サマーウォーズのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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サマーウォーズ

[サマーウォーズ]
SUMMER WARS
2009年上映時間:115分
平均点:6.39 / 10(Review 211人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-08-01)
アクションドラマSFコメディアニメ青春ものネットもの
新規登録(2009-06-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-06-24)【イニシャルK】さん
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監督細田守
神木隆之介小磯健二
桜庭ななみ篠原夏希
谷村美月池沢佳主馬
仲里依紗陣内由美
富司純子陣内栄
田中要次陣内頼彦
今井悠貴陣内真吾
信沢三恵子陣内万理子
玉川紗己子陣内理香
中村正[声優]陣内万作
小林隆陣内太助
永井一郎陣内万助
山像かおり三輪直美
斎藤歩陣内侘助
桐本琢也陣内理一
入山法子
羽鳥慎一
諸星すみれ陣内真緒
佐々木睦篠原和雄
板倉光隆陣内克彦
原作細田守
マッドハウス
日本テレビ
角川書店
脚本奥寺佐渡子
音楽松本晃彦
岡田こずえ(音楽プロデューサー)
作詞山下達郎「僕らの夏の夢」
作曲山下達郎「僕らの夏の夢」
佐藤勝「上田わっしょい」
編曲山下達郎「僕らの夏の夢」
主題歌山下達郎「僕らの夏の夢」
製作西垣慎一郎
ワーナー・ブラザース(サマーウォーズ製作委員会)
角川書店(サマーウォーズ製作委員会)
マッドハウス(サマーウォーズ製作委員会)
日本テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
読売テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
企画丸山正雄
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ワーナー・ブラザース
作画貞本義行(キャラクターデザイン)
名倉靖博(原画)
伊藤嘉之(原画)
高橋英樹[作画](原画)
山下高明(レイアウト設定)
青山浩行(作画監督)
古屋勝悟(原画)
中鶴勝祥(原画)
橋本敬史(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
美術武重洋二
上條安里(OZ美術デザイン)
男鹿和雄(背景)
小倉宏昌
高屋法子(ハーモニー)
編集西山茂
録音上田太士(光学録音)
東京テレビセンター(ダビングスタジオ)
その他マッドハウス(提携)
日本テレビ(提携)
IMAGICA(フィルム&デジタルラボ)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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191.《ネタバレ》 「ご飯食べよ」


この台詞が強烈に刺さりました。むちゃくちゃいい映画です。

実は最近TVで撮り貯めた細田アニメを観ている最中でして、ただいま『おおかみこども~』と本作を消化しました。あっちはあっちで、「母の強さ・愛」にとても心が動く良い作品でしたが、個人的にはこちらのほうがツボりました。
なんでしょう、あの家族のつながりに似たような共感をしてしまいました。別にうちは田舎の豪族みたいな実家は無いし、そこにやたらと権力があって一家の家長として恐れられているばーちゃんもいないのですが、憧れもあるのでしょうか、すごくあの景色・雰囲気が心に染みました。

OZという仮想空間の中で、実質的に全世界を掌握してしまったネットウィルスを倒すという設定も個人的には大好物です。そして主人公の数学少年のあの奮闘ぶり!!いやあ良いですねえ。今の世の中ならああいう設定も比較的イメージしやすいかと思いましたが、他の人のレビューを見てるとそうでもない感じ。自分が世間離れしてるのでしょうか(汗)

でもこの「OZシステム」って、だいぶ種類は違いますが自分にはいま世間を騒がせてる「マイナンバー」制度を連想させました。制限が無ければ、もしくはそのセキュリティを破れば、一つのアカウントから道路標識を全ていじくれるしミサイルも飛ばせるんですよね。マイナンバーも一つの番号から色んな情報につながっているという。ハックや番号=アカウントの盗難によるリスクがでかすぎるシステムだなと改めて認識。やっぱりマイナンバーいらないや。強くそう思ってしまった作品。

個人の意見です、あしからずご了承ください。
TANTOさん [地上波(邦画)] 9点(2015-11-11 01:18:07)(良:1票)
190.《ネタバレ》 東映時代の『デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム』を見ている人もいるんだから、ストーリーにもう一捻り入れて欲しかった。過去作を万人向けに長編リメイクしたのが当作品であるが、ネットやSNSに疎い中高年には厳しい内容であり、逆に花札のルールを知らない自分にはその駆け引きについていけなかった。無機質なネットと古風な人との繋がりとの対比を描いているはずなのに皮肉を感じる。健二と夏希の物語にしても、陣内家の物語にしても中途半端。ただ、高い演出力とギミックの数々は見ていて飽きないし、中盤に退場するのに曽祖母の存在感が最後まで絶大で、面白いと言えば面白かっただけにそこが惜しい。原作次第では時かけのように大化けする監督だと思うので、これは擦り合わせが甘かった。
Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 7点(2015-08-08 00:53:58)(良:1票)
189.《ネタバレ》 う~ん、どうなんだろう。少なくとも、一般向けではないアニメだと思います。要するに、アニメ好きの人のための映画。だって、そんなヴァーチャルな世界での闘いを世界中の人が固唾をのんで見守ってる光景なんて、完全にオタクですやん。オズの世界のヴィジュアルは良かったと思うし、そういう最先端な世界と古き良き?日本の風景の対比というのも面白いと言えば面白いんだけど、だからといって心揺さぶられるものがあったかと、、、。あのおばあちゃんは、言ってみればアナログの代表格みたいなものでしょう。そして、生身のコミュニケーションが一番大事なんやでって言ってると思う。そういう人が亡くなり、みんながヴァーチャルにのめり込んでいるのが、なんとも言えない気持ちになる。
あろえりーなさん [地上波(邦画)] 5点(2012-07-24 23:19:42)(良:1票)
188.《ネタバレ》 ごめんなさい、低評価にします。
当時高校生だった従弟に激しく勧められたので鑑賞しましたが、まったく面白く感じられませんでした。

細田監督の映像演出は、確かに細かくて美しいと思います。でも、肝心のストーリーが楽しめなかったんです。やけにオタク臭がすると言うか、妄想臭い展開に萎えてしまいました。こうして文字にしている今も、言い知れぬ不快感が込み上げて来ます。多分、あの女の子のあざとさ?や、変身するシーンが気持ち悪くてダメなんです。。

好きな方には本当に申し訳ありません。またいずれ、書けそうな時に再投稿します。

<<再投稿>>
映像演出については、前述の通り。
昭和と平成を融合・共存させようとしている努力は良いと思う。しかし、それは「映像演出においてのみ」発揮されていて、ストーリーとしては疑問符が残る。

まず、キャラ設定が安易で稚拙。主人公は、奥手だが実はとても賢くて、というヒーロー要素を備えるキャラ。ヒロイン1は、明るくて可愛くてちょっと強引なツンデレタイプ。ヒロイン2は、趣味も格好も男っぽい、一人称は「ボク」と言いそうなタイプ。
抽象的な表現だが「あ~、結局それね」と思わず言いたくなるステレオタイプに辟易した。

そしてこれは私の個人的な意見だけど、どちらのヒロインも同性に好かれるタイプには見えないのよね。。
二人とも悪い子じゃないとは思う。けど、同性からすると「絡みにくい・難しい」と思われるタイプな感じ。往々にして、そういう子の方が異性に好かれるんだけどね。

次にストーリー展開。古き良きノスタルジックな昭和と、現代的な平成の価値観を絡ませようとするのは面白い。しかし、その絡ませ方が微妙。おばあちゃん、どんだけ権力者なの?(笑)そして身内がみんな公務員というのは少し乱暴では?それとも田舎ではこんなもんなの?いち高校生が、小さな村のひと家族が、こんなに大きな問題を簡単に解決出来ちゃうあたり、リアリティに欠ける。

詰まる所、全体的に幼稚な感じがして楽しめなかったんですよね。男性の憧れが詰まったキャラや、男の子が喜びそうな描写を気持ち悪く感じてしまったのは、捻くれた私の性格の所為なのは分かっています。。だからイジメないで(><)

ま、私はこの映画に向く人間じゃないんでしょう。この類の作品は、素直な心の方々にお任せします(^^;
港のリョーコ横浜横須賀さん [DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2012-04-28 22:58:37)(良:1票)
187.《ネタバレ》 映像が綺麗でした。仮想空間上の世界では「なんでもあり」なんで、製作者のアイデアとセンスがまるまる活かされていました。バトルシーンや画面が様々に転換する場面ではおもしろくて目を奪われましたが、「なんでもあり」なんだからもっと常識を破ったいろんな事ができそうな気もしました。

現実世界では家族や田舎の雰囲気、好きでした。主人公や女の子も青春! 夏!! って感じで。なんだかよくわからないまま世界を巻き込むスケールにするのも悪くないと思いました。数学の天才、高性能のAIを作った人、スーパーコンピュータや巨大電源、日本に影響を及ぼせるおばあちゃん、花札の達人がひとところに集まる偶然も出来すぎですが、まあいいかな……。おばあちゃんもタイミングよく急に死んだり……まあしゃあないか。後で考えると変ですが見てるときは気にならなかったです。

物語の展開は良くも悪くも期待通りの王道でしたが、やっぱり世界中が味方してくれるシーンは良い感じ。花札のルールは知らないんで、よくわからないながらも雰囲気でカッコイイとか思ってました。というか基本、仮想空間では何もかもカッコイイです。でも花札じゃなくてもっとルール分かるゲームにしてほしかった。
逆に現実では空気を大切にしてたというか。でも最後の暗算で問題を解くあたりとかはカッコイイ画面効果使ってほしかった。
サマーウォーズってタイトルもよく分かんないです。しっくりこないし。タイトルつけにくい映画やけど、もっと何かあったと思う。

でもまあ、退屈せずに見れました。
ラジカルさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-04 18:23:08)(良:1票)
186.《ネタバレ》 ■以前鑑賞したときは評価としては5、6点くらいで、微妙まじりのまあまあかなーって感じだったけど、たまたまCSでやってたのを気まぐれに録画して見たら、以前よりおもしろく感じた。時かけよりシナリオが凝ってるけど不思議とあっさり見れました。多少強引な展開もありますが結構きれいにまとまってると思います。でもカズマとLOVEマシーンの初手合わせで子供たちの邪魔が入ったとき、ぶつかったとかならいいけど勝手に自分で目を離して敵を逃したり、氷持ってった兄ちゃんへの責められ方が中途半端だったり、イライラするシーンが結構あります。ギャグセンスは時かけより好きです。■声優のクオが気になるところです。冒頭の3人から素人くさいし、カズマは男か女か分かんなくなるし(カズマって名前なのに笑)。でもおっさんキャラは素人さんでも気になんないんだよなー。■時かけより萌え要素が目立つのも気になるところで個人的にマイナス。恋人のフリってのもありきたりで、もうちょっと別のプロセスで主人公が家に赴いて欲しかった。■とはいえなかなか楽しませていただきました。面白い映画を見るぞって構えで見る作品ではないかもです。7点献上。■関係ないかもしれないけど、CSでの放送時間と衛星落下時間が2時間10分でかぶってた時はちょっとびびった。やるじゃんLOVEマシーン。
Jar_harmonyさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-17 01:58:36)(良:1票)
185.《ネタバレ》 田舎の雰囲気はいいし、登場する一族の面々もいい味を出していて、この一族の絆はよく描けていたと思う。しかし、それがどうもネット上の仮想空間で起こっている事件との釣り合いがうまくいっていないように思うし、面白いんだけど、なにか詰め込みすぎな感じ。細田守監督初のオリジナル作品ということだが、終盤は「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!!」そっくりの展開で、正直、もっと頑張ってほしいと感じた。それでも、栄の部屋の黒電話や、何度も出てくる一家全員で食卓を囲むシーンなどレトロ感がよく出ている演出がいいし、有名芸能人による吹き替えもそんなに気にならなかった。(これは普段テレビを見ないせいで、馴染みのある人が少ないせいもあるのだが。)とくに、栄を演じた富司純子がよく、アニメ声優として見るのはおそらく初めてだと思うけど、素直にうまいと思えた。見終わってとくに何かが残る映画かと言われれば正直微妙な気がするのだが、栄が家族に宛てた手紙を読むところは思わずジーンとさせられる。侘助というキャラクターは伊丹十三監督がモデルだそうだが、「お葬式」での山崎努と同じ名前なので、やはりオマージュなのだろう。さっきも書いたけど、仮想空間の混乱と田舎のある一族の絆を描くというのにちょっと無理を感じるし、どちらか一方だけをテーマに据えたほうがよかった気もするが、おそらくヒット要素として仮想空間の混乱を描いているのだろうけど、二つの要素を混ぜたことでドラマとしての深みがそれほど感じられず、個人的には仮想空間での事件という要素はなくてもよかったんじゃないかと思う。(そうなると地味すぎる映画になってしまうが。)あまり自分の評価は高くないけど、はっきり言って「時をかける少女」のほうがドラマとしての見ごたえはあったと思う。さらにいえば、細田監督は東映アニメーションの出身なので、オリジナル作品を作るとどうしても東映アニメーションの少年ジャンプ系アクションアニメ的な要素が入ってしまうのかもしれない。ところで、小惑星探査機が原発に落下しそうになるクライマックス、東日本大震災後の今見たらなんか現実の原発で起こっていることと妙に重なってしまって少し怖かった。(このシーンを理由にしばらくこの映画のテレビ放送はないかも。)
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-12 23:17:27)(良:1票)
184.《ネタバレ》 普段観ないんです。アニメ方面は。銀河鉄道999とか火垂るの墓とかチェブラーシカぐらいしかコメント書いた覚えないんですが。でも、ある人が観てらっしゃったんで 釣られて観てしまったんです。(魚かおまえは)  でもそれは失敗でも後悔でもなかったさ。嬉しい誤算となってましたさ。いや、らりほ♪  で、ゴボウのように線の細い人間たちのキャラクターに至っては別にナンって思いは無いんだけど。アバターワールドのキャラクターに至っては敵キャラだろうが、雑魚キャラだろうが、ほぼ素敵☆ ホントどいつもこいつもビックリするほど自分基準のストライクだったんですよね。いや、ホント。

あと、そういえば、敵キャラ最後の黒いやつ(名前覚えてないがな 知らんがな) そう、あのアカウント集合体だかなんだかだって言ってたアレですが、よく見りゃ気色悪いんですが。まあ怖いのなんのって。わたしゃノロイ様を思い出してしまいましたよ。『ガンバの冒険』の。  
※アニメ史上最凶の悪役と言われる『ノロイ』をご存知でない方はコチラを参照。⇒ 【 http://www.h4.dion.ne.jp/~kakumei/moeanime4.htm  】 
良い子のみなさん 見ても怖くてオシッコちびらないように ^^;
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-12-07 22:39:51)(良:1票)
183.《ネタバレ》 おばあちゃんは電話を使って関係機関に働きかけ、被害拡大を食い止めました。夏希のピンチにはネットを通じ全世界から救いの手が差し伸べられた。通信手段こそ違えど、人と人との繋がりが力を生むことに変わりはありません。一人では不可能な事でも、大勢が集まれは成し遂げられる。瞬時に全世界と情報を共有できる現代は、それだけ莫大な力を生む環境が整っていると言えます。しかし“情報”そのものが力を持っている訳ではありません。情報はただの記号。「助けて欲しい」という記号も、相手の心に届かなければ意味がありません。記号に意味を与えるのも、実行力を伴わせるのも人間です。おばあちゃんの「あんたなら出来るよ」という励ましの言葉に、夏希たちの必死な姿に、人々が動かされたのは何故か。其処には人の心を動かす“確かなもの”が在ったのだと思います。人脈であり、人柄であり、熱意であり、花札の強さであり。「夏希が美人だからだよ」という軽口も、あながち間違ってはいません。全てひっくるめて人間力。祈るだけではダメ。想いをかたちに変える力が必要なのです。おばあちゃんの人脈は、おばあちゃん一人の手柄ではなく陣内家が膨大な労力を費やして培ってきたもの。夏希が勝負の舞台に立てたのも親族の総力の結晶。大きな事を成し遂げるには多くの助力が必要で、多くの助力を得るためには、それ相当の実力が要るということ。時代や場所が変わっても、その原理原則は変わらない。このテーマは全ての人に通じます。胸を打たれました。ちなみに一番気に入ったシーンは、夏希の吉祥天でも、キング・カズマのバトルでもありません。おばあちゃんが主人公と花札をして笑った場面でした。あの素敵な笑顔。おばあちゃんが慕われている理由がすっと理解できました。実は細田アニメの凄いところはココじゃないかと思うのです。物語に命を吹き込むのはキャラクター。線が細くクセの無い作画は、一見すると迫力に欠ける印象を受けますが、とんでもない。デフォルメされた崩れた顔、ただじっと見つめる瞳、どの表情からもその人物の気持ちが伝わってきました。このセンスと技術は高く評価されて然るべきと考えます。『時をかける少女』の次ですから相当なプレッシャーがあったことでしょう。にもかかわらずこんな素晴らしい作品を創り出すとは。心から敬意を表します。次作は劇場まで足を運ぶことを約束します。次も傑作よ「こいこい!」
目隠シストさん [DVD(邦画)] 10点(2010-11-24 18:12:05)(良:1票)
182.さすがに、作りは丁寧だし、キャラクターも癖が無く万人に受ける絵柄。ストーリーもテンポ良く進むので見やすかったです。ただ、どうもコンピューターの仮想現実の世界に、自分がイマイチ乗りきれなかった。田舎の生活で、ほのぼのストーリーならなぁ。花札もようわからんから、イマイチ盛り上がりに欠けたかな。
はりねずみさん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-31 18:44:47)(良:1票)
181.《ネタバレ》 高校生と原発危機、高校野球長野予選とペンタゴン、が同列に扱われる世界を、受け入れられるか否かが分かれ目でしょうな。あるいはワビスケさんが製作者と分かったときに、つまずくかつまずかないか。こういうのに慣れてないもんで私は若干つまずいたが、話の設定としてこれからはそういうのもアリか、と古い世代の者としては最近寛大になっている。というか、その同列性こそがバーチャルな世界の特徴なんだろう。だからこれ、現実とバーチャルな世界との争いを描いてはいるけど、土俵はもう最初からあっち側にあるのだ。現実の側の描写では、夏の早朝の光の変化が丁寧に描かれ、仮想空間では、ノッペリした白色の中で小さな色たちが飛び交う。どちらもアニメならではの美しさ。ワルモンを城郭に閉じ込めたものの、しかし巨大化してそれを破って出てくるあたりが見どころ。なんか『ファンタジア』の「はげ山の一夜」を連想する姿だが、黒を構成する小さな部分がモゾモゾ動いているのがミソ。最先端の電脳戦争で、花札勝負になるってユーモア。ただ、せっかくあそこで世界の個人個人からの支援を受けたのに、最後は一族の結束(妾の子も含む)で締めるってのは後退じゃないか。「個人たちによる明るい連帯」に突き抜けられそうなところを、「デジタル-孤独-暗い」と「アナログ-家族-明朗」のステレオタイプな対比に戻ってしまったような感じ。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-30 10:22:26)(良:1票)
180.もっとこう、誰もが楽しめるような作品かと思ったら違った・・・
せっかく田舎が舞台なのに仮想空間云々のいちげんさんお断りな展開で箱庭のように狭い世界観。
自身、パソコンは触るしサイバーパンクものも好きだけど、予備知識なしになんとなく見始めた人が途中で見るのをやめてしまいそうな排他的な空気がこの映画にはある。
J.J.フォーラムさん [地上波(邦画)] 2点(2010-08-07 21:28:38)(良:1票)
179.《ネタバレ》 うーん。田舎とネット世界っていう舞台の設定はすごく面白いんだけど、あまり登場人物たちに感情移入することができず、入り込めませんでした。特におばあちゃんはもっと掘り下げて描いてあげても良かったと思います。豪傑でカリスマ性のある人っていう描き方でしたが、あれだけのシーンでは正直、親しみも好感も持てませんでした。
花札で決闘のシーンも映画の中のキャラクター達ばかりが持ち上がって感動してて、見てるこっち側はちょっと置いてけぼりな印象。
全編通してスピード感があってだれないんですが、感情があまり揺さぶられることがなく、しっくりきませんでした。
田舎で親戚集まった時の雰囲気とおばあちゃんが死んだ後、縁側でみんながしんみりするシーンはすごく良かったです。
あまり絵にクセがなくて見やすい映画だとは思います。
大きな魚さん [地上波(邦画)] 3点(2010-08-07 12:33:48)(良:1票)
178.《ネタバレ》 残念な事に僕はこの映画の良さがわかなかった。映画の素材にコンピュータやインナーネットは合わないと思う。10年以上前に会社にマックが導入され体に合わず会社を辞め、ファミコンもほとんど興味がなく、と言っても花札なんか遊んだ事もない。大家族にも憧れていない。そもそも仮想現実の世界であそこまでキャラが動き、現実世界に影響与えるのか理解できない。なんで世界中の物があれだけ機能しなくなったのに電話だけが繋がるのか、人工衛星も直前で墜落の移動が変えられるのか気になって仕方ない。どうせなら東京に墜落したら良かったのに。
こねこねこさん [DVD(邦画)] 4点(2010-05-17 14:26:47)(良:1票)
177.《ネタバレ》 これこれ!すっごく面白いんだよ!細田監督っていま注目されてるんだって!と勧めた『デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム』を「設定がありえない、つまらない。昔トロンという映画があったんだ、これはそれのパクリだ焼き直しだ」と兄からケチョンケチョンにけなされた悲しき数年前の思い出。時は経ち『ときかけ』にズドンとはまり細田マンセーとばかりに大絶賛していた兄は、さてこの作品に関しては(絶対観たはず)どう答えるものやら。正月にあって聞くのが楽しみな私である。ぐっふっふ。
あ、肝心のレビューを書いてなかった。まあ良作。バトルシーンやグラフィックのキッチュでポップなセンスのよさは買います。構成はテンポよさを重視するせいかぶつ切りが多くて 実はウォーゲーム時代から個人的にあまり好きではありません。でも見せ方がとても上手い。才能のある人間が作れば見せられるものになるんだな、と感心します。ヒロインが性格が悪くてうざいので-1点。あとカズマの涙にもらい泣きする女連中にポカーン。傍から見ればゲームに負けてくやし泣きする子供にもらい泣きするお母さんなんていないし。ここの泣かせよう盛り上げようとする演出があざとすぎるのでさらに-1点。
どぶん子さん [映画館(邦画)] 7点(2009-12-06 00:03:30)(笑:1票)
176.《ネタバレ》 実はこの監督の前作「時かけ」、2度観たがどうしても好きになれず、本作はあまり期待しないで劇場へ。で…これは大当たり。理屈抜きで良い映画。見終わった後とても気分が良くなり、元気が出ます。一緒に観た友達とも会話が弾む。誰かと一緒に劇場行くならこうでなくっちゃね。田舎に一族大集合とか少々変わった切り口に見えたが、みんなで力を合わせ、一人一人のスキルが活かされ、世界中のみんなが応援してくれて、ひ弱に見えた主人公が覚醒して世界を救うなんて、実はバリバリの王道。盛り上げ方も上手い。人の命を無碍に扱う作品が多い中、この映画の「死」はとても大きな意味を持っていた。さらにこの映画の優れた点は、悪人が出て来ないのだ。みんないい人で、観てて気分がいい。悪役不在の勧善懲悪。上手い。こういう作りもあるんだなぁと感心。ラストも大団円。しかも微笑ましい恋愛成就と来たもんだ。日本アニメ史上に残る傑作と呼んでいいだろう。10点献上したいが、唯一の減点要素はカズマ君が…なんで女の子じゃないんだ!あんまり可愛いんで女の子かと期待してしまった。萌えまくっちまったよ…。声優さん超美人じゃん!
にしきのさん [映画館(邦画)] 9点(2009-10-24 07:34:26)(良:1票)
175.時をかける~とどうしても比べてしまって申し訳ないのだが
あれには全く及ばない出来。

ものすごい「どオタク」の作品という印象を受けた。
この映画を作った本人が一番楽しんでるじゃないだろうか。

悪くは無い。かといって決して良くも無い、そんな作品。
5.5点ぐらいなんだけどおまけ四捨五入で6点。

あと、ヒロインが全く魅力的ではないのが致命的。
あんな女の為にがんばれない。
虎王さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-16 14:20:24)(良:1票)
174.《ネタバレ》 エンターテインメントとして優れているアニメです。ネットのヴァーチャル世界と現実の対比、都会と田舎、陣内家の歴史(徳川家との対決)、甲子園、男衆と女衆の対比、曽祖母と妾の子、夏希と健二の恋などの多要素を上手く取り込んで、盛り上がる作品になっています。最後の危機又危機の展開はうまいと思いました。子供たなら感動できたと思います。大人目線でつっこみを:①IDを奪われたら世界中のコンピュータシステムが暴走するという設定が幼稚。②混乱しても、電話、ネット、電力、ガス、水道などは正常なのはどうして。電話なんか真っ先につながらなくなると思う。③セキュリティが甘すぎる。一晩で50人も解ける。④健二は暗号を解いてないのに、翌日テレビで犯人扱いされたのは何故?⑤あの数字の暗号って何なの?最初解くのに何時間もかかったのに、最後は暗算で数分で解いた。⑥曾祖母を死なせちゃだめ。AIハッカーとの花札対決は曾祖母にさせるべきだった。花札好きという伏線は描かれていた。逆に夏樹は侘助に負けている。曾祖母の死で一族の結束を高めるのは安っぽい。曽祖母の知恵と経験を生かして、コンピュータと戦う展開なら痛快だったはず。⑦格闘技ゲーム名人のキングカズが一族にいたのは許す。が、AIハッカーの開発者も同時にいるのは許せない。又開発者では何でもできてしまう。単にコンピューター好きにすればよかったのだ。⑧侘助は東大出なのに、なぜぐれてしまったのだろう。AIハッカーを退治して、米軍からお金もらったのかな。というか、米軍がこの映画観たら怒るでしょうね。⑨花札のコイコイって何?ルールわかりません。⑩ネーミングがしょぼい。サマーウォーズ、ラブマシーン、侘助。 ⑪ヒット30本打たれたら勝てません。⑫夏を強調しているわりには、夏の暑さが表現されていなかった。⑬夏希は学校中の憧れの存在なのだからもっと魅力的に描かないと。⑭健二の家族が出てこず、人物の掘り下げ不足。
よしのぶさん [映画館(邦画)] 7点(2009-10-05 20:55:58)(笑:1票)
173.私ごとですが本作を2回観ました。
"時をかける少女"の時も2回観ましたが非常に感動し、DVDも出た日に購入して(封を開けずに鑑賞ゼロですが)しまうほど好きな作品です。
今作は平日とはいえ、学生夏休み真っ只中。劇場は超満員でした。
普段なら別の作品に乗り換えるところですが、早めに劇場に着いた為良い席を取ることできたのでそのまま鑑賞することに。
予想どおり時間が経つと共に満席になりましたが、こんな時完全指定のシネコンの良さを感じます。
CM予告と続き本編が始まろうとしたその時、隣に体重1tはあろうかという巨漢が陣取られました。
その瞬間、冷房の良く効いた場内が真夏の太陽の下のごみ収集所近くにいるような気分に。
巨漢が5分に一度発作が起きたように汗だくの顔を全力で拭う度に、湿度が5%ずつ上がっている気がします。
結果気分を悪くしてしまい初めて劇場のトイレで嘔吐する自体になり、ある意味サマーウォーズを体験したわけです。
そして2回目。トラウマ克服とリベンジに燃える私は、今回休日前の夜中に行きました。
上映後は確実に終電の無い最終前の上映を選択。が、前回と同じく時間が経つと共にほぼ満席状態に。
とはいえ、万が一を考え席を微妙な一番後ろの端の方を選択。
CM予告と続き本編が始まろうとしたその時、隣に男男女の3人組が陣取られました。
私の隣に座る彼は落ち着きが無く、5分に一度発作が起きたように動き回り、水を飲み、隣に話しかけ、クラスに一人は居る、気が弱いのにやけに目立ちたがりの浮いた男の子のようです。
私の心には2回分の鑑賞代金と一度しかない夏の貴重な時間が溝に捨てられていくような絶望感が漂います。
そんな時、激しく動く彼の肘が私の肘にぶつかり、反応した私と目が合いました。
好機と思い、目で訴えかけました。「ツギウゴイタラコロスゾ」
私の切実なる願いが届いたのか、それ以降息をしていることすら判らないほどピタリと動きは止まり、
私も死んでいるのではないかと心配になり、鑑賞どころではありませんでした。
エンドロールが始まった瞬間物凄い勢いで出て行く彼。体調を崩したのでしょうか、彼が心配でなりません。
そんなこんなで大変な思いをして2度の鑑賞をしたおかげでなんとか内容のほうは覚えております。
"時をかける少女"と並び、非常に素晴らしい作品と、みなさまにお勧めしたいと思う次第です。
ひで太郎さん [映画館(邦画)] 9点(2009-09-30 16:11:41)(笑:1票)
172.《ネタバレ》 祖母が亡くなった後のなんともいえない空気感、明るい外とくらい部屋の中、その中をカメラがゆっくり移動していくというシーンがとてもいい。震えた。話のテンポが思いのほか悪かったり、役に立つとかたたないという次元ではなくほぼ脇役と化す主人公とか、いろいろあるけどそのシーンは本当にいい
HAMさん [映画館(邦画)] 6点(2009-09-06 00:23:12)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 211人
平均点数 6.39点
020.95%
141.90%
252.37%
3136.16%
4115.21%
52411.37%
64320.38%
74018.96%
83617.06%
92511.85%
1083.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.08点 Review24人
2 ストーリー評価 6.61点 Review31人
3 鑑賞後の後味 7.32点 Review31人
4 音楽評価 6.75点 Review28人
5 感泣評価 6.25点 Review28人
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