シベリア超特急のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シベリア超特急

[シベリアチョウトッキュウ]
SIBERIANE EXPRESS
1996年上映時間:90分
平均点:1.61 / 10(Review 210人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス戦争ものシリーズものミステリー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-05-05)【イニシャルK】さん
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監督水野晴郎
キャスト水野晴郎(男優)山下奉文陸軍大将
かたせ梨乃(女優)李蘭
菊地孝典(男優)青山一等書記官
西田和晃(男優)佐伯大尉
アガタ・モレシャン(女優)カノン・バートル
シェリー・スェニー(女優)グレタ・ペーターセン
占野しげる(男優)車掌
エリック・スコット・ピリウス(男優)ユンゲルス
フランク・オコーナー(男優)ポロノスキー
フィリップ・シルバーストーン(男優)ゴールドストーン
油井昌由樹ナレーション
原作水野晴郎
脚本水野晴郎
戸田奈津子(英語ダイアローグ)
作詞水野晴郎「戻らないロマンス」
撮影安藤庄平
製作水野晴郎
プロデューサー安藤庄平
西田和晃
美術徳田博
衣装コシノジュンコ(衣裳デザイン)
その他目黒祐司(スチール)
あらすじ
第二次世界大戦開戦前夜。ヒットラーとの会談を終えた山下奉文陸軍大将(水野晴朗)は、帰国途中に乗ったシベリア超特急で、謎の連続殺人事件に遭遇する。10人の乗客は次々に減っていく・・・はたして犯人は?映画評論家の水野晴朗が、監督、製作、主演、原作、脚本、はては主題歌の作詞まで手がけた怪作。「シベチョウ」の愛称で親しまれるカルト・ムービー。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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101.私はクソ映画が好きだ。なぜ好きかは他のクソ映画のレビューに書いているのだけど。そして、どれだけクソなのか確かめようと、この映画を借りる決意をして、レンタルビデオ店のレジにこれを持って行こうとした時、高校生と思われる男の子が側に4人程いて、そこに更に1人、友人と思われる男の子がやってくるやいなや、その友人達に「やべえ!俺、血便が出た!」と叫んだ。友人達は、「マジかよ!ありえねえっ」「今!?今!?」と大騒ぎ。そしてその少年は友人達に、この店のトイレでどのように血便を出したかを生々しく詳細に語り始めた。私は思った、《ヤバイ…ヤバイぞ。あまりにも出来すぎた話だ。クソ映画を探しに来て、もっとディープなクソ話に遭遇するとは。こんな偶然、そうそうあるもんじゃない。恐るべし、シベ超!凄い因果だ。よっぽどクソ映画なのか》と。期待値最大で帰って観てみた。観終わった……ああ、凄いや。凄いですね。水野晴郎が渾身の力で出したクソ。流れないよ。頭にこびり付く。何ですか、あの揺れない特急列車は。存在意義まるで0の英字幕は。水野晴郎の国宝級の棒読みは。「ヒトラーを止める」なんて、何様だ、お前は。ああ、言い出したらきりがない…。誰か、水野晴郎の目を覚まさせてあげてくれませんか。いや、てゆうかむしろ、彼の暴走を止めるのは、この映画を観た全ての人の義務なのか(あいつ今、パート5と6を撮ってるだろ)。あいつは目を開けたまま夢を見れる数少ない大人の1人だ。何てゴキゲンな奴だ。そりゃ、世の中お前みたいなゴキゲンな脳みその持ち主ばかりになりゃ、戦争も起こらないだろうよ。クソ映画と期待して、期待を上回ったことはあまりないけれど、これは、見事でした。観る前のエピソードで、もうすでにお腹いっぱいになってたのに、これは凄い。賛辞を込めて、0点。とんでもない映画です。そしてあれからどうなったんだ、血便ボーイ。
ひのとさん 0点(2003-12-21 14:10:33)(良:1票)(笑:34票)
100.《ネタバレ》 (映画に因んで「鉄道」に例えると・・)
鉄道マニアの水野晴夫氏は、周囲の友人にしたり顔で知識をひけらかすだけでは物足りなくなったのか、自分でも運転したいという欲求を抑えきれず、なけなしの金をはたき、無理を言って運転させてもらったのが、この「超特急」。しかし、鉄道知識は詰まっていても運転はド素人、当然のごとく「脱線」しまくり。というより「レール」を無視して暴走する始末。その割に止まっているかのようにピクリとも揺れない車両。暴走特急の行き先は誰にもわからない(水野運転手にもわかっていない?)。1800円の運賃を払った乗客は未知の体験で不安におののく。そして、やっとたどり着いた終点で水野運転手自らが車内アンウンスで語りかける、(棒読みで)「戦争はよくない!」と・・。列車を降ろされた乗客は呆然、やがて「金返せ」と抗議の嵐・・・。ところが、一般客には不評だった超特急も、「特殊体験」をしたい鉄道マニアの間では話題となり、話のネタにしたいがために乗車する者が後を絶たない。
STYX21さん 0点(2003-11-13 06:39:32)(良:9票)(笑:10票)
99.公開当時から話題となっていたシベ超を一度鑑賞しておこうと、ビデオ屋をハシゴして探していた大学生の時。大きな店には当然のように置いてなく、ある訳ないと思って入った「右手」がデザインされた看板の小さな店。
男臭漂う入るときより出るときに勇気のいる店なのだが、ダメ元で店主に尋ねてみた。「あの、シベリア超・・」「ああ、あれ試写会見に行ったよ!」嬉々として喋りだす店主。その試写会、はじめは50人ほどだったのが、終わりには20人足らず、そのうち6人は寝ていたと言う話を3回ほど聞かされた。このままでは4回目に突入かという所でようやく客が来て、俺は解放された。その間30分。ほうほうの体で帰宅するも、肝心のビデオを借りるのを忘れたのに気付き、再びビデオ屋へ。今度は意を決して一気に言い放った。「シベ超借りたいんですけど!」「・・置いてないよ。」「・・え!?」「あんなの試写会で十分だって、ははっ!」「・・・。」あんたが観るわけじゃねえだろぉがよぉぉぉッ!
その直後、日テレで深夜にノーカット放送されているのを観て、店主の優しさを知った。今、奴の店はカラオケパブになっている。
motsu 12さん 0点(2004-01-11 11:25:27)(笑:14票)
98.一緒に見てた友達の足がつった。
たけぞうさん 0点(2002-12-16 15:44:17)(笑:14票)
97.《ネタバレ》 「シベ超」...それはレビュワーにとって悪魔的な響きを持つ言葉だ。告白すれば、私はずっと後ろめたい思いをしてきた。「シベ超」を観ていなかったからである。私は辛い思いをしてきた。「シベ超」を観ていなかったからである。しかし、今ここに私は高らかに宣言する。「シベ超」を観た、と。私もついに真のレビュワーの仲間入りを果たした。もはやレビュー板が「シベ超」そのものを語る場というより、"「シベ超」で何を語るのか"を競う場になっているのをみれば、この映画から何か人を狂わす電波のようなものが出ていることは明らかである。再び私は宣言する。確かに電波を浴びた、と。「洗礼」を受けた、といってもいい。密室内の交換殺人という驚愕のプロット、そしてそれすらも軽々と無きものにする2重のどんでん返し。何をどう「どんでん返し」たのかや、「窓の揺れ」など問題ではないとばかりに、水野の愛を客室にギッチリ詰めこんで「シベ超」は勝手に疾走する。例えば想像して欲しい。友人の部屋に遊びに行ったとき、「シベ超1~4」がビデオラックに鎮座していたとする。こういう時、あなたならどう思うだろうか?私ならこう思う。「信用できるヤツ...」、と。例えば想像して欲しい。いつかこの映画をまだ見ぬ息子と観ることが出来る日を。「パパ!昨日は"シベ超11"を観たから、今日は"12"だね!」...あなたは頬が緩まないだろうか?。私なら緩む。私にとって「シベ超」とは、つまりはそういう映画なのである。再び告白する。私はこれほど稚拙で、これほど作り手の愛に溢れた映画を知らない。だから採点は放棄させて欲しいのだ。
veryautumnさん 0点(2004-02-06 23:11:07)(良:4票)(笑:9票)
96.レビューに書かれた声に押されて、ついに私も「シベ超」を鑑賞する機会に恵まれることが出来た。近くのレンタルビデオ店には、第一作から第四作まで、全てそろっている。神の導きだとしか思えない。意を決して会員登録を済ませ、いざ借り出そうとしたら、異変が起こった。店の管理用パソコンが、突然動かなくなってしまったのである。さすが、さすがは「シベ超」だ。店員のケアレスミスだったので、何なくパソコンは動き始めたが、何やら不吉な予感がする。私は慎重に家までの道のりをたどった。
一週間レンタルとは、実に便利なシステムだ。期間中、私は、三度「シベ超」を鑑賞した。明日には店に返却しなければならない。名残惜しい気がする。
鑑賞し終えると、その都度、私の口から「Viva!」だの、「Great!」だの、「Amaging!」だのと言った横文字が飛び出していたが、腹の奥底で、「四面楚歌」、「七転八倒」、「艱難辛苦」などの、どちらかと言えばネガティブな四文字熟語が、ぐるぐると渦を巻いて回っているのに気付かされた。
水野晴郎氏の、「映画への愛」と言う名の狂気がぶちまけられた93分。全くすごい。すごすぎて涙が出そうになるくらいだ。「かんべんしてくれ」と叫んで、土下座したい気にもさせられる。この次は、ニ作目から四作目まで、一気に借りて鑑賞することにしよう。ただし、大量のアルコールが必要になるとは思うが。
Acousticさん 0点(2004-06-11 01:22:02)(良:2票)(笑:10票)
95.神が舞い降りた。
腸炎さん 0点(2004-03-31 11:39:02)(笑:12票)
94.よく一緒に映画を見るM先輩という人がいるんですが、彼がちょっと足をケガしちまいまして。いつもは一緒にレンタル屋に行くんですが、さすがにその状態では同行するのもツラいってことで、その日は俺が一人で行ったんですね。M先輩には違う映画を借りてくるよう頼まれてたんですが、思いついちゃったものは仕方ない。彼の指令を無視して「シベリア超特急」を借りて帰るという暴挙とも呼べるイタズラを敢行しました。「シベリア超特急」と書かれたラベルを見た瞬間、彼はどんな顔をするだろう。早くM先輩の反応を見たい見たい。こんなにレンタル屋の帰り道がワクワクしたのは何年ぶりだろうか?もはや気分は新しいネタを思いついた若手お笑い芸人。そして期待通りの反応をしてくれたM先輩に気を良くしつつ映画観賞。―90分後―「続編とか借りてきたらマジで怒るよ?」と真顔で言われた俺はちょっとだけ反省しつつ、「シベリア超特急2」のビデオを借りに走るのでした。
コバ香具師さん 0点(2004-03-19 10:40:24)(笑:12票)
93.水野晴郎の人生は、負け続きでした。外地での敗戦(父は職業軍人)、中学中退。彼がNTVの映画番組の解説者として世に知られるようになるのは、39歳のとき。しかし、その番組を降板しての出馬。そして(本人にとっては)まさかの落選。番組に復帰した水野を待っていたのは、世間のあざけりと、男色(デブ専)の噂でした。クイズ番組や情報番組の司会に乗り出しますが、失敗。本作は、そういったどん底の時期に制作されています。さらに本作は、作品的にも、興行的にも惨敗します。水野の設立した「ウィズダム」は、本作の配給・制作を手がけ、そのために倒産。しかし水野は、ここで信じがたい決断をします。「シベリア超特急」のシリーズ化に専念するため、番組司会を再度降板・・・このとき、水野は65歳。水野にとって「シベリア超特急」は、最後の挑戦、退路を求めるよりは討ち死にする覚悟だったのだろうと思います。その姿が「無様」であるほど、私はそこに「有終の美」を感じます。本作をこれから鑑賞しようとする方は、「シベリア超特急」を1本の映画作品として捉えないでほしい。水野晴郎という「老兵士の散花」を見届ける覚悟で、どうか本作に挑んでいただきたいと思います。--------------------水野は昨年、スカイパーフェクトTVの専用チャンネルにて「ファン待望の映画解説者としての復帰」を果たしました。番組名は、「水野晴郎の発掘!エロエロ映画館」。 水野の挑戦は、まだまだ続きそうです・・・誰か、とめて・・・
DONGYAOSさん 0点(2004-07-07 13:10:33)(良:6票)(笑:5票)
92.名作『死霊の盆踊り』を観終えた俺は抜け殻だった。積年の夢を叶えた達成感が俺を無力にした。燃え尽き症候群というやつか。朝眠くて仕方がない。仕事に行きたくない。頭痛、胸焼け、激しい尿意。確かに連日飲み会だったが、それとこれとは別だろう。心の隙を埋めるために馬鹿もやった。行きずりの女と寝たし、ヤクにも手を出した。すまん。前半はウソだ。後半は某乳酸菌飲料のことだ。おかげでお腹の調子は良くなった。とにかく、俺には新たな目標が必要だったのだ。ニュードリーム。それは愛すべきクソ映画を見つけること。そんなある日、とある店先でとあるお菓子を見つけた。とある厚切りのカステラに、とある羊羹が挟んである。商品名は「シベリア」、とある。シベリア…シベリア…シベリアンハスキー…シベリア文太…シベ~リア~ン(チロ~リア~ン風に)…シベリア、、、超特急!!なんてこった。俺はあの『シベ超』をまだ観ていなかったのだ。なんたるエアロスミス。いやケアレスミス。自分のウッカリを嘆きつつ、歓喜のあまり小躍りした。もちろんシベリアだけにコザックダンスでだ。こうして俺の『シベ超』鑑賞までの長い道程は、太腿の激痛と共に幕を開けた。艱難辛苦、疾風怒濤、高脂血症な『シベ超』DVDゲットまでの冒険譚は、ここでは割愛させていただきたい。申し訳ないが、もう打てる文字数が少ないんだ。自業自得だが許してくれ。以下感想。全編に渡り感じられたのが、“やりたい放題感”。それはもう凄まじかった。特に噂のどんでん返し。銀座のショウウインドウで、ふるぽんM字開脚をしているような高揚を覚えた。ある意味、男の生き様を観た気がする。あの結末を恥ずかし気も無く用意する決断力!判断力!心意気!ぶっちゃけ、尊敬はしない。でも、映画批評という戦場の最前線に素っ裸で躍り出た監督の男気だけは買いたいと思う。この文章には嘘と悪ふざけしか存在しないが、この気持ちだけは本物だ。俺を信じて欲しい(ジャック・バウアーの口調で)。点数は0点。本音をいうと2点くらいだが、本作にはワーストランキング1位を目指してもらいたい。多くの人にこの映画のことを知ってもらいたいんだ。水野監督に出来て、俺達に出来ない事なんてない!そうだろう?勇気と希望を、この映画を観た人には掴み取って欲しい。今、俺は水野監督に敬意を表し、アメリカンポリスの格好でこの感想を書いています。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 0点(2010-04-19 19:19:19)(良:2票)(笑:7票)
91.みんなのシネマレビューに投稿をはじめてからみなさんのレビューにこれほど”愛”を感じる謎の作品『シベリア超特急』とはいかなるものか?と思い立ったが吉日早速レンタルビデオ店に向かいましたがその前に近くのうどん屋に寄り”スタミナうどん”なるものを食べました。今までに書かれたみなさんのレビューを見たら何かと体力が消耗しそうだったのでこれはもちろん意図的に食べました。さてうどんを食べ終えいざレンタルビデオ店へ出撃。一体どういうジャンルなのかと迷いましたけどサスペンスの棚になんと!①~④まですべて揃っているじゃないですか。さすがに全部を借りるには勇気と体力が無い(忍耐力も)と判断し前評判の①を手に取りあと別の作品を2本ほど借りてレジへと向かいました。カウンターで待っていると店員のお兄さんがいきなり「あの~この中で以前借りた作品がありますけどどうします?」と聞かれてしまったのだ。その時の私の頭の中は「シベ超、シベ超、シベ・・」しかなかったので「えっ!?オレって前にシベ超借りたことがあったっけ?」と自問自答してみたけど記憶にない。恐る恐るレジのお兄さんに「どっどれですか?」と問い返してみたら「これです」と『ブッチャーボーイ』を見せてもらい安堵の息がこぼれました。これほどレンタルビデオ店でドキドキしたことはアダルトビデオを初めて借りたとき以来でしたね。話はそれましたが本題の本作を自宅で観賞し終わった後に私はどれだけ腹筋を使ったことだろうか。この体力の消耗加減からしてどうやらスタミナうどんは正解だったらしいです。そして何より私はこの作品自体こそが”戦争そのもの”だと思った。私やその他多くの戦友たちはこの無謀とも言える戦争に志願して参加した。誰一人徴兵されたわけでもなく自分自身の意志で戦場へと向かったのだ。もし戦死したとしても全て自分の責任であり誰のせいでもないのだ。だからこそ我々は先達者としてこの戦争に参加したことに対して”見て、聞いて、経験して、感じたこと”を後世に伝えなければならない義務がある。私個人としてもこの戦争に参加したことが”意義ある”ものだったと見出せるまではまだ時間がかかると思うが、それまではこの”戦争=シベ超”がいかに無意味なものだったかを多くの人に伝えていくつもりです。  - シベ超戦線で華と散った多くの戦友に捧ぐ - tetsu78
tetsu78さん 0点(2004-07-18 01:54:33)(良:3票)(笑:6票)
90.そもそも私がこの「みんなのシネマレビュー」に会員登録させていただいたきっかけは,先日まで公開されていた「CASSHERN」を観た後の怒りをぶつける場所を求めたからに他ならない。監督の独りよがりな思想の押し付けや,アニメ「新造人間キャシャーン」への憧憬の念をぶち壊すストーリー展開と設定…数え上げればキリがないあの糞映画への罵詈雑言を聞いていただいたこのサイトに限りない愛着を抱くのにさして時間はかからなかった・・・
 やがて「CASSHERN」レベルの最低映画と呼ばれる作品が他にもあるのだろうか」という好奇心にかられた私は「平均点ワーストランキング検索」という禁断の検索操作に手を染め,この「シベリア超特急」のレビューと出会ってしまったのである。この後の私の気持ちの変化は№.52の《なんだかんだいってもやっぱり色即是空》氏の心理描写と100%合致する。まさに怖いもの見たさ。「自分のした屁を必ず嗅いでしまう」「鼻をかむと必ず開いて見てしまう」「地方の公園の汚い汲み取り式便所を必ず覗き込んでしまう」等の行為の必然性を図らずも確認する結果となった。
 そして「シベ超」鑑賞後,ここに至って私は自分の良心の呵責に激しく襲われることになる。それは「CASSHERN」と「シベ超」に同じ0点をつけるという行為が果たして人道上許されるのか?ということである。「シベ超」に0点をつけることには何のためらいもない。しかし,「シベ超」を基準にすれば, あの「CASSHERN」でさえも映画として1万倍の価値があると感じられるからである。「出川哲郎とベッカム」「金日正とアインシュタイン」くらいの甚だしい差である。しかし数学的には0点は何万倍しても0点であり,「それなら」と「シベ超」に1点をつけることができるかというと,それこそ私の良識が邪魔をして許さない。かようににっちもさっちも行かない状態でつけた0点であることをご理解いただきたい。普通の0点とはまったく重みが違うのである。
 そして,この映画との出会いが今後の自分の映画との接し方の決定的な道標となった。私の内なる声は私にこう命令する。『「死霊の盆踊り」と「北京原人」も制覇せよ。』と。そして,それが達成された時,私は「色即是空」氏の最後の1フレーズを借りてこう叫ぶに違いない。「悔いはない,本望である。」と。
S.H.A.D.O.さん [映画館(字幕)] 0点(2004-06-30 17:54:05)(良:6票)(笑:2票)
89.甘く濃厚なラブシーンに、もし「電動こけし」が出てきたら、あなたはどう思うだろうか?恐らく多くの人は、生々しくも美しい愛のシーンがこけしによって壊されたことに落胆あるいは怒りを感じるだろうと思う。
晴郎には映画への愛は間違いなくあった。私の記憶が確かならば、映画の宣伝担当から始まり、映画評論家という売れなければ霞すら食えない稼業に足を突っ込んだ男。食えない仕事をあえてやるというのは、そこに並々ならぬ思い入れがあるからに他ならない。その「思い入れ」こそが、愛なのだ。過剰な愛は時に身を滅ぼすこともあるが、運良く晴郎は映画評論家としての名声を着々と積み上げていった。
そしてその愛が形になったのが、まさしく「シベ超」である。何を思ったか晴郎は、映画への愛を形に残そうとしてこのシベ超を作った。愛はあった。しかし晴郎には、大切なものが欠けていた。「女を満足させるテクニック」---観客を満足させるテクニックや演出、技術である。そこで愛を示すために晴郎は何をしたか?---電動こけしを惜しげもなく使ったのだ。愛する女を幸せの絶頂にしたくても、自らの体ではそれを示せないと知った時、男は電動こけしで幸せにしようと考えたのだ。私はそれを否定しない。例え電動こけしでも、その手段が「愛」から来るものであれば---全く揺れない列車、外人を出してゴージャスにしようとハリウッド俳優ではなくI事務所の外タレ起用。何の前触れもなく舞い降りるひらめき。そして強引なほど狂おしい戦争反対のメッセージ。愛はあっても、それを表現できない男のもどかしさが、これらに存分に溢れていた。繰り返すが、私はこれを否定しない。テクニックがあっても愛がないプレイボーイより、テクニックが偽物でも愛を感じる方を私は選ぶ。ここには三文ラブストーリーなんかより遥かに深い愛の真実がある。ああ・・・映画って本当に、素晴らしい・・・

追記:シベ超に関する怪奇現象が数々報告されているが、私の体験を紹介しよう。私のデッキは通常テープを入れると自動的に再生が始まるのだが、テープを入れても再生できずデッキから吐き出されてしまう。古めのテープで2、3回そういうことはあったが、シベ超の場合は覚えている限り20回トライし、その度吐き出された・・・それ以上の回数は分からない。やはりシベ超には私たちの知らない何かがあるのか?結果が分かり次第、追って報告する(嘘)
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん 0点(2004-06-08 22:31:02)(良:2票)(笑:6票)
88. かわいい馬鹿な我が子が一生懸命回答した「零点」の解答用紙をみた親の気持ち。すがすがしい、おもいっきり0点。毎日みるとガンにならない。
あるやんこびっくさん 0点(2001-07-31 01:22:36)(良:1票)(笑:6票)
87.じ…次元が違い過ぎる     
 漫画「ドラゴンボール」ピッコロのセリフより
ジャイロボーラーさん [ビデオ(邦画)] 0点(2004-12-24 04:25:50)(笑:6票)
86.・・・地雷を踏んでしまいました。瀕死の重傷を負ってしまいましたが、最後の力を振り絞り、なんとか感想を書かせてもらいます。 想像を絶する作品。ミラクル。イリュージョン。荒唐無稽。支離滅裂。幼稚園児が描いた絵。ある意味、麻薬。一生のトラウマ。何よりも凄いのは水野晴郎本人がこの作品を自画自賛していること。また、監督の意図していない所でウケているのに、本人はそのことに全く気づいていないのも凄い。映画ファンが「水野ウイルス」に侵される前に、日本の政府は「非核三原則」ならぬ「非水野晴郎監督作品三原則」を立法すべき。
スペシャルラブさん 0点(2003-03-23 00:39:32)(笑:6票)
85.まず私の鑑賞環境が"映画館"になっていることに驚かれるかもしれない。そう、私はあの知る人ぞ知る祭り"シベ超祭り"経験者なのだ。水野監督亡き今となっては2度とお目にかかれないあの伝説の祭りの…。

【説明しよう、シベ超祭りとは何ぞや?】
映画館を借りきって行われるイベントで、約10年前に私の参加した祭りではシベ超1~3の上映。水野監督とぼんちゃんによる解説&トークショー。しかも監督とぼんちゃんは観客席にて一緒に鑑賞するというスタイルで、上映後にはサインや記念写真にも快く応じてくれるという、ほんとファンへのサービス精神に溢れていました。観客もわざわざ遠く離れた場所から来ているという追っかけ(?)みたいな熱心なファンもおり、映画は劇場参加型の様相を呈していた。例えば、閣下がスクリーンに登場したら拍手が起きたり、ゴールドストーンやぼんちゃん、ロープ等が画面に現れるだけで爆笑というルールみたいなのが出来ており、言うなれば「ロッキーホラーショー」の日本版である。そこはもはや日常とはかけ離れた異次元空間と化しており、迷い込んだが最後、劇場を出る頃にはすっかり洗脳されているだろう。気が付いたら私はシベ超裏ビデオなる怪しげなグッズを買わされ、満面の笑みのマイク水野監督としっかり2ショットで記念撮影をしてもらうという行動を行っていた。 いや~映画(シベ超)ってほんとにこわいものですね~(笑)

映画自体は確かに破綻してるし、真面目に評価するのが馬鹿らしいくらいの出来だ。しかし、あの監督の自信に満ち溢れた満面の笑みと、映画に対して熱く語る姿を観ていると、批評するのが馬鹿らしくなってきた。ここは最後まで映画に情熱を注いだ偉大なる映画人水野監督に敬意を表して10点献上……といきたい所だがどんでん返しで0点献上!(笑)やっぱりこの映画には0点が似合う。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 0点(2013-11-24 00:11:43)(良:1票)(笑:4票)
84.もうだめだ…(いろんな意味で
キリキリマイさん 0点(2004-06-14 13:54:18)(笑:5票)
83.《ネタバレ》 ついに見た。これでようやく私も一人前だ。いやはや、前評判にたがわぬ出来だった。まず冒頭、駅のシーン。著しく制限されたカメラアングルから、セットの狭さが伺える。車掌が切符を切りながら登場人物を紹介するという、反則気味な演出の後、列車は動き出した。その後、連続殺人発生となるのだが、もう、この部分のトリックを理解することは完全放棄。だって、誰がどの部屋か丸暗記してないと絶対理解できないよ、コレ。途中、「犯人が捨てた衣服から毒殺に使った薬品の反応が出れば、それが証拠になる」というわけで、衣服を探すのだが、当然のことながら犯人はすでに服を窓から投げ捨てていた。にも関わらず「この列車は風が強い。ひょっとしたらどこかに引っかかっているかも知れん(セリフうろ覚え)」という山下の発言に、佐伯が窓を開ける。おいおい、これでまさか本当に引っかかってないだろうな。引っかかってたらギャグだぜ…?「ありました!」ワオ!…しかしこれもご愛敬。どう見ても走っているように見えない屋根上での格闘もご愛敬。他の俳優陣の熱演と見事なコントラストを描く、晴郎くんの演技もご愛敬。ここまでで相当笑い疲れているのに、終盤の「アイガッタプルーフ!」で止めを刺された。さらに恐るべきは、この後の2重どんでん返しと、「シベリア超特急」なる、晴郎くん作詞のイメージソング。私は完膚無きほどにまで叩きのめされた。さすがシベ超…、燃えたぜ。燃え尽きたよ。脚本に疑問を感じながらも、見事に仕事をやり遂げたそれぞれの俳優とスタッフに乾杯。(以下真面目レビュー)確かにクソ映画かも知れない。しかし、水野氏の熱意と映画を愛する気持ちだけは、物凄い伝わってきた。だから不思議と「金返せ」とは思わない。本作の破綻したプロットと、チープな演出・編集は、通常の尺度で点数を付ければやはり0点だろうが、でも、私はこの映画が好きになった。自分の好きなことを仕事にしていて、なおかつそれに100%の力を注げるなんて、なんて素敵なことだろう。少なくとも私は、彼を非常に羨ましく思う。「クソ映画」と言われつつも、これだけ多くの人が本作を鑑賞し、レビューを書いていることから考えても、本作は、いわゆる「愛すべき、憎み切れないイモ映画」なのだ。
カシスさん 0点(2004-04-05 11:18:07)(良:4票)(笑:1票)
82.想像もつかないスケールで描かれる、緊迫感大の揺れない列車内での殺人。ヒトラーを止めるというありえない志を持つ山下大将の、「戦争はよくない!」の台詞はあなたの心にズシリと響く!20世紀最高のバイオレンス・反戦・コメディー・ドラマ・サスペンス・自己満足といった、ジャンルがまるでわからない巧妙な仕掛けにあなたは気付くか!? 1993年公開の今作品は、今でも「圧倒的な世界観に驚かされた」という反響が数多く、妙に鉄道に詳しいリピーターが続出しているという。さらに「あの名(迷)作パール・ハーバーより(は)戦争の悲惨さを教えてくれる」という言葉もいただいている。まさに邦画の大傑作。これを見ずに映画を語るな!(一部取り消し)
飛ばねぇ豚は、ただの豚ださん 0点(2003-12-22 22:37:28)(笑:5票)
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【点数情報】

Review人数 210人
平均点数 1.61点
010148.10%
14923.33%
2209.52%
320.95%
494.29%
5115.24%
631.43%
741.90%
810.48%
910.48%
1094.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review10人
2 ストーリー評価 0.45点 Review20人
3 鑑賞後の後味 3.52点 Review19人
4 音楽評価 0.91点 Review12人
5 感泣評価 0.21点 Review14人
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