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にごりえ

[ニゴリエ]
1953年上映時間:130分
平均点:7.36 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画オムニバス小説の映画化
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タイトル情報更新(2020-06-07)【イニシャルK】さん
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監督今井正
キャスト田村秋子(女優)齊藤もよ(第1話「十三夜」)
丹阿弥谷津子(女優)原田せき(第1話「十三夜」)
三津田健(男優)齊藤主計(第1話「十三夜」)
芥川比呂志(男優)高坂録之助(第1話「十三夜」)
久我美子(女優)みね(第2話「大つごもり」)
中村伸郎(男優)安兵衛(第2話「大つごもり」)
長岡輝子(女優)山村あや(第2話「大つごもり」)
荒木道子(女優)しん(第2話「大つごもり」)
仲谷昇(男優)山村石之助(第2話「大つごもり」)
岸田今日子(女優)山村家次女(第2話「大つごもり」)
北村和夫(男優)車夫(第2話「大つごもり」)
淡島千景(女優)お力(第3話「にごりえ」)
杉村春子(女優)お初(第3話「にごりえ」)
賀原夏子(女優)酌婦(第3話「にごりえ」)
南美江(女優)お八重(第3話「にごりえ」)
山村聰(男優)朝之助(第3話「にごりえ」)
文野朋子(女優)(第3話「にごりえ」)
宮口精二(男優)源七(第3話「にごりえ」)
十朱久雄(男優)藤兵衛(第3話「にごりえ」)
小池朝雄(男優)女郎に絡む男(第3話「にごりえ」)
神山繁(男優)ガラの悪い酔客(第3話「にごりえ」)
加藤武(男優)やくざ(第3話「にごりえ」)
内田稔(男優)
河原崎建三(男優)(第3話「にごりえ」)
松山省二(男優)太吉(第3話「にごりえ」)
加藤治子(女優)
三崎千恵子(女優)
北見治一(男優)
加藤和夫【俳優】(男優)
原作樋口一葉「十三夜」/「大つごもり」/「にごりえ」
脚本水木洋子
井手俊郎
音楽團伊玖磨
撮影中尾駿一郎
配給松竹
美術平川透徹
編集宮田味津三
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2.僅か百数年の間に女性の生活環境の向上は驚くほどに変わってしまった現在ですが明治の女の人の生き方の大変さが身に染みて伝わってくる日本の誇れる素晴らしい映画でした。時代のズレは仕方ありませんがいまだからこそ原作も読んでみたくなりました。何が幸いとなるのか?二話の出来損ないのドラ息子(仲谷昇)の悪行が救いとなり、おみねさん(久我美子)にとっては神様のように思えたでしょうね。
白い男さん [地上波(邦画)] 9点(2012-02-11 14:02:32)
1.《ネタバレ》 DVDではなんだか良く解らなかったのだが、文芸座で観て「フィルムの方が遥かに画像・音声が良いじゃねえか」と驚いた。私は「映画的」には第一話が素晴らしいと思う(原作は第三話と「たけくらべ」が好き)。
他の二作は写実的な描写であるのに対し、第一話は叙情味に溢れている。『嫁ぎ先の理不尽な扱いにお関は離婚を覚悟して実家へと帰るが、父に諭されて再び嫁ぎ先へと帰る』という話ですが、彼女が実家の門を出たところからの描写に映画の真価が発揮されていた。

上野広小路(鶯谷あたりから)までの暗い夜道、幼馴染(芥川)と出会うが、彼は落ちぶれているわけです。相手はお関の事を「裕福な家に嫁いだ幸せ者」と思っている・・・が、お関は「そうではない、私もとても辛いの・・・」と訴えたいのだが、言葉にできないまま上野広小路へと着く(右手にはセットながら不忍池が!)、二人の別れの先には全く希望は見えない。今井正はこの二人の刹那の時間そして空間に着目した。映画的だと思う。

第二作・三作ともに良い出来なんですが、二作目はドラマチックにカメラを動かしていたのが面白く、久我美子の行為は『是か否』ということが気になった。

三作目は、原作の素晴らしさに監督が映画化に困ったのではないかと思わせる印象を受けた。山村聡と淡島千景よりもとにかく杉村春子が持っていっているような・・・

三人の女主人公ともにともかく悲惨です。
ただ、第一作の丹阿弥谷津子が、一番の成功者のようにみえて一番残酷なような気がしました。子供・家族の経済的支援のために半ば奴隷になるかのような決心をし、更に幼馴染の落ちぶれを見、暗い夜道で別れていく。希望が本当にみえない。
溝口健二「浪華悲歌」のラストのような暗さです。
サーファローザさん [映画館(邦画)] 9点(2010-08-13 23:26:55)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 7.36点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6321.43%
7535.71%
8428.57%
9214.29%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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