バッド・ジーニアス 危険な天才たちのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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バッド・ジーニアス 危険な天才たち

[バッドジーニアスキケンナテンサイタチ]
Bad Genius
2017年タイ上映時間:130分
平均点:6.95 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-09-22)
ドラマサスペンス犯罪もの青春もの学園もの
新規登録(2018-11-02)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-05-02)【Olias】さん
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キャストチュティモン・ジョンジャルーンスックジン(女優)リン
白石涼子(日本語吹き替え版)
高木渉(日本語吹き替え版)
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2.《ネタバレ》 面白かった! カンニングをめぐるバリエーションの豊かさ、サスペンスは娯楽映画として楽しめるレベル。カンニングへと引き込まれていく「天才」2人の描写も、それなりに説得力はあった。海外留学こそが成功への道になっている新興国の若者を取り巻く環境、実は「能力」主義でも平等でもない(「天才」であっても常に奨学金獲得と「模範学生」であれというプレッシャーにさらされる)受験戦争の背後にある経済格差の問題が、爽快なカンニング・シーンの苦めのフレーバーになっていてよい。とくに、主人公とそのライバル役の2人は外見も演技も個性が光ってて、素晴らしかったし、彼らの「仲間」になるクズ学生たちもどこか憎めない感じ、悪意なく主人公たちに頼ることに躊躇しない感じがいかにも「金持ち学校」の生徒っぽくてよかった。ただ、とにかく残念だったのは、最後の試験シーンの描写。邦画でもよくある西洋人俳優のクオリティの低さ、近年のSATではあり得ない試験の描写(シドニー受験でペーパー試験はない、受験者の少なさ、会場(どっかの図書館?)のありえなさ)は、ラストのカンニングのサスペンス感を削ぐのに十分な破壊力でした。「そうゆうもの」として受け入れるべきなんだろうけど、自分も受験経験があるので、あのリアリティのなさはちょっと受け入れ難い。そのまえのチーム分裂の危機からのシドニーへ、の流れが素晴らしかっただけに、本当に残念でした。
ころりさんさん [インターネット(字幕)] 7点(2019-07-23 23:47:08)
1.《ネタバレ》 基本的に「試験」と名のつくものを避けてこれまでの人生を歩んできたタイプの人間なので、国内も含めアジア各国から時折伝わってくる“カンニング”をはじめとする不正入試や、受験戦争に伴う社会の混乱のニュースを見聞きするたびに、「なんて馬鹿馬鹿しい」と思ってしまう。
本末転倒とはまさにこのことで、何のための勉強であり、何のための試験なのかということを、理解しようともせず右往左往する社会の様子は、なんとも無様だ。

そういった問題提起も無論根底に敷きつつ、このタイ王国版「That’s カンニング!」(観たことないが)は、世界に通用する確固たる娯楽映画として展開されている。

進学校の高校生たちが繰り広げるカンニングの様を、あたかもスパイムービーかケイパームービーのようにスリリングに繰り広げる映画表現としての水準の高さが先ず光る。
タイ語で書かれた試験のマークシートが押し迫る“時間制限”の中で塗りつぶされていくシーンは、試験のシーンとしてごく当たり前のカットの筈だが、スタイリッシュかつ緊張感たっぷりに映し出され、とてもフレッシュなエンターテイメント性を感じることができた。
出演するタイの若い俳優たちも、それぞれが個性的な魅力を放っており、一様に光っていたと思う。
これからもタイ映画界からは、国境と文化圏を超えた良作が量産される可能性を大いに感じる。

ただ、目新しく、楽しみがいのある映画であることは確かだが、一方でストーリー的にもやもやと気が晴れず、腹に落ちない部分もあった。
もやもやとする最たる要因は、最終的に主要登場人物の誰にも感情移入が仕切れないことだ。

特に主人公の言動を理解しきれないことが大きい。
彼女は、友人に懇願されているとはいえ、ほぼほぼ“首謀者”であることは疑いようもなく、「自業自得」という一言に尽きる。
家庭環境的にも、裕福ではないとはいえ、それほど劣悪なわけでもないため、彼女があのような行動を繰り広げた必然性が見当たらない。父親の彼女に対する愛情は一貫して揺るがないので、同じ親の立場からすると、只々父親が不憫でならない。
ラストシーンにしても、やけに清々しく正々堂々感を醸し出しているが、彼女の行動がすべて安直で浅はかなので、それが果たして正しい「責任」の取り方なのかと疑問符を払拭できなかった。

一方で、主人公と鏡像関係のライバルとなる天才苦学生の描かれ方は、是非はともかくとして容赦がなかった。映画の中で最も生真面目で清廉潔白だった彼を、これ程までに容赦なく“ダークサイド”に落とし込んでいくストーリーテリングには、この国の人々が抱えているのであろう社会における無慈悲や不合理に対する怒りとジレンマを感じた。

果たして、最も罪深い人物は誰で、その功罪はどのような形で示されるべきなのか。
その明確な“解”を映画内で示す必要はないけれど、“問”自体はしっかりと明示されるべきだったと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2018-11-15 08:32:12)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.95点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
429.09%
500.00%
6313.64%
71045.45%
8627.27%
914.55%
1000.00%

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