウザかった。
スワローマンさん [地上波(吹替)] 2点(2009-11-22 23:09:07)(良:1票)
100.《ネタバレ》 一度目は途中で寝てしまいましたので、改めて先日鑑賞した上でのレビューです。初回が中途半端だったとは言えさすがに二回目ともなると内容の理解もスムーズにいけて良かったです。

さてその内容のほうですが、刑事ものドラマとしてはとても面白いものだったと思います。おそらくは過去の不祥事のために自暴自棄になっている刑事ジャック(=ブルース・ウィリス)、同様の不祥事をある意味では肯定しながら今なお汚職を続けるフランク刑事(=デヴィッド・モース)。同様の事件に関わりながらも全く正反対の結論を出した二人が、期せずして新たな汚職事件に関わるとき物語は動き出します。

タイトルに対してツッコミをするなら、『16ブロック』というのはこの映画には合わないですね。当時『60ミニッツ』とか『24』とか数字をタイトルに持つ映画が多かった背景もあるかと思いますが、物語において大した意味を持たないものを主題に持ってくるのは正直どうかと思います。宣伝もそれに準じたものになっていただけに、それを期待して鑑賞する人にとっては致命的だったかもしれません。そんなことを意識しなければ充分楽しめる刑事ドラマです。
あと、エディのイントネーションは耳障りですね。寡黙なジャックと対比的に描くための表現の一種なのでしょうが、ちょっと聴覚的にしんどいものがありました。

そんなマイナス要因はともあれ、キャストは魅力的なものだしバスジャックのシーンも良かったです。特にエディがおびえる女の子に話しかけながら場を和ませるシーンは観ているほうもどこかホッとする気がしました。個人的に好きなキャストですが、デヴィッド・モースは悪役でも良い役でも名俳優ですね☆なぜ今までに一度も助演男優賞にノミネートすらされてないのかが大変疑問。せめて彼をノミネートしない限り私は今後もオスカーの審査員を信用できないでしょう。
TANTOさん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-21 17:34:55)(良:1票)
99.《ネタバレ》 ブルースウィリス主演ってことで借りてきたのに、いざ見てみると「え?ブルースどこ?」って思いました。見事にくたびれたオッサンになりきってたので一目見ただけでは分かりませんでした。
内容としてはそこそこですねー。せっかく16ブロックってタイトル付いてるんだから、あと何ブロックで着くとかそういう場面がもう少しあってもよかったと思いますね。
他に気になったのはエディの発音が聞き取りづらいこと、エンディングの曲がちょっと明るすぎる気がすることです。
赤紫さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-23 20:26:47)(良:1票)
98.私の考える「いい映画、いい主役」って、こういう感じだなあ、と思う1作。テンポよく展開が予想を裏切ってくれて面白かったし、「あれ、これこそダイハードの続編じゃん?」と思うシーン多々あれど、ちゃんと一線は画していて、さすがはリチャード・ドナーです。ブルース・ウィリスは、ちゃんとくたびれたオッチャンを演じきってるけど、やり過ぎてないとこがほんとにオトコマエ。(オレってやるだろ?的自意識が全然見えない!だからむしろカッコイイ!)デビッド・モースも、今まで観た演技の中で一番よかったかも。いつの間にここまでうまくなったんでしょ! ところでこれ、CSで見るまで知らなかったので、あまりヒットしなかったんでしょうね。惜しいなあ。
おばちゃんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-08 23:20:29)(良:1票)
97.うっとうしい、実にうっとうしい。護送される黒人のあの声、話し方、話しの内容。これも演技、演出なのだとしたらたいしたもんですけど。そしてお酒がきれて出てくる汗を拭くブルース。その強引なヘアとメタボなお腹はショボさをきっちり印象づけるも、やっぱりうっとうしい。こんなにイライラする映画は久しぶりでした。
悪をやっつけるというのじゃなくて、人生の転換、再生物語だったわけで、だからこんなにイライラもどかしい雰囲気を出したんでしょうか??
はなしの展開、なりゆきは通り一遍ではなくそれなりに楽しめたけど、私にはイライラ過ぎてそれが大きなマイナスです。
誰といったらデヴィッド・モースだなぁ、やっぱり。かっこいい!そして狙撃隊の人ね、あの人がいちばんプロフェッショナルな仕事しましたねー
ラストまでの20分くらい、やっと落ち着いて観れました、あー疲れた。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-04 10:57:49)(良:1票)
96.モス・デフの演ずる役が始終イライライライラして、ストーリーに集中できなかった。それも彼の演じた一部だとすれば対したものだが、なんかいちいちカンに触る表現をするのでイライラした。後半は「こんな感じだろうな」と万人が思うストーリー展開。サスペンスものとして見ようと思ったのでちょっとがっくり。
蝉丸さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-17 01:37:56)(良:1票)
95.ブルース・ウィリスの見事な役作りもあって、冒頭から惹き込まれる作品ですね。ストーリー的には結構オーソドックス。でも、敢えて「16ブロック」という閉鎖された空間の中で展開することにより、緊迫感と臨場感が演出されてます。予備知識なしで観ましたけれど、これは期待を超えてくれました。説明不十分とのご意見も散見されますけれど、私はこの程度にシンプルで逆に良かったかなって思いますね。佳作です。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-23 06:04:31)(良:1票)
94.映画のネタ的には、ナンボでも派手にできそうな、例えばナンボでもガントレってしまえそうな(笑)テーマですが、それを手堅く人間ドラマ風に仕上げたのがかえって新鮮、おーこりゃ現代版西部劇だなーとすら思えちゃう。どっかの田舎町でロケでもしてドハデなアクション映画にするのではなく、敢えて舞台はニューヨークの雑踏、人、人、人の海の中を彷徨う男たちの人間模様。各シーンに込められた力は、派手さはなくとも、ドナー作品きってのものではないでしょうか。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-08 19:13:04)(良:1票)
93.《ネタバレ》 酒びたりで過去に汚点を持つ刑事が、過去の自分を精算して正義感を取り戻すという、一見目新しさの感じられない話も、敢えて無駄な脚色やエピソードを減らし、スケール感も抑えたこの作品では見事良作にまとめる事ができたと思います。「リーサルウェポン」のリチャード・ドナーと「ダイハード」のブルース・ウィリスのコンビなので、派手な作品を予想して観るとちょっと違和感を覚えますが、悪徳刑事仲間との決別、護送する囚人との友情に加え、警察の中にいる内通者の存在にドキドキもさせられ、見所が沢山あります。DVDに収録されていた別エンディングは非常に切ないので、本編どおりのオチは綺麗すぎる感もありますが個人的には好きです。しかしデヴィット・モースって凄く目が優しいのにこんな役が多いですねー・・・。あと妹の存在は、逃げられた女房的な感覚を一瞬、観客に騙す為だけにあったのかな?後半、バスを乗っ取った後、もう一盛り上がりあれば更に興奮できたのですが、それを差し引いても中々のヒット作だと思います。哀愁漂うブルースの見事な表情と役作りに8点献上。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-13 13:27:09)(良:1票)
92.《ネタバレ》 ブルースはかなり役作りに励んだと見た。減量+老けメイクで左肩を上げて足を引き摺る。いつものマッチョなイメージを吹き飛ばした。しかし。
ブルースの役作りには感心するが、ひとつ、大きな違和感というか、疑問がある。黒人をバカにしているのか?
脚本を書いたのは白人男性である。エディの強烈なナマりは、いったいどういうつもりか。モスの勝手な役作りというものなのか?
ものすごくおおざっぱに言ってしまうと、これは「過去の罪を懺悔して、善人に戻った〝良い白人〟が、〝悪い白人〟と戦って、黒人にお情けを施す」というストーリーではないかあ。
だから、バカにしているのか?
黒人は、〝お情け〟にすがって生きるのを喜ばなければならないような、「第二の人種」だと思っているのか?じゃ、エディが日本人だったとしたら、みなさん、こんな映画見て屈辱を感じませんか?
ここのところの思想には、ものすごく無神経な差別を感じる。もち、モーズリー役が有色人種の刑事だったら、そういうことにはならないのだが。もしくは、エディには裏があって、モーズリーがまんまとダマされる、とか。
それを置いといていうと、バスジャックの場面やマンションの部屋番号のくだりなど、モーズリーが知恵者であることをあらわす場面はそれなりに面白い。しかし、モースの悪役ぶりが、あまりにも類型的でなあ。あと、ラスト裁判所の場面はかなり情けないものがあるが(有り得ない…)、バースデーケーキの場面で多少救われた感がある。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 5点(2007-05-05 19:41:51)(良:1票)
91.《ネタバレ》 タフじゃない刑事役でも、もう見飽きた感じです。
でも、ブルームーンからの付き合いなのでつい見てしまう。
相手役の黒人男優の鼻にかかった声が不快で内容に集中できずに、途中から日本語吹き替えにかえてしまった。
盛り上がりどころが何処か解らずに最後まできてしまった感じです。
ものたりない。
きいろくまさん [DVD(字幕)] 4点(2007-03-02 19:32:26)(良:1票)
90.《ネタバレ》 僕もダイハード系統のサスペンス・アクションかと思ってたが(宣伝のたった16ブロック。タイムリミットは118分とかで)、どちらかというとドラマが重視されている。
マクレーンっぽさはまるでなく、ホントおっさん、な感じがいい。
細かい設定や小道具もうまく使えてて、なんか一昔前の刑事ものって感じがする。でも別居は罠だろ。マクレーンが浮かぶからねぇ。
あと、なそなそはよかったです。
θさん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-13 21:02:08)(良:1票)
89.ここ最近のR・ドナーの仕事に”彼も老いたか”と思っていたが、これまた老け役に挑んだB・ウィリス共々実に良い仕事をしてくれた。主人公に自分の姿を重ねたか、実に味わい深い作品となった。脇役のD・モースもめちゃくちゃ上手い。拾い物な感じの一本。おススメ。
GOさん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-12 16:33:09)(良:1票)
88.オーソドックスで教科書的な作品ですが、こういうちゃんとした脚本を書ける人って殆どいません。
このスケール、このサイズの作品としては満点っ。

DVD収録の別エンディングバージョンもなかなかですよ。
カラバ侯爵さん [DVD(吹替)] 10点(2007-02-11 02:33:48)(良:1票)
87.《ネタバレ》 主人公の刑事ジャックが仕事に疲れ、人生に疲れ、酒びたりの日々、全く持ってブルース・ウィルスにぴったりな役ではありませんか。ド派手なアクションは無いが物語的に魅せてくれる。自分が過去に行った不誠実な行いを仕事のためとはいえ自分自身が許せないでいた、そこへ証人エディを裁判所へ送り届ける任務、かつての自分を葬る絶好の機会、「ウワ~最後はどうなるんだろう~」と思っていたが、うん、納得の結末でした。出所してきたジャックの顔が何となく嬉しそうに見えましたもん。もう一つのエンディングも悪くは無いんですが、チョット悲しすぎる感じがしましたね!それと、エディのナゾかけ、「あんたがバスの運転手だとして〈中略〉一人しか乗せられない・・・」とゆうやつ、見事な回答だったね!
みんてんさん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-06 13:30:01)(良:1票)
86.《ネタバレ》 なかなかいいじゃないですか!予告編をみる限りではアクションだけの映画かなとあまり期待をせずに見たのですが、いい意味で期待を裏切られました。寡黙なブルース・ウィりスとは好対照に、変な訛り(だと思うのですが・・・)で喋りまくっていたモス・デフが非常にいい味を出していたと思います。ラストの手紙のシーンではほろりときました。アクションだけでなくドラマとしても楽しめる映画でした。
ポテトさん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-05 22:38:50)(良:1票)
85.良いですね、こういうの。男の友情を描いた映画は大好きですよ。この映画のポイントは何と言ってもブルース・ウィリス演じるアル中で腹が出てる少し走っただけで息切れする主人公の親父なのです。本当にそこらへん探せば見つかりそう・・・うん、斬新と言えば斬新だ。したがってそこまで派手なアクションはなくどちらかと言えば地味なアクションが続く。それでも面白いのだからこの監督は腕が良かったのでしょう。最近の見せかけだけのアクション映画よりかはずっと良い。それとアクションの合間合間に挿まれるちょっとしたドラマが良かった。最初はジャックとエディ・・お互い面倒な仕事だ、信頼できない奴だなどと考えていたけどちょっとしたドラマが挿まれるごとに少しずつ2人の間に友情が芽生えていく・・・それと同時に観てる自分も少しずつあの2人に感情移入してしまうのですね。こういう「男の友情」ってのは女性には理解できないのかもしれません。ラストシーンにはジャックだけでなく俺まで嬉しくなってちょっと涙目になってしまいました。バスの中での少女との会話も良かったかな。面白い作品だ、感動できる作品だ・・と身構えてもらっても困るけどなかなかの良作だと思います。
ケ66軍曹さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-03 00:18:56)(良:1票)
84.R・ドナーとB・ウイリスとの初のコラボレーションは、二人の新たな代表作と呼べるに相応しい作品となった。共にアクション映画で今の地位を築いてきた二人だけに、その拘りには並々ならぬものを感じさせる。本作は「48時間」や「ミッドナイト・ラン」といった“80年代アクション”の流れを汲むものであり、シチュエーションに至っては、まさに「ガントレット」そのものと言ってもいい。昔から、アクション映画に於ける“コンビものにハズレ無し”と謳われる通り、本作もその例に漏れず見事なコンビネーションぶりを発揮していて、アクロバティックで荒唐無稽さがウケる昨今、確りと地に足が着いた大人のアクション映画として、近年出色の作品だと言える。“僅か2時間足らずの内に人間は変われるか?”という裏テーマが内包されている脚本は、単なる友情や連帯感といったものを超えた、視点の新しさを感じさせ、 それをアクションに絡ませていく語り口の巧さは絶妙であり、またテンポの良さと研ぎ澄まされた編集の見事さなど、まったく無駄と言うものが無い。それに応えるべく、三者三様の役作りの卓抜さは、お見事と言う他ないが、世界一運の悪い男を演らせたら、やはりこの人、B・ウイリス!歩き方からその風体まで、ほとんど特殊メイクと言ってもいい程の凝りようで“決してジョン・マクレーンであってはならない!”と自らを言い聞かせているように見える。しかし充血したその眼がひとたび鋭くなった瞬間の凄みと迫力は、まさしくアクション俳優としての本領発揮の瞬間として、あたかも歌舞伎の大見得を切るようなイメージで迫り、大向こうを唸らされるものがある。相手を出し抜き、次々と難局を切り抜けていく頭脳戦も、かつて敏腕刑事として鳴らした裏付けがあればこその説得力を生み出しているが、同僚でありながら敵役でもあるD・モースは、善人なのか悪人なのか蓋を開けてみないと分らない程、人間味を滲ませながら両極端を演じ分けられる数少ない俳優で、彼なくしてはここまでの濃密なドラマとはならなかったのではないか。執拗に追う者と追われる者とのバランスが程良く描き分けられ、また群集との絡ませ方など、ロケーション効果も実に鮮やかだ。それにしてもR・ドナー、御歳七十を過ぎてまだこれ程の余力(?)が残っていたとは、もはや脱帽せざるを得ない。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-28 16:24:36)(良:1票)
83.《ネタバレ》 他の方が書いておられましたが、出張先の夜、時間が空いたのでふらっと見に行ったら予想以上に良かった!という作品。「16ブロック先の裁判所に証人を護送するだけのはずが・・・」という宣伝文句だけは知っていたので、てっきり時限アクション・サスペンスものかと思っていたら、どうしてどうして。ホロリときちゃいました。デス・モフ演じる証人が冒頭に何気なく問うなぞなぞが終わりのほうでいい具合に効いてくる。その伏線が良かった。見終わって監督がリチャード・ドナーと知ってまたびっくり。
MASSさん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-04 16:33:05)(良:1票)
82.面白かったです。ちょっと画面がカチャカチャ、グラグラしてて「あれ、今ピストル撃ったの誰?今登場人物はどっちの方向に向かってるの?」と思う所も多々あったのだけれど、限られた時間・空間の中で繰り広げられる濃密で人間臭い、そしてドラマチックな物語。ある意味「アクション映画+O・ヘンリー」って感じ?あのバス内のシーンは感動的でした。ちなみに僕はこれ、ちゃんと情報誌で映画館と上映時間をチェックして観に行ったのだけれど、ホントだったら2~3時間くらい時間が空いた時、「映画でも観て時間潰すか」って感じでフラッと映画館に入って観るのが良いと思う。ちょっとお仕事に疲れちゃった営業の人なんかに特にオススメ。元気出るよ。
ぐるぐるさん [映画館(字幕)] 8点(2006-10-31 19:25:57)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 121人
平均点数 6.15点
000.00%
100.00%
232.48%
310.83%
475.79%
52823.14%
63428.10%
72621.49%
81915.70%
910.83%
1021.65%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.30点 Review13人
2 ストーリー評価 6.31点 Review16人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review16人
4 音楽評価 5.09点 Review11人
5 感泣評価 5.50点 Review12人
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