その男、凶暴につきのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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その男、凶暴につき

[ソノオトコキョウボウニツキ]
Violent Cop
1989年上映時間:103分
平均点:7.13 / 10(Review 125人) (点数分布表示)
公開開始日(1989-08-12)
アクションドラマ犯罪もの刑事ものバイオレンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-02-26)【イニシャルK】さん
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監督北野武
黒井和男(監修)
助監督月野木隆
キャストビートたけし(男優)我妻諒介
白竜(男優)清弘
岸部一徳(男優)仁藤
佐野史郎(男優)吉成新署長
趙方豪(男優)精神科医
寺島進(男優)織田・清弘の手下
遠藤憲一(男優)柄本
石田太郎(男優)友里刑事
平泉成(男優)岩城刑事
上田耕一(男優)石橋刑事
芦川誠(男優)菊地刑事
音無美紀子(女優)岩城の妻
浜田晃(男優)荒木刑事課長
川上麻衣子(女優)
藤浪晴康(男優)ディスコの店員
勝部演之(男優)樋口新所長
原作奥山和由(原案)
脚本野沢尚
音楽久米大作
佐々木麻美子(音楽プロデューサー)
撮影佐々木原保志
製作奥山和由
松竹富士
プロデューサー鍋島壽夫
市山尚三
吉田多喜男
制作森昌行(制作協力)
配給松竹富士
特殊メイク原口智生
特撮納富貴久男(特殊効果)
美術赤松陽構造(タイトルデザイン)
録音堀内戦治
照明高屋齋
中村裕樹(照明助手)
その他吉川威史(キャスティング担当)
オフィス北野(宣伝)
東京現像所(協力)
BIG SHOT(協力)
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105.主人公の行動原理は単純です。殴りたいから殴る。躾されていない子供のようです。自分は彼に賛同できません。暴力=悪だと躾られてきたから。でもその一方、無茶をする彼に爽快感も覚えるのです。しかし行き過ぎると、また眉をひそめてしまいます。この矛盾。戸惑い。それは社会が抱える矛盾でもある気がします。問題解決の手法としての暴力を人は認めています(もっとも、暴力という言い方はしません)。その代表が公権力=警察です。主人公が警官である意味が此処にあると考えます。人は生まれながらにして、問題解決手法としての暴力を獲得しています。教えなくても子供は叩くことを知っています。生まれ持ったものなのに、押し殺すように教育されのです。そもそも其処に無理があるのかもしれません。暴力を容認された警察でさえそう。力を振るえず、挙句チンピラに殺される姿は滑稽ですらありました。主人公の“正しくない”行動は、現代社会が抱える矛盾を明確に表していました。本作は北野武の初監督作品。処女作で、これほどスタイルが完成されているのは驚きの一言。監督の“人となり”が伝わってくるのも素晴らしいです。やはりベースは芸人「ビートたけし」の顔でしょうか。シニカルなコント風味の演出が、陰鬱な作品に上手く同調していたと思います。自分が特に気に入ったのは、たけしの蹴り。「バカヤロ、コノヤロ」と聴こえてきそう。芸人、監督、役者の顔が全て垣間見られる、見事な蹴りだったと思います。「長渕キック」と併せて『日本3大キック』と名づけたいくらい。残る一つは…後で考えます。暴力に対する問題提起はOK。これに対する監督の答えは何なのか。それが伝わってくれば、完璧でした。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-24 17:52:30)(良:1票)
104.《ネタバレ》 記念すべきたけし一作目 久しぶりに見る もし自分が監督だったらこう作りたかったんだろうなと思うアイデアが満載 その後の北野作品の基本となるセンスのすべてがある 引きの絵 タメの無い暴力 妙な間のカットなど この奇妙な間のカット(たとえば登場人物達の長い沈黙とかエキストラに近い出演者の動きの途中でのカットとか葬式の場でゴルフの練習をする刑事とか)がその後の北野作品の大事な心理描写に繋がる 執拗でしかもタメの無い暴力描写はこの作品で初めて見た たけし扮する刑事を映画館の前で待ち伏せして襲うシーンでは、大きく引いたカメラから素早く近づいて刺す白竜が立て続けに銃を発砲するが、かわされて通りがかりの女性を直撃するまでをまったくタメの無いカットの連続で描くのは映画史に残る名シーンだと思う 冒頭で白竜が登場するシーンはアウトレイジのタイトルが出たシーンにそっくり 思えば黒塗りの高級車はヤクザの象徴という北野作品独特のイメージは既に第一作からあったのかと思い感慨深い エンディングの新人刑事のエピソードは付け足し感があって蛇足 無い方がよかった
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-16 16:33:55)
103.《ネタバレ》 目が離せない。
もう四半世紀も前の映画ですか、そうですか!
ビートたけしにはバラエティ番組で散々笑わせてもらって元気をもらいましたが、また違ったカタチで楽しませてもらうことになるとは。
映画を撮り始めた当時はなんだか怖いテイストに敬遠気味でしたが、改めて見返してみると面白いですねぇ。
とにかく何が起こるかわからない、見逃せない!
無駄な説明不要、モラル不要、セオリーなんてクソ喰らえ、それでいてキッチリ『静かな雰囲気』を纏っていて映画として完成してましたね。
いわゆる『北野映画』なんてジャンルとして確立していますが、ビートたけし・北野武が日本映画に与えた功績は大きいですね。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-11-09 10:07:06)
102.《ネタバレ》 なんか、つぎはぎ感。
わんたんさん [DVD(邦画)] 4点(2013-09-26 23:50:35)
101.《ネタバレ》 話がドロドロ、湿っぽく風通しが悪い。日本映画のそんなトコロがウンザリだったりするが、まさにこの映画がそれ。劇中の服装からして春っぽいけど、湿度さえ感じる。バイオレンス一辺倒なのも好きになれない。個人的に嫌いなタイプ。
afoijwさん [DVD(邦画)] 4点(2013-09-14 23:14:41)
100.《ネタバレ》 途中までそこそこだと思って観てたのに
最後の防御無視での撃ち合いがよくわからないんだが・・・。
銃弾があれだけ当たってるのに、気合でなんとかなる世界ではなかろうて・・・。
虎王さん [DVD(邦画)] 5点(2013-08-04 23:51:24)
99.この頃のたけしさんは狂気をまとってる。役にぴったりだった。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-03-12 23:45:05)
98.《ネタバレ》 途中から監督になった経緯は有名な話しだが、すでに出来上がっていた野沢尚の脚本をたけし流に手直ししているので、以後の北野映画とはちょっと違うテイストもある。岩城刑事の家庭生活や我妻刑事の妹の過去などがTVドラマ風に書き込まれていたみたいで、その片鱗を残したまま独特のつなぎで大ナタを振るった様に感じられる。その為、北野映画の特徴である叙情性がほとんど皆無で、その殺伐とした雰囲気は彼のフィルモグラフィの中でも抜きんでている。 でもこの映画の完成度は素人の映画監督デビューとしては奇跡の様な水準で、やっぱこの人は天才なんだなとしみじみ感じる。音楽の久石譲やカメラの柳島克己といった北野映画の鉄板スタッフとはまだ組んでいないので、あの北野ブルーと言われる色調はまだ見られない。でもエリック・サティを劇中しつこく使っているところに監督の音楽センスの良さが感じられる。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-03-08 20:45:32)
97.《ネタバレ》 ショックだった。『キッズ・リターン』等たけし映画は観たがイマイチで『菊次郎の夏』と『アウトレイジ』はまー普通に凄いなーくらいの感想。だが。この映画は全然違う。比較に為らない。ストイックに削り取られたセリフ、真正面から捉えた画角。次々と形を変えて次々と折り重なる男の子の無邪気さ。みんな意地を張り合ってる。特にキャメラマンの技術の高さ・センス・色味は素晴らしい。強く印象に残るのは「逃げる容疑者が捜査官をバットで殴りつける」シーン。乱暴のスローモーションと見つめる子どもたち、バットの甲高い打撲音が甲子園球児の爽やかさを思わせ、滑らかに滑り落ち続ける穏やかな日常が世の無常さと繋がり心地良い。ラスト近くの地下室の光の陰影はもはや水墨画のようだ。銃から溢れる煙。キチガイの顔。美しい。文句なしの10点。
reitengoさん [DVD(邦画)] 10点(2013-03-08 01:14:38)(良:1票)
96.監督としても凄い北野武ですが、僕個人的には役者としての武が無茶苦茶好きだったりします。監督としての力量より役者としての力量のがあるんじゃないかとさえ思っています。(セリフの少ない映画限定ですが)この映画の我妻に関しても思考、行動が全く予想出来ない危険なキャラですが、映画のキャラは我妻なのに素で自然体の武にも見えるんだから不思議(本当は無茶苦茶怖い人なのかもしれませんね)彼の中に眠っている暴力性みたいなものが役と被りそう感じさせたのかもしれません。本当に演技と思えない演技、お見事でした。
キリンさん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-11 03:00:31)
95.ソナチネ、HANA-BIの方が完成度は上のように思う。あのあたりのアイディアがこの映画に詰まっている。
Balrogさん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 09:20:26)
94.《ネタバレ》 これが初監督作品だとは思えないぐらい、ちゃんとした作りになってる。そしてなによりも、初めからすでに「北野武の映画」になっているということが驚き。彼の作家性は、最初から確立されていたのですね。劇中、エリック・サティのグノシエンヌ第1番が幾度となく流れてくるのですが、よくよく考えてみれば、武の映画とサティの曲というのは、どこか通ずるものがあるなという気がします。サティの曲は、シンプルで独特なトーン、一度聞けば「あ、これはサティの曲だ」ってわかるそのオリジナリティが特色。武の映画もやはり切り捨ての美学によるシンプルさと、画面全体からにじみ出る独特なトーンが支配していて、一目見て武の映画だ、て感じるものがある。この作品では、特に「削ぎ落としていく」感じが終盤になるほど強くなっていて、ラストの一騎打ちではそれがピークに達する。犯人をひいたと思いきや突如車の窓ガラスを襲撃するシーンや、延々と平手打ちする尋問のシーンなど印象深いシーンは多いが、やはりラスト、薬を探す妹を見下ろすたけしの顔。これが強烈ですね。しかも撃ち殺しちゃうんだから、実にショッキング。武のバイオレンス映画は、良い奴とか悪い奴とかじゃなく、みんなドロドロだってのが共通してますね。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 7点(2012-09-05 22:12:10)(良:1票)
93.もうどうしようもなく凄い。
怖い。ちっともすっきりしない。腑に落ちていかない。
何でこれはこんなにも映画の定石を外そうとするのか。でも凄く映画している。
凄いリアルで、気持ち悪さすらある。

何も得る物なんかないんだけど、これを観てがんばれる気持ちが沸くわけでもないんだけど、でもなんか凄い物を観たって言う、体験ができる。これはテレビじゃ得られない。
黒猫クックさん [ビデオ(邦画)] 8点(2012-04-29 08:25:38)
92.《ネタバレ》 この映画、冒頭からすごいムチャクチャですぐに物語へ惹き込まれた。ラストシーンの撃ち抜かれて死ぬシーンとBGMが当時すごく印象に残ってました。北野作品は全て観ていますが、改めて、監督デビューとなった本作を改めて観ると、この一作目から北野演出の妙は冴えていたんだなぁと実感。
シネマブルクさん [DVD(邦画)] 6点(2012-04-25 22:34:25)(良:1票)
91.終始殺伐とした雰囲気が流れており、緊張感たっぷりのカメラワークに、一体次は何が起こるんだろうとビクビクしながら鑑賞した。監督デビュー作で作風が完成されていたことに驚き。
eurekaさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-10 16:06:02)
90.《ネタバレ》 遠い昔に地上波で観賞したのですが、内容は全く覚えてなく、改めて観賞。長めのカットと、全体通しての渇いた空気がたまりません。暴力シーンも過激になり過ぎる事なく、丁度良い緊張感。素晴しい。白竜がイイ味出してます。たけしもカッコいい。
キノコ頭さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-12-25 11:03:14)
89.デビュー作にしてこの完成度。ショット、間、役者の表情と視線、暴力の反復と応酬。一々が私の好みです。
さめがいさん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-18 13:08:34)
88.北野武監督主演、正真正銘のバイオレンス映画。
「テレビゲームでは簡単に人を殺せるが、実際には痛みが伴うもの。それを描きたかった」
少年犯罪が社会問題になっていた頃、この映画についてたけしが語っていた記憶があり、
確かに痛そうなシーンが多数出てくる。ストーリーの方は今一つだが、たけしの役作りは凄い。
思わず、これがコメディアンのたけしと同一人物? と唸ってしまった。
あくまで「たけし」という役者を見るための映画。その手の描写が苦手な人には、
ちょっとキツい作品かもしれない。
MAHITOさん [地上波(邦画)] 5点(2011-08-11 03:35:39)
87.《ネタバレ》 これが処女作、、信じられない。すごすぎ。当初8点としたけど、後日1点原点。殺したり殺されたりが、ちょっと安易出し、雑。ということで7点に修正。
ひであきさん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-02 10:51:31)
86.《ネタバレ》 20年前の若い頃に話題だったんでビデオ屋から借りて鑑賞。当HPで高得点であり高評価している諸兄方には申し訳ないのだが、くだらない。無抵抗の人間を執拗に痛めつけ続けたり主従関係を平然と裏切って不気味に笑ったりしている場面をリアルに映像化して見せられれば、平穏な生活を送ってきた一般の皆様が観たら確かに腰を抜かすほど仰天して戦慄して、恐れ入りましたと崇めちゃうんだろうけどこんなもん、喧嘩が日常茶飯事だった下町で育った監督さんのブラフでしょ。凶暴じゃなくて陰険。喧嘩や暴力に慣れた者からすれば強さも怖さも感じない。というより『どうだ怖いだろう!』という意図がみえみえ。だいたい、みんな揃って陰険に人を虐待する物語なんぞ心に何も生まれない。作品として感動(泣いて感激する事じゃなくて感じ入ること)できる要素が全然無い。で、この点数。たぶんワタシのこの意見に腹を立てた人が敵討ちのつもりで(笑)の票を付け、ワタシのホームページに嘲笑のコメントを書き込んだと思いますが、その気持ちが解らないことも無いけど人間の感じ方は千差万別ですのであしからず。【蛇足。1】…この(コメディの分野で)天才と言われてる監督さんはビデオジャケットのみならず、現在自分が出演する全ての映像で、直立仁王立ちポーズになって無表情とも顰めっ面ともとれる表情で敵対する相手をジーッ…と見つめる演技を頻繁にやってますね。これはたぶん本人としては高○健さんや鶴○浩二さんになった気で凄んでいるのではないかと思う。もっとも、演技力と佇まいに無理があるので様になってない。業界では誰も進言できないんだね。
aforkarnさん [ビデオ(邦画)] 1点(2011-06-30 04:46:41)(良:3票)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 125人
平均点数 7.13点
010.80%
110.80%
210.80%
321.60%
475.60%
5108.00%
61310.40%
72419.20%
84334.40%
91612.80%
1075.60%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review8人
2 ストーリー評価 7.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.57点 Review7人
4 音楽評価 7.00点 Review7人
5 感泣評価 6.00点 Review3人
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