残菊物語(1939)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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残菊物語(1939)

[ザンギクモノガタリ]
The Story of the Last Chrysanthemums
1939年上映時間:143分
平均点:8.88 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(1939-10-10)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-02-23)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二
キャスト花柳章太郎(男優)尾上菊之助
森赫子(女優)お徳
高松錦之助(男優)尾上松助
高田浩吉(男優)中村福助
葉山純之輔(男優)守田勘弥
尾上多見太郎(男優)尾上多見蔵
南光明(男優)新富座の頭取
天野刃一(男優)新富座の女形
井上晴夫(男優)奥役
石原須磨男(男優)旅廻り太夫元
富本民平(男優)待合の客
保瀬英二郎(男優)旅廻りの役者
伏見信子(女優)芸妓栄龍
花岡菊子(女優)芸妓小仲
鏡淳子(女優)五代目の女中
大和久乃(女優)五代目の女中
河原崎権十郎[二代目](男優)五代目菊五郎
花柳喜章(男優)尾上多見二郎
志賀廼家辨慶(男優)按摩元俊
磯野秋雄(男優)若い者
嵐徳三郎(男優)中村芝翫
梅村蓉子(女優)五代目夫人里
中川芳江(女優)茶店の婆
脚本川口松太郎(構成)
依田義賢(脚色)
音楽深井史郎
撮影三木滋人
製作松竹(京都撮影所)
配給松竹
美術山岡荘八(美術考証)
水谷浩(美術監督)
あらすじ
芸道の道に生れ落ちた青年と、そこの家に雇われた女は恋に落ちる。しかし、身分の差による周囲の偏見もあり、それはやがて悲恋の形を辿っていく・・・女にとっての男とは?男にとっての女とは?時代を超えて、それらを観る者に強烈に訴えかけてくる日本映画史に残る傑作である。日本の巨匠監督の一人、溝口健二監督の初期代表作にして2時間を超える大作。
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12
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5.《ネタバレ》 ようやく溝口健二監督作品初鑑賞です。初鑑賞がこの映画でよかったのかは分かりませんが・・・、鑑賞を終えて深い溜息と感慨に包まれています。とにかく立派な映画やなーと感嘆します。オープニング・クレジットから長回しの移動撮影(笑)ですが、その丁寧な文字のセンスから既に格調高い香りがたちこめています。内容はもちろんのこと、素人目にも感じる目も眩むような素晴らしい構図と、完璧に作りこまれた家屋内外のセットにさえ微塵の隙も感じさせません。汽車や駅構内の造りから、風鈴を売る屋台まで、僕には知る由もない当時の情景さえも、たまらなくその時代を偲ばせてしまうのです。そして映画の本筋ですが“芝居の世界には家柄というものが無くてはならない”この事実をお徳は最初からどこか冷静に理解していたから、大阪へと向かった時点でさえ下積みだけを共にする覚悟が出来ていたのでしょう。こう簡単に書いてしまうのも気が滅入るほど壮絶な覚悟ですが、それをお徳が求めたというこの一人の女の生きざまが、痛々しいほどに、しかもさりげなく描ききられているように思える。これは何ということだろうと思う。それにしてもテンポがいい映画とは思えないのに、観ていて時間がアッという間に過ぎていきます。これぞ静かなる躍動感、この出来栄え、この時代、この日本映画の力量に感無量です。
よし坊さん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-12 06:31:48)
4.《ネタバレ》 長回し、エンプティショットの素晴らしさがやはり一番の魅力の作品。さまざまな場面において活かされている。特に家を出て行くシーンは素晴らしい。病気で女房が死ぬなんてお涙頂戴かと思ったが、対比でエンディングを迎える演出は見事。そして、時代はすっかり変わってしまったが、どんな状況でも夫想いに尽くしてくれる女房には感動した。ただ、主役の花柳章太郎はどう観ても演技がうまいようには見えず、台詞が棒読みに聞こえる。他の部分が申し分ないだけに、主役の重要性を改めて感じる作品でもあった。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-29 22:47:15)
3.《ネタバレ》 映像がとても美しい。アングルやら構図もそうだが、長回しが生き生きとして効いていることが、自分のような素人にもビンビン伝わってくる事が凄いです。健気な女性が男が一人前になるよう支え続けるという古典的な話の内容も、展開もダレることなく楽しめました。ただ、やはり主人公が信頼を回復する舞台シーンは重要とはいえかなり長過ぎに感じます。その道に造詣のある人にはそれも楽しいんでしょうけどね。監督が拘って何度も撮り直したというスイカの切り方は何が一体気に食わなかったのか良く分からなかった。下手すぎてダメなのか、上手すぎてダメなのか。本編を見ると決して上手いとも思えず、これでOKが出たってことは上手すぎてダメだったということなのでしょうか。
MARK25さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-17 17:29:05)
2.池袋の新文芸坐にて鑑賞。

本作は、1939年公開の溝口健二監督作品である。


146分という長尺も合点のいく、まさに力作であった。

特に、全編を通して貫かれている、“1シーン1カット”という撮影方法により生まれる、“長回し”シーンの数々に圧倒される。

長回しといっても、それは実験的な長回しであったり、観客を驚かせる為の遊び的な長回しという感じではない。

監督とカメラワークと演じる俳優とが力を結束し、又、それぞれがプロであるからこそなせるものであった。

全編を通して貫かれる、その一貫した撮影スタイルに、溝口監督の強いこだわりと執念を感じた。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-01 21:34:52)
1.《ネタバレ》 流石溝口健二の作品といった感じで満足。こういった身分違いの恋といのは「婦系図」とか溝口作品でも「近松物語」とかあるけどこういうの弱いです…。お徳さんのけなげさも良いし、最後の五代目菊五郎のシーンなんかかなり感動。ラストシーンの対比も圧倒される。セットの大掛かり度といい全然ハリウッドにも負けてない大作。
バカ王子さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-05-02 23:31:49)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 8.88点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
414.00%
514.00%
600.00%
700.00%
8416.00%
9936.00%
101040.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review4人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 9.50点 Review2人
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