禁じられた遊び(1952)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。4ページ目

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禁じられた遊び(1952)

[キンジラレタアソビ]
Forbidden Games
(Jeux Interdits)
1952年上映時間:86分
平均点:7.76 / 10(Review 129人) (点数分布表示)
公開開始日(1953-09-06)
ドラマコメディ戦争ものモノクロ映画小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-31)【TOSHI】さん
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監督ルネ・クレマン
キャストブリジット・フォセー(女優)ポーレット
ジョルジュ・プージュリー(男優)ミシェル・ドレ
ジャック・マラン 〔男優・1919年生〕(男優)ジョルジュ・ドレ
冨永みーなポレット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
増岡弘ジョゼフ・ドレ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
園田裕久ジョルジュ・ドレ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
吉田理保子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富山敬(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
桑山正一ジョゼフ・ドレ(日本語吹き替え版【TBS】)
名古屋章ジョゼフ・ドレ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
太宰久雄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
水鳥鉄夫(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
戸松遥ポーレット(日本語吹き替え版【NEM】)
小松未可子ミシェル(日本語吹き替え版【NEM】)
稲田徹ジョゼフ・ドレ(日本語吹き替え版【NEM】)
原作フランソワ・ボワイエ”Les Jeux Inconnus”
脚本ジャン・オーランシュ
ピエール・ボスト
フランソワ・ボワイエ
ルネ・クレマン
音楽ナルシソ・イエペス
撮影ロベール・ジュイヤール
配給東宝東和.
あらすじ
1940年6月、ドイツ軍がパリを占領、難民となった人々の列が南部地方へ続く中、5歳のポレットは機銃掃射で両親を一瞬の内に失ってしまう。死の意味も知らぬまま、愛犬の死体を抱いて森を彷徨った彼女は貧しい農家の10歳の少年ミシェルと出会い、家に置いてもらうことになる。ポレットはミシェルと犬の墓を作り、寂しいからと周りに色々な動物の墓を作り始める。ポレットに淡い恋心を抱いたミシェルは彼女に霊柩車の十字架を盗んで差し出し、家と仲の悪い隣家のせいにするが、ポレットは祭壇や墓地の十字架を欲しがるようになる。
ネタバレは禁止していませんので
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69.グッと抑え気味の演出がいいですね。最近流行の、薄っぺらで安っぽい“お涙頂戴”モノとは明らかに一線を画しています。十字架を盗みまくり、挙げ句に川に投げ捨てるという“バチあたり感”もたまりません。それにしてもこの子役たち、演技が天才的に上手いと思うんですが、いったいどういう素性なんでしょうか。生きていれば、ちょうど団塊の世代ぐらいかな。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-29 18:42:56)
68.ナルシソ・イエペスのあの曲を思い出しただけで涙が出てくる。むごたらしく、リアルな戦闘や人がバタバタと死ぬシーンなどなくても、戦争の悲惨さ、無意味さを充分伝えている。幼い子どもをもってくることで、あざといと言う人もいるかもしれないけど実際、戦争のいちばんの犠牲者は民族や政治的なことも、まだ死の意味もわからない子どもたちなのではないでしょうか。「パリから来た垢抜けた女の子」はミシェルにとって、自分が見つけた、発掘した宝物だったのかもしれませんね。いつも大人に囲まれ見下ろされている立場だったのが、ポーレットに対しては自分が教えてあげる、守ってあげる立場になるわけだから。お墓を作ることは悪くはない、ただ十字架を盗むといのがいけないということでしょう。それによって村が大騒動となり、争いが起きる。何か皮肉な感じもする。大人のある一部の者たちによって勝手に戦争やって、罪のない人々を巻き込み、人生を狂わせているのだから。「ミシェル」と呼んでいたポーレットが、現実にかえったように「ママ」と呼んで雑踏の中へ消えていく、こんな悲しくていたたまれないラストシーンは他にないです。素直にこれが反戦映画というものなんだなと思える。
envyさん [地上波(吹替)] 10点(2006-02-23 19:09:44)(良:1票)
67.子供たちのお墓作りが禁じられた遊びなら、大人のしていた殺し合いの戦争は一体なんなのか。戦闘シーンを目一杯映す映画よりずっと戦争の悲惨さを伝えていたと思う。そして言うに及ばず音楽が素晴らしい。
ネフェルタリさん [DVD(字幕)] 9点(2006-02-22 01:57:42)
66.《ネタバレ》 どこかで前にも書きましたが、良い映画は最初の10分でわかる。
まず、冒頭の爆弾投下の資料映像と逃げまとい阿鼻叫喚する人々のカットバックが凄い。全く違った二つの映像が何の違和感もなしに一つのフィルムとなってストーリーを形成している。また、それとは対照して、女の子の純真無垢な表情が収められ、さらに、犬や馬や牛などの動物までもが完璧に監督の思い通りに動いている。ルネ・クレマンの手にかかれば動物までもが役者と化す、とまで思うのです。
ところで、この映画って幼い男女の恋愛を描いたという風に捉えることも出来るようですが、私がこの映画の二人から感じたのは、異性に対する恋心と言うよりも兄と妹の関係で生まれる感情の方が強いような気がするのです。自分に妹がいるからかもしれませんが、自分の小さい頃ってよく妹と一緒に遊んだりして、今思えば、この映画のミシェルの様に妹のわがままをよく聞いていたような気がします(今は喧嘩ばかりですけど・・・)。だから、何となくですが、教会の十字架を取ろうとしたりっていう気持ちはわかるような感じがするし、それだけに、終盤近くの、水車小屋での少年の涙、そして、少年を暖かく見守るフクロウの瞳が強烈に印象付けられてしまいました。あれはラストシーンよりも心に焼き付いています。
もっつぁれらさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-02-22 00:03:48)
65.《ネタバレ》 まだ幼い女の子が犬の死体を持って走り回り、ワンちゃん一匹じゃ可愛そうだからと他の死体を探し始める…。ポーレットとミシェルが作り上げた墓地の美しさも相まって、なんかもの凄く悲しくなってきました。ポーレットが目を輝かせながら十字架を欲しがるところなんて、悲しみを通り越して狂気すら感じてしまう。この二人の禁じられた遊びと並行して、隣り合う家々の醜いいがみ合いがコメディタッチで描かれますが、監督は戦争なんてしょせんこのレベルのものなのだと言いたかったのかもしれません。しかし、その次元の低い争いが何万人もの命を奪い、ポーレットのような孤児をたくさん生み出していく。そう思うと本当に寒気がします。
とかげ12号さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-02-20 22:06:12)(良:1票)
64.何だか戦争映画に別にしなかっても良かったような気もするけど…。。ミシェルがめちゃいい子!!っていうのが伝わって、良かった ポーレットの頼みは何でも我侭だなあと思いながらも喜んでもらおうとするために一生懸命に十字架を盗む姿がよかった ミシェルにずっとついてまわるポーレットが凄く可愛かった、最後は可哀想にも引き離されちゃったけど…  ニューシネマパラダイスにもポーレット役の子が出ているらしいんですけど、エレナの役は違う人だし、一体どの役なんでしょうか???
れみさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-02-20 21:56:55)
63.《ネタバレ》 皆さん高い評価なので心苦しいのですが、これが限界です。僕は見てて、反戦というより宗教倫理的な要素を強く感じてしまったんですよね。。。祈りの言葉をよく知ってると司祭に言われていたミシェルは今で言うと算数の公式は知ってて問題はわかるけど数の本質はなんもわかっちゃいないってとこでしょうか。あの年齢の子供に宗教っていう複雑なものを理解しろって言っても無理な話なんですけど(数もまた然り)。いくらポーレットが死の意味を理解していなくて、ミシェルがポートレットの気を引きたくても、ミシェルは自分がしてることの重大さが判らなければならない年齢には達していたと思うんですよね。ましてや自分の兄の十字架まで。戦争という状況下で死に対して正しい感覚をもつことが出来なかったのでしょうか?どうも解せません。ロミジュリみたいな状況の家族が罰当たりなことするからなのかなぁ。それにポーレットが死を理解していないのなら、あんなにすぐ母親のもとをはなれ、農家で暮らすうちに家族のことを考えなかったのかって思うんですよね。ラストはなんというか、この子はもう路頭に迷い救いがないんだと考えると、やっぱり神なんか無力だっていうふうにとらえてしまうんですよね。神という絶対的な存在が無力化するほど、戦争が恐ろしいってことなのかな。それともニーチェ以降のヨーロッパは宗教があれほど形骸化されてしまったのでしょうか。名作と言われているものを楽しめないのは悔しいので、自分を磨いてまた見ます。
アンダルシアさん [DVD(字幕)] 4点(2005-12-30 02:48:39)(良:1票)
62.皆評価高いですな・・・残念ながら、私のさびたアンテナではこの映画の良さを正確に捉えることが出来ませんでした。戦争の無意味さを子供の視点で浮き彫りにしているのは感じられたんですが。ただ、ラストシーンは胸が締め付けられるようでした。
H.Sさん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-10 23:00:47)
61.《ネタバレ》 ラスト10分が絶妙。子供の時はちょっとしたことでもスリルを感じるし、それがすごく楽しいし、ワクワクする。戦争と子供心がエスカレートとしてあんなことになってしまった自然な流れ。「ママ…ミシェル…ミシェル…」と言いながら走り去っていくラスト…。何とも言えない悲しい余韻がいつまでも残った。音楽、そしてポーレットの涙目の表情が感動を倍増させる。
Syuheiさん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-25 22:54:10)
60.子供たちの十字架遊びは禁じられるにもかかわらず大人たちは戦争によって無数の十字架を立てていく。どこまでも子供の目線で描かれたこの作品は戦争の不条理を静かにそして痛切に訴える。まだ何も知らない少女が初めて別れの感情を抱くラストシーン。親の死を知っているのにママと叫ぶ。雑踏の中へ消えていくその姿は将来に対する深い余韻を与えてくれる。
CPAさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-21 01:59:02)
59.うまく言葉にできないけどいい映画でした。なにかの生命を奪うことによってしか得られない十字架の美しさ。子供たちの純粋な心と、残酷さ。こんな一見相反する事柄が存在するこの世界の不条理を映した物語は、戦争という不条理とのイメージの連関により、深みを増していると思う。それにしてもミッシェルがかわいそうで仕方ありません。
ジャザガダ~ンさん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 03:14:51)
58.悲しい戦争映画ですね。イエペスのギターが雰囲気を作っています。
maemaeさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-28 23:37:59)
57.「プラトーン」や「プライベートライアン」の様な派手な戦闘シーンなどほとんど無くても痛い程、心に染み入る。戦争の愚かさが観ていて痛い程に伝わってまいります。ルネ・クレマン監督の見つめる視線は常に温かく人間的な視線で捉えている。子供の眼から見た戦争とは何かということをあの有名なラストシーンでの「ママ!ママ!ママ・・・」での少女ポーレットの叫びが証明する形となって映画は幕を閉じる。あの切ない音楽がいつまで経っても耳から離れません。正しく映画史上に残る反戦映画の傑作であると共に人間ドラマとしての完成度も高い。
青観さん [DVD(字幕)] 10点(2005-09-08 20:06:57)(良:1票)
56.戦争さえなければポーレットは少なくとも幸せに暮らせたのに。ポーレットのこれからの人生を思うとかなり切ない。
ゆきむらさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-30 16:11:41)(良:1票)
55.淡い恋に始まった2人の奇行。幼い女の子にも魔性は棲んでいる。幾度となく映される笑顔のアップ、すごいでしょ?でもあれは演技ではなく彼女の天性で、あの幼い瞬間にしか存在し得なかったものだということが作品の魅力を掻きたててるような気がしてなりません。駅について初めて「ママ…」と声に漏らす彼女。ラストもばっちり私の心をつかんで離さない、良作です。
SAEKOさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-21 21:29:00)(良:1票)
54.派手な戦闘シーンこそありませんが、切々と訴える見事な反戦映画です。冒頭、ドイツ軍戦闘機の攻撃により両親を失い孤児となる少女ポーレット。少年ミシェルと出会い、のどかな農村にある彼の家屋で束の間の一時を過ごす。しかしここでも大人達は、隣家なのに憎しみ合い小さな戦争をしている。子供達が出来るのは、十字架を立て死んだものへお祈りを捧げるという“禁じられた遊び”だけ。やがて引き裂かれる身となる二人。出会いと別れ。視点を変えて見ると、切ない初恋の映画ともいえます。そして、涙なしでは見られない有名なラストシーン。ナルシソ・イエペスの哀切溢れるギターと共に、ポーレットの悲しい運命をも想像させてしまう。“戦争”という二文字が罪のない人間の命を奪うだけではなく、残された子供達の人生をも奪ってしまう。一度起こしたら最後、取り返しのつかない結果をもたらすということを名匠ルネ・クレマンは見事描き切っている。文句なしの10点満点。
光りやまねこさん 10点(2005-01-25 11:43:07)(良:1票)
53.戦争によって両親を亡くし、“死”を知り、悲しみを覚えたポーレット。そしてポーレットの死者に対しての思い遣り、優しさの考えが幼く切なくなった。
ボビーさん 8点(2004-08-16 09:36:38)
52.《ネタバレ》 おとなと子ども、少年と少女、これらの差異をほんとによく出している演技に胸が痛い。ここに登場する2軒のおとなたちが、逃げて・争って・責めて・偽る。でもこれは、愛して・守って・生きてることなんだ、と誇りたい。(自己弁護かなぁ?)
離れたところで戦う(あるいは戦うことを決めた)おとなたちが間違っていて恥ずかしいのだ、と今日は子どもに伝えよう。共切れのワンピースを着た少女がやっと最後に母を呼ぶところ、可哀想だけれどとても怖いってこと、ウチの子にわかるんかなぁ?(わからんわなぁ。その昔、淀川さんのラジオ名作劇場?でこのシーンがいつも流れていたが当時の私にはさっぱりだった。)



かーすけさん 10点(2004-08-15 12:18:55)
51.《ネタバレ》 戦闘シーンをほとんど見せない反戦映画。これは常の戦勝国アメリカでは到底描くことはできないでしょう。ましてや、子どもの目から見るなんて。戦争の一番の犠牲者は子どもですよ。「モグラ、ネズミ・・・人間」純真無垢ゆえに残酷・・。これは決して過去の話じゃない。今なお、新たなポーレットが生まれているかもしれません。考えただけで、胸が締めつけられる思いです。
ダージンさん 8点(2004-08-07 19:09:21)
50.あぁ、見てて切なくなるよ。
魚弱さん 10点(2004-07-26 02:39:29)
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【点数情報】

Review人数 129人
平均点数 7.76点
000.00%
100.00%
210.78%
310.78%
421.55%
564.65%
62015.50%
72519.38%
82922.48%
91914.73%
102620.16%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.75点 Review8人
2 ストーリー評価 8.54点 Review11人
3 鑑賞後の後味 8.88点 Review9人
4 音楽評価 9.75点 Review12人
5 感泣評価 8.77点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

1954年 27回
脚本賞フランソワ・ボワイエ候補(ノミネート)原案賞
外国語映画賞 受賞名誉賞

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