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雨の町

[アメノマチ]
2006年上映時間:95分
平均点:5.14 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-03-25)
ホラーサスペンスミステリー小説の映画化オカルト映画
新規登録(2006-11-21)【.】さん
タイトル情報更新(2017-04-24)【イニシャルK】さん
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監督田中誠
助監督武正晴
滝本憲吾
キャスト和田聰宏(男優)兼石荘太
真木よう子(女優)香坂文緒
成海璃子(女優)高橋絢子
品川徹(男優)
光石研(男優)
安田顕(男優)
江口のりこ(女優)
内田春菊(女優)
桂亜沙美(女優)
北山雅康(男優)
清水昭博(男優)
菊地秀行(男優)
上田耕一(男優)
草薙幸二郎(男優)
絵沢萠子(女優)
原作菊地秀行『雨の町』(短編集「死愁記」収録)
脚本田中誠
奥寺佐渡子(脚本協力)
音楽遠藤浩二
プロデューサー宇田川寧(エグゼクティブプロデューサー)
美術ピエール須田(特殊造形)
安宅紀史
衣装宮本まさ江
照明矢部一男
あらすじ
流れ着いた子供の死体には、内臓がなかった。取材を開始したルポライターの荘太は、村の小学生たちが集団で失踪したという「35年前の事件」にたどりつくが・・・。
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1.《ネタバレ》 見ている間じゅう原作がどうなっているのか気になって仕方なかった。やむを得ず読んだが、それ自体は何とか成り立ちえていた短編を、長編映画にした段階で破綻したようでもある。
まず撮影地に関して、群馬県中之条町の中心街は原作の町に近い気はするが、実際の出来事はほとんど山間部(旧六合村?)で起きており、また序盤で申し訳程度に天気雨が降ったものの、基本は好天の日のため題名のイメージにかなりそぐわない。撮影の事情を観客側が斟酌してやらなければならない状態になっている。
またこの映画独自の趣向として、現代の都会では自宅に安心できる場所のない子どもがいる、という社会問題を最初に提示したのは特に悪くなく、主人公が劇中の子どもらに同情する理由にもなっている。しかし一方で「カッコウ」という言葉が原作のような侵略者的な存在を思わせるため、可哀想な子どもというイメージとの整合が取れない。最終的には侵略テーマの雰囲気が強くなり、当初の社会問題はどこへ行ったのかという変な印象を残す。
そもそもバケモノの基本的性質が整理されていないようで気分が悪いが、あるいはこの映画では少年と少女の性格付けが違っていて、少年の方は原作通りの侵略者だが、少女の方は当初の社会問題に対応した映画独自のキャラクターだったということか。それにしても少女の元の家庭環境に問題があったようでもなく、主人公の思いに直接つながる存在には感じられなかった。結果的に何を受け取ればいいのかわからない半端な作りで、どちらかというと見て損した部類の映画だった(感想もまとめにくい)。

その他気づいた点として、
○根本原因は何なのかという疑問を持ったまま解消されずに終わる印象だったが、それは「あまんじゃく」などという言葉を半端に出したためである。
○少年少女がモンスター化するのは安直だ。オカリナも安直だ。
○内臓がないというのも映画独自のことである。「内臓がないぞう」というオヤジギャグを言いたくなる。
○成海璃子という人は「妖怪大戦争」(2005)に続き変な役をしているが、小学生にしては発育が良すぎるように見える。こういう少女が「お兄ちゃん好き」では、その方面の愛好者を狙ったように見えるがそういうことなのか。内臓がなくても女の子といえるのかと思ったが、あるいは内臓がない方が純粋な少女愛の対象かも知れない(突っ込み過ぎか)。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 3点(2020-09-12 10:23:18)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 5.14点
000.00%
100.00%
200.00%
3114.29%
4114.29%
5342.86%
6114.29%
700.00%
8114.29%
900.00%
1000.00%

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