予兆 散歩する侵略者 劇場版のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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予兆 散歩する侵略者 劇場版

[ヨチョウサンポスルシンリャクシャゲキジョウバン]
2017年上映時間:140分
平均点:6.50 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-11-11)
ホラーサスペンスSFTVの映画化
新規登録(2017-11-14)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2017-12-03)【イニシャルK】さん
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監督黒沢清
キャスト夏帆(女優)山際悦子
染谷将太(男優)山際辰雄
東出昌大(男優)真壁司郎
中村映里子(女優)斉木葉子
岸井ゆきの(女優)浅川みゆき
石橋けい(女優)
吉岡睦雄(男優)
諏訪太朗(男優)
渡辺真起子(女優)粕谷の妻
中村まこと(男優)粕谷
大杉漣(男優)西崎
脚本黒沢清
高橋洋〔脚本〕
音楽林祐介
和田亨(音楽プロデューサー)
撮影芦澤明子
制作WOWOW
ポニーキャニオン
配給ポニーキャニオン
美術安宅紀史
編集高橋幸一
録音柴崎憲治(音響効果)
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1.《ネタバレ》 すごく面白かった。
映画『散歩する侵略者』を観て「悪くはないが……うーん」と思い,その後劇団イキウメの舞台『散歩する侵略者』のDVDをみて「やはりこれは舞台で映える物語なのでは」と思った後,ふとこの作品を知ってDVDで観ました。

舞台のコアな設定と「夫婦の物語」という軸を大事に取り出し再構成していてとても素晴らしかった。
舞台(とそれを元にした映画)を知っているからこそ,「誰が侵略者なんだろう?」ということを念頭に置きながら,普段と違う夫,異様な外科医,狂ってしまった(ように見える)同僚……と謎解きも平行にできたのも面白かった。

舞台では「ガイド」という役割は,「宇宙人をガイドする人」というだけだったけれど,この作品では「(結果的に)概念を奪う共犯者」になっていて,その葛藤も良かった。
東出さんの得体の知れなさもすごくいい。概念を身につけどんどん地球人らしくなることも怖く,そしておぞましくも思えた。

舞台では「愛という概念」がややベタに使われていて少し冷めましたが(「愛」が「特別で素晴らしい」という既存のイメージに対して疑問を持たせずそのまま描かれていたからです),この作品では特別なものでもなく,「複雑な概念の1つ」として扱われていたのもよかった。
それと同じように物語の帰結も「世界の終わり」を描き切らず,鑑賞者に委ねたのも心地よかった。

終末を終末として描く作品にはあまり巡り合わないが(そのような作品の多くは終末を回避してしまうので),そのような点でも稀有な物語となっていて,とてもよかった。
決して明るい物語ではないけれど,素晴らしい作品だと思いました。
プランクトンさん [DVD(邦画)] 10点(2018-10-26 18:34:01)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4116.67%
5116.67%
6233.33%
700.00%
8116.67%
900.00%
10116.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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