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散歩する惑星

[サンポスルワクセイ]
Sånger fråm andra våningen/SONGS FROM THE SECOND FLOOR
2000年スウェーデン
平均点:4.07 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
新規登録(2003-12-28)【おっさんさんさん】さん
タイトル情報更新(2004-07-05)【合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)】さん
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監督ロイ・アンダーソン
あらすじ
渋滞が永遠に終わらず、日常的に「鞭打ちデモ」が行われる街。30年勤めた会社をリストラされた男、人探ししてるだけなのにフクロにされる男、人体切断マジックで本当に切断されてしまう男、自分の店に火をつけた老人と詩人だったのに今は精神科に入院している息子。彼らのエピソードが交錯する物語。彼らは何を求めているのか?そして、ここはどこ?あんたたち一体、何者なのさ・・・?
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1.《ネタバレ》 コレはもう完全に「やられた!」って感じです。なーんにもないような「やおい」映画の姿をとりながら、意味不明の出来事が映画の最初から続けざまに、しかしセンセーショナルさは全くなく、ワンシーンワンカットのほとんど動かないカメラワークが見る側を傍観者の感覚にさせる。それはまるで蛇口からぽたぽた落ちる水滴が桶を満たしていくように、ユルユルに迫る様々な出来事に力なく笑いながら、傍観者として画面を何となしに眺めているうちに・・・桶から水が静かに溢れた時・・・「この映画には何かある!」と感じた時、ただのやおい映画は、スクリーンではなく頭の中で激しくとぐろを巻いて動き始める。一見意味のないあらゆる出来事やセリフの全てに意味があるような気がしてその答えを見つけ出すのに必死になるだろう。そして「答え」が見つかった時・・・それが終わりではない。見るたびに違う解釈が生まれそうになるのでますます混乱しそうになってくる。ちなみに私はこの映画をキリスト教における「最後の審判」だと思ったがどうだろう。死者が蘇り、生ある者は逃げ惑うが逃れることはできない。永遠に終わらない渋滞、運びきれない荷物を抱え空港を牛歩する人々の頭上を轟音が空しく駆け抜ける様は、誰もが逃れられない審判の時を示しているようで、その後に続く「兄さんの時代が来るよ」というセリフが、声をあげず苦難に耐えた神の僕への救いにも聞こえる。だが映画は「正解」を示してはいない。もっと深い答えがあるのかもしれないと、ゆる~い声で「ボンボヤ~~ジ」と送り出され、脳内思考の旅が始まってしまう。期待していたのとは違う部分でこれ以上ない面白さを体験させてもらった。「何かある!」と感じたら、見終わった後またDVDを再生してみるといい。冒頭のシーンのセリフがとても意味ありげに聞こえる。ただこの映画を見た人がみんな「何かある!」と感じられる訳ではないだろう。見る人を選ぶ映画だ。ちなみに私はクリスチャンではないので、最後の審判について誤解している部分があるかもしれないことを追記する。
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん 9点(2004-07-04 07:37:08)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 4.07点
000.00%
116.67%
2320.00%
3213.33%
4426.67%
516.67%
6320.00%
700.00%
800.00%
916.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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